紙の本
BL枠でくくれない面白さ。
2010/01/19 10:11
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デコデコ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前からこの魚住くんシリーズは名作だと聞いたいたのですが、廃盤だったり、人気だったりと、手が入りませんでした。
これは、その復刻版。
ハードカバーで2段組としっかり読ませてくれます。
BL特有の肌色多い表紙でもなく、挿絵もほとんどナイなど、特殊ですが、とても素敵な仕上がりになっています。
内容も普通の小説のように、ホームドラマ的&恋愛要素ありですごく楽しめます。
電子書籍
一気読み
2017/10/28 11:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Miko - この投稿者のレビュー一覧を見る
寝る前に試し読みだけするつもりが…電子で購入、気付いたら外が明るくなっていて、もう午前中も終わり。一気読みでした。文庫本のほうに魚住くんシリーズとタイトルがついていて「魚住くんが主役なのね」ぐらいの感じで何も知らずに読み始めたので、まさかこんな内容とは。最後のほうは涙が止まらなかった。途中でやめられないと思うので時間と体力、気力のある時にどうぞ。全然感想になっていないんですが、とにかく読んで!としか言えないです。
電子書籍
味覚障害を克服する物語
2023/06/24 12:35
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
美貌の魚住君は、ちょっと変わった人
味覚障害は、食欲に直結していて、生きる意欲も薄くなって
ボーっとしているけど、頭が悪いわけじゃない。
原因は、過去のトラウマ。
過去のトラウマを解消して、魚住君が生きる意欲を持ち、将来の夢に向かって行動するに至るまでの、友人たちが注ぐ愛情。
愛情を注ぐというか、魚住君の変化をみんなで待っている。
美貌だから、良い友を得ることができたのか分からないけれど、
魚住君は、過酷な経験を味わっても、生き直すことができた徳のある人物として描かれていた。
白い紙本二冊、上下で読んだけど、手が疲れるし、文字も小さいしで、
電子版で再購入する予定。
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ーー味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?
今と全然違った文体で驚きました。あえて周りに合わせたレベルで書いてるのかな…。宝の持ち腐れ。そして榎田尤利曰く「自分が一番書こうとしていた作品の内容に一番近かったのが当時のJUNEだった。」らしいです。
とりあえず、涙が止まらなかった。あと、全体的に死が近い。なんだか読み返したくなってうずうずしちゃう本。久留米が死ぬとこ見たくないから先に死ねばいいんだって、その不安定さが愛おしい。
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「夏の子供」と同時に発売になった、魚住くんシリーズの豪華版です。
ハードカバーと総集編・・・・というより、
話の書き下ろしと、茶屋町さんのイラストが見どころだと思います。
イラストも、書き下ろしも少ないのですけど、魚住君シリーズを好きな人なら拝見する価値は絶大だと思っています。
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すごく良かったです。変な言い方かもしれませんが、BLを読まない人にも胸を張ってお奨めできる作品ではないかと。主人公2人だけの閉じた恋愛物語じゃなくて、登場する沢山の人たちがちゃんと奥行きを持った人間として描かれていて、それぞれの絆があって。色々な事を考えさせられる作品です。
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名作。BLで号泣するとは。文庫を全部もってるから買うの迷ったんだけど(高いし)、書き下ろしが入ってるっていうから買っちゃったー。ずるいなあ(笑)
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BL小説まさかのハードカバーですよ。
榎田さんの作品ということで、ハズレはないだろうと思い購入したらハズレどころか大当たりでした。
顔はいいのに精神的・身体的に問題ありまくりな魚住と、優しくはないけど魚住にとって一番一緒にいて楽な存在の久留米の物語です。
BLの癖にまさかの一巻にエロシーンがない!という驚きと、読み終わったあとの充足感に色々と吃驚させられた作品です。ていうか、両思いにすらならないのかよ、みたいな(笑)
あ、これは1巻で、2巻は「夏の子供」です。
BLだからと敬遠せず、沢山の方に読んでもらいたい作品です。
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「おまえが泣くところ見してみ」
なんだかんだで世話焼きサラリーマン(久留米充)・何かと不幸な院生(魚住真澄)
魚住が久留米の家に転がり込むところから始まる、生と死と友と愛のお話。
魚住くんシリーズ復刻版…だったのですね。知らなかった。
何気なく買ってみたら、大当り!あー新品買えばよかった(笑)
いくつかの区切りのよいお話しで構成されてますが、どれもこの人たちの世界を知るうえで欠かすことのできないお話しだなぁと思いました。魚住くんが様々な人と関わることで成長、、というか人間らしくなる様が微笑ましかったです。そして鈍い2人がもどかしい!そのもどかしさも一興。最後のお話しは涙無くして読めませんが、大切なものについて考えさせられる感慨深いお話しでした。
文句なしで殿堂入り!
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【あらすじ】
味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに居候している。味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?インド人の血を引く隣人サリームに、久留米の元彼女のマリ。日常に潜む生と死、哀しみと喜びの物語。
【感想】
魚住くんシリーズ上巻。マリちゃんの存在感が際立っています。
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ハードカバーの重みが愛しくて、買ってよかったなと思いました。
期待していた書き下ろしラブラブは読めませんでしたが。笑
ずっしりとした重みは、人生の重み。愛の重み。
BLというカテゴリに収まらない、深い人間愛のお話。
こうして手に入ったので、安心してゆっくり大切に読もうと思います。
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文庫で追っていたものが、一冊のハードカバーになりました。
出てくる登場人物たちがとても愛しい。
みんなでご飯を食べるシーンはとても幸せ。
なんでだろうなあ、と考えますが、一つは混ざりたいなあっていう希望かな。
偏見なく、信頼はしているけれどもたれることなく、同じ食卓を囲むように、日々の付き合いがあります。サリームと一緒にご飯つくりたい。
さちのちゃんと一緒に、ご飯食べられたらいいのにな・・・。
ネズミランドでもさちのちゃんあんまり食べてなかったし。
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おそらく十年ぶりに読みました。「魚住くん」の完全版。BL小説がこんな風に1冊のハードカバーで出るってそうそうないよな、ということに改めてこの本の人気をしみじみと感じました。色んな人の心にもこの本が響いているってマジマジすっげー嬉しいですね。
十年ぶりに読むと、最後が決まっていて、それに向かって書かれていた本なんだなとしみじみしました。
そしてやっぱり十年前と同じところにドキドキしたりぐっとしたりした。
「お前のこと好きなんだ」辺りはもちろん、「久留米が呼んだんだ」のところにいつも泣きそうになってしまいます。後者は泣くところじゃないかもしれないのに。こっちはもっと硬質だけど、文章の書き方とか影響受けているかもとハッとしました。第三者が見たら残念なくらい似てないけど(笑)。
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BLとは知らずに図書館で借りた。描写が少ないとは言えBLを普通の本棚に置いてあるとはびっくり・・・。
味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに居候をしている。
味覚を失ったのは、生きる意味を見失ったから?
インド人の血を引く隣人サリームに、久留米の元恋人のマリ。
日常に潜む生と死、悲しみと喜びの物語。
出てくる人々の脆さ、あやうさが本から次々とあふれ出て、涙が出そうになることも。
これは是非続編も読んでみたい。
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いいBL。
というか、最近のBLとはちょっと違うかもしれない。
うっかり腐っていない友人に薦めたくなる本。
危うく切ない、いい話。
続編の「夏の子供」まで既読。