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ーー味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?
今と全然違った文体で驚きました。あえて周りに合わせたレベルで書いてるのかな…。宝の持ち腐れ。そして榎田尤利曰く「自分が一番書こうとしていた作品の内容に一番近かったのが当時のJUNEだった。」らしいです。
とりあえず、涙が止まらなかった。あと、全体的に死が近い。なんだか読み返したくなってうずうずしちゃう本。久留米が死ぬとこ見たくないから先に死ねばいいんだって、その不安定さが愛おしい。
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「夏の子供」と同時に発売になった、魚住くんシリーズの豪華版です。
ハードカバーと総集編・・・・というより、
話の書き下ろしと、茶屋町さんのイラストが見どころだと思います。
イラストも、書き下ろしも少ないのですけど、魚住君シリーズを好きな人なら拝見する価値は絶大だと思っています。
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すごく良かったです。変な言い方かもしれませんが、BLを読まない人にも胸を張ってお奨めできる作品ではないかと。主人公2人だけの閉じた恋愛物語じゃなくて、登場する沢山の人たちがちゃんと奥行きを持った人間として描かれていて、それぞれの絆があって。色々な事を考えさせられる作品です。
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名作。BLで号泣するとは。文庫を全部もってるから買うの迷ったんだけど(高いし)、書き下ろしが入ってるっていうから買っちゃったー。ずるいなあ(笑)
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BL小説まさかのハードカバーですよ。
榎田さんの作品ということで、ハズレはないだろうと思い購入したらハズレどころか大当たりでした。
顔はいいのに精神的・身体的に問題ありまくりな魚住と、優しくはないけど魚住にとって一番一緒にいて楽な存在の久留米の物語です。
BLの癖にまさかの一巻にエロシーンがない!という驚きと、読み終わったあとの充足感に色々と吃驚させられた作品です。ていうか、両思いにすらならないのかよ、みたいな(笑)
あ、これは1巻で、2巻は「夏の子供」です。
BLだからと敬遠せず、沢山の方に読んでもらいたい作品です。
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「おまえが泣くところ見してみ」
なんだかんだで世話焼きサラリーマン(久留米充)・何かと不幸な院生(魚住真澄)
魚住が久留米の家に転がり込むところから始まる、生と死と友と愛のお話。
魚住くんシリーズ復刻版…だったのですね。知らなかった。
何気なく買ってみたら、大当り!あー新品買えばよかった(笑)
いくつかの区切りのよいお話しで構成されてますが、どれもこの人たちの世界を知るうえで欠かすことのできないお話しだなぁと思いました。魚住くんが様々な人と関わることで成長、、というか人間らしくなる様が微笑ましかったです。そして鈍い2人がもどかしい!そのもどかしさも一興。最後のお話しは涙無くして読めませんが、大切なものについて考えさせられる感慨深いお話しでした。
文句なしで殿堂入り!
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【あらすじ】
味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに居候している。味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?インド人の血を引く隣人サリームに、久留米の元彼女のマリ。日常に潜む生と死、哀しみと喜びの物語。
【感想】
魚住くんシリーズ上巻。マリちゃんの存在感が際立っています。
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ハードカバーの重みが愛しくて、買ってよかったなと思いました。
期待していた書き下ろしラブラブは読めませんでしたが。笑
ずっしりとした重みは、人生の重み。愛の重み。
BLというカテゴリに収まらない、深い人間愛のお話。
こうして手に入ったので、安心してゆっくり大切に読もうと思います。
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文庫で追っていたものが、一冊のハードカバーになりました。
出てくる登場人物たちがとても愛しい。
みんなでご飯を食べるシーンはとても幸せ。
なんでだろうなあ、と考えますが、一つは混ざりたいなあっていう希望かな。
偏見なく、信頼はしているけれどもたれることなく、同じ食卓を囲むように、日々の付き合いがあります。サリームと一緒にご飯つくりたい。
さちのちゃんと一緒に、ご飯食べられたらいいのにな・・・。
ネズミランドでもさちのちゃんあんまり食べてなかったし。
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おそらく十年ぶりに読みました。「魚住くん」の完全版。BL小説がこんな風に1冊のハードカバーで出るってそうそうないよな、ということに改めてこの本の人気をしみじみと感じました。色んな人の心にもこの本が響いているってマジマジすっげー嬉しいですね。
十年ぶりに読むと、最後が決まっていて、それに向かって書かれていた本なんだなとしみじみしました。
そしてやっぱり十年前と同じところにドキドキしたりぐっとしたりした。
「お前のこと好きなんだ」辺りはもちろん、「久留米が呼んだんだ」のところにいつも泣きそうになってしまいます。後者は泣くところじゃないかもしれないのに。こっちはもっと硬質だけど、文章の書き方とか影響受けているかもとハッとしました。第三者が見たら残念なくらい似てないけど(笑)。
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BLとは知らずに図書館で借りた。描写が少ないとは言えBLを普通の本棚に置いてあるとはびっくり・・・。
味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに居候をしている。
味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?
インド人の血を引く隣人サリームに、久留米の元恋人のマリ。
日常に潜む生と死、悲しみと喜びの物語。
出てくる人々の脆さ、あやうさが本から次々とあふれ出て、涙が出そうになることも。
これは是非続編も読んでみたい。
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いいBL。
というか、最近のBLとはちょっと違うかもしれない。
うっかり腐っていない友人に薦めたくなる本。
危うく切ない、いい話。
続編の「夏の子供」まで既読。
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泣いた。魚住に萌えた。胸がいっぱい。無邪気さがたまらない。
始まりは滑稽なぐらい不幸体質にニュートラルな魚住で…いや、味覚障害だの本当は壊れまくりなのに…久留米大好きなんだよね…ぁあ言葉に出来ないっ!
その他の登場人物も魅力的だった。どの人もいないと違う空気になってしまうような。マリちゃん凄いし。
久留米が王子様的に助ける役じゃないとこも好き。魚住を可哀そうとか思ってなくて、呆れながらも見てると面白いって感じの久留米がいいな。しょうがない、放っておけない、だけど少しだけ見せる喜ぶ姿とか楽しんでる感じが。
次は夏の子供。眠らず読みたいんですけど、どうしてくれるの。
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久々に読んだ。
高校時代に友達に借りて読んで、後に手に入れたいと思ったときにはもう手に入らなくなっていた。
復刊を知って、衝動買い。
BL好きな人じゃなくても、読めると思う。
(私もそうだった)
マリさんの科白がささるんだ。
20111218再読
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★みんなの評価が高すぎたみたい。期待していただけに、男の子同市の恋愛?やらが、でてきた時にはがっくり。
→味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに居候している。味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?インド人の血を引く隣人サリームに、久留米の元彼女のマリ。日常に潜む生と死、哀しみと喜びの物語