紙の本
怠け者だったら、友達をつくれ
2009/08/13 08:03
11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」という長いタイトルですが、「動機付け」と「継続性」の「工夫力」の本です。
もちろん、この本には、レバレッジシリーズで有名な著者本田直之氏の厳選された57のノウハウが収められていますが、本田氏に負けじと58番目、59番目の「工夫」をするのは、「なまけもの」の読者自身です。
「なまけもの」だからと、ネガティブに悩む必要はありません。本田氏の文章を引用すれば、「なまけものは「考える人」です。どうすれば怠けられるかを考え、工夫してい」くものだからです。
なまけるために「工夫」するなんておかしいと思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。必要は発明の母、というではありませんか。そのように人類は進化してきたのですから、「なまけもの」が果たした役割は大きいといえます。
「やりたいこと」の実現のために、内部からの「動機付け」と外部からの「強制力」を組み合わせることを、本田氏は強調しています。
特に、外部からの「強制力」として、仲間をうまく使うことを勧めています。
以前、本田さんは自身のセミナーで、これと同じこととして「ピアプレッシャー」という言葉を使っていました。この言葉は「仲間からの圧力」と解されていて、「仲間が残業しているのに自分だけ帰れない」といったようなストレスを生む原因にもなるとも考えられていますが、本田さんはそれをうまくコントロールすることで、継続ができるとしています。
確かに、人と会うという約束があれば、余程のことがない限り、それは実行されます。「約束」を守らないのは、「なまけもの」以前に人間としての信用が保てなくなるからです。
そういう点からも、本田氏が本書の扉裏に引用した、英国文学者のサミュエル・ジョンソンの「怠け者だったら、友達をつくれ。友達がなければ、怠けるな」という言葉は、この本にぴったりの警句だといえます。
「なまけもの」のあなた自身のちょっとした「工夫」が新しいあなたを作り上げるにちがいありません。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でご覧いただけます。
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■習慣化理論
①内部からの動機付けと、
②外部からの強制力を
組み合わせる事が必要!
①内部からの動機付け
・スタートしたら、徹底的にやり抜く!続けていれば、必ず結果は出る。
・恵比寿を得意エリアとして、色んなお店を極める。
・最初の10日間だけでも徹底的にやって、効果を身体で実感する。
②外部からの強制力
・とにかく人を巻き込んで、予定を約束にする。一緒にいて楽な連中ではなく、刺激を受ける仲間達に感化される方が結局はラク
・部屋が散らかっている=効率が落ちる。=ストレスもたまる。
(1年使わなかったモノは捨てる)家に招待する。
・3週間先まで予定を入れる。
・音楽で気分を盛り上げる
・自分の持ち時間を常に意識する。はっきり言って思っているよりも全然ない。
■仕事を好きになる!理論
好きな事を仕事にするのは本当に狭き門。趣味の範疇にあるから好きでいられるのでは無いか?
仕事に向かう動機付けが、外部からの強制力によって継続されているため、面白くないと感じる。
最初の3ヶ月に力を入れて、成果を実感する内部からの動機付けに変換できれば出来れば、仕事は楽しいと感じる。
■なまけものリーダー論
有能ななまけもの
自分がなまけるために部下の力を最大限活用し、
いかにたやすく成果を挙げるかを工夫する。
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外部からの「強制力」を上手く使えるかがポイント。しかしなまけものがゲームに入れ込むっていうのはよくわからない。ゲームが快楽だとしても続けられるほどの強制力がないんじゃないんだろうか。
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・始めの10日は意地でも続ける。習慣化を目指す
・人を巻き込む。外的強制の力を利用する
・テレビゲームなど好きでも時間を浪費する物を避ける。
・行動を記録する。
・テレビじゃなくてラジオを。ながら時間の活用
レバレッジオーガナイザーの理念を貫くような具合の内容。自分は怠け者だから工夫する、という今までの本と同じような内容だが、
なんとなく彼の本は読んでて楽しい。まあ今までの本の内容を忘れた人は立ち読みすればいい。
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1Q84ぶりに文庫本じゃない本をげっと。
さくさく読める。
なまけものだってコツさえつかめば、なまけものであることをプラスに変えれるよ、っていう本。
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なまけものなんで読みました。
なまけものの特徴は、
「始められない」「続けられない」
「だらだらしてしまう」の3点です。
始められない理由は、動機付けが無いからで、
続けられない理由は、強制力が無いから。
動機付けと言っても、「勉強しなさい!」といった
外部からの動機付けでは効果なく、自分から楽しむといった
内部からの動機付けである必要がある。
逆に、強制力は外部からの強制力のほうが効果が高い。
自分で強制しても、なまけものはまいっかで諦めてしまうから。
この動機付けと強制力をうまくコントロールするために、
どうすればよいかを57の法則で説明してくれています。
既に実践しているのもいくつかあって、
やっぱ考えることは同じなのかな〜って思いました。
家で勉強しない!とか、ワークショップに参加する!とか、
感化される仲間をつくる!とか、会社の外で仲間を見つける!
なんて、すでに実践済みだし、確かに効果抜群です。
あと、参考にしたいと思ったのは…
法則14:自分に厳しくしない
です。自己否定だけは即刻止めようと思います。
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「なまけもの=だから工夫する」
物事を継続したいときには、自分の意思に頼るのではなく、外部からの強制力を巧くつかうのがポイント。
人を巻き込む。継続する努力ではなく、習慣にしてしまう。旅行してみて、日常を振り返る。
ご褒美をあげる場合には関連性のあるものにする
→「英語を勉強したら海外旅行に行く」「走ったあとにサウナと水風呂にはいってさっぱり」など
部屋の掃除は、他人を家に呼べば解決!
スケジュールを報告/宣言することで、上司を自己管理するツールに。
ダイエットや読書などは記録することで強制力を。目標は具体的な数字や近い期日を設定。
すべてが当たり前のこと。新しい方法など無いからこそ、本気かどうか、やるかどうかにかかっている。
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自分はなまけものだと思って買ったんだけど、この法則を実行できるかどうか、それ自体も怠けてできなさそうな…と心配(苦笑)
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自分はなまけものである。
例えば、高校時代から筋トレを自分に課して以来、一度も続いたためしがない。
かろうじて、現在は、毎日行っているものの、回数も少ないので結果がついてこない。
本書では、そんななまけものの自分が、なまけもののままで、目標を達成するための、目からうろこ的な、でも言われてみれば当たり前だよね的な法則が紹介されている。
色んなことに応用できそうだし、何より努力と感じずに出来るのが良いよね。
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志の低いチームに属していると、楽なようでいて実は、苦労が多いというのがわかる。
ミラーニューロンの作用で意識の低い人たちに感化され、逆に自分を成長させるのが大変になる。
意識の高いチームにいたほうが結果的に楽なのである。
やればできるという言葉も要注意だ。
心の奥底で無意識のうちに根拠のない自信を持つため工夫をしない。
自分のできなさを知っている人こそ工夫と努力ができるのだそうだ。
身近な目標を立ててあまり自分にプレッシャーをかけないように頑張りたい。
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なまけものな私でも、工夫する事で自分を前向きに成長する「前向きなまけもの」に変身!
(っていうか、やっぱり、なまけものw)
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なまけものだってことを自覚して・・
外部からの強制力、うまく使おうと思った。
なにか目標があるなら、
強制力のある場所、状況に、自ら飛び込もうと思った。
「自由じゃなきゃ力でない〜」って思ってたけど、
ある程度の強制の中で、本当に「自由になれる」チャンスは増えると思う。
なまけちゃうのって、ある意味不自由というか・・
あと、始めの10日は徹底的にやる。
手帳には、やったことを、かく。
などなど。
やっぱり、早めにしっかり終わらせて、存分に怠けたい。
そして成長もしたい・・よくばり・・
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なまけものであることを前向きにとらえ、工夫をすることにより効果的かつ楽に継続するコツが記載された本。
いくつかの法則は納得感高く、すぐにでも実践していきたいと感じた。あっという間に読めてしまうが、読んだ後にはいままでやるべきことでありながら放置してきたことを前向きに取り組む気分になることができた。さすが最近なにかと話題にのぼる本田氏の著書である。自分がなまけものであると自覚されていて、何とかしたいと思われている方には是非お薦めしたい。
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買うか否かを非常に迷った本.なぜなら,ざっと読んでみたところ,書かれている大半をすでに実行していたからだ.
これは,すなわち私が現時点ですでに「なまけもの」であり,かつ「うまくいっている」ということを示しているのだろうか.
しかし,まあときには忘れることもあるだろうし,新たに発見することもあるだろうから,買ってみたのだった.
内容はシンプルで,理論的背景を最初に簡潔にまとめたうえで,それを実践するための方策を順に説明してある.
ひとつひとつの方策は,非常に理にかなっていると思う(自分の体験が支持されるという意味で多少バイアスがある評価だとは思うが).
個別の内容を紹介するのは,あまりよくないだろうから,一つだけ印象的な内容を引用しておこう.
「なまけものには『工夫』という武器がある(p.9)」
そう,なまけていられるのも,工夫があるがゆえの結果なのだ.これには全面的に賛成だ.
工夫しないで状況に甘えている人を見ると,いつももう少しやり方があるだろうにと思って少し不憫に思っていたのだった.
ただし,根本的には,なまけものが「57」個もの法則を逐一読んでいくのかについては,疑問が残る(笑)
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なまけもの必見!難しい言葉もなく、図解も多いので、2時間弱で読み終わりました。なまけものの心を癒してくれる、「大丈夫だよ」って背中を後押ししてくれる、そんな一冊です。今すぐに始めたいことばかり!!