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この作品はDVDで見て本でも読みたくなり、読んでみました。ある一家の惨殺事件がこんなにも悲しいことだったなんてびっくりしました。
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呪怨-白い老婆の対になる作品である。怖いもの見たさでよくホラー映画を見るのだがこの作品はまだ見たことがない。いずれ見たいと思う。この作品は対になってるだけあってもうひとつの方をみるとなるほどなと納得できる記述が多い。こちらもやはり夜には読みたくない作品である。
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「呪怨」がテーマだけれど、伽椰子さんの物語ではなくって、どんどん広がる呪怨ワールド。あたりかまわず呪いを振りまいちゃう怖さは健在。でもちょっと、切なくもあったかな。
こういう理由の「呪い」というのは大石さんの某作品でもありましたねえ。これは、誰のせいでもないことなんだけれど。当人としてはやりきれないよね。だからって……やっぱり呪いすぎなんですけどっ。ただし、理不尽であるがゆえの恐怖感は、こうでなくっちゃね。
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産まれてくることができなかった命が産まれた全ての命を憎む。両親を、自分の片割れを、関わった全てを飲み込む凄まじい呪い。肉体が死のうとも、黒い何かは残りそう
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芙季絵の体の中にはもう一人、彼女の栄養を吸って生きている「ふきえちゃん」がいる。不思議と不気味とは感じない彼女は友達だった。しかし、その存在は年月を経る毎に忘れ去られていく。芙季絵が11才になったとき、ふとその存在を思い出した。巻末にのみ伽椰子の例の「皆が私を避けている」という描写が入るのみで、この度は伽椰子と俊雄の無双シーンは全く無い。あの二人とはまったく別の人物の限定的な呪い。細菌感染のように無差別に呪われていくより、こっちの方がしっくりくるかも。話もまとまっていて読みやすかった。ふきえちゃんがひたすらに不気味。最初は友達であったのに、何かのきっかけを持って芙季絵やその家族に向かって呪いを伴って攻撃する。巻末の伽椰子の独白にあった私の呪いはウイルスのように伝染すると書いてあったので、もしかしたら触発されたのか?そうでなければ最後の独白の存在意味が無いような気もする。 しかし、ラストはちょっと切なかった。 誰も悪くなかった感はとてもある。ふきえちゃんの運がたまたま悪かっただけだというのは間違いないが、それでも誰も悪くなかった。