具体例豊富な技術経営の本
2009/12/30 17:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は技術経営の専門家だ.技術経営の本というともっとアタマ・デッカチ (理論中心) の本を想像するが,この本では各章のタイトル (「法則」) はスローガン的になっているものの,内容は具体例に徹しているので一般向きだ.そして具体例を「スローガン」にうまくむすびつけている.しかし,具体例中心であるために読者が自分の仕事にこの本の内容をいかすのはむずかしくなっているともいえるだろう.
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開始:20090807、完了:20090807
不況で父親の時間をどう活かせるか。中国の通信機器メーカー、開発途上国向けの携帯、動力は太陽電池。価格も二千円程度。情報システム、何か問題が起こるとパソコンが悪いのか、ソフトウェアが悪いのか、あるいはインターネットプロバイダが悪いのか、それぞれの相性の問題があるのかわからない。だからソリューション。IMA社のティーバックのホチキス留めの違和感は日本にいかないとわからない。P&G、日本で企画が成功するとそれを世界に売れる製品へと進化させ、日本での製品開発投資に見合うリターンを得ている。その結果、20%という高い利益率。日本市場だけだと、利益率は10%ぐらい。グローバルで規模の経済がある。各国の企画を転用できる。こうなtってはじめてグローバル化だろう。コカコーラも同じ。音声認識、技術的には研究し尽くされた感があるが、実用的に遣われているとはいえない。不特定多数の人を空いてにすることは難しくても、パーソナル化に限定すれば工夫の余地はありそう。グーグルの原点は研究論文の評価指標のひとつである、「他の論文からの引用の多さ」。ホークアイ、製品ではなくサービスを売る。部品メーカーにも知名度は必要。第一に消費者の認知がないと代替品に置き換えられてしまう。カールツァイスとかキシリトールとか。二番目は人の採用。ムラタセイサク君。ワシマイヤー社。繊維業界から鍛造技術に転換。期待値コントロール。安川電機のロボット事業。徹底的にホンダに対応。ザイリンクス。メモリをロジックとして売る。スイカはかざすではなく、タッチ。ロングセラーとして売り続けていく覚悟。オロナミンC。ポカリスエット、点滴用の生理食塩水。
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面白かった。どのように商品のコンセプトを考えていくのか、ヒントとなるアイデアや考えが書かれており、参考になった。
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(S)
現場の人間こそ、企画力を身につけて商品の企画をするべき、という啓蒙とその方法論を説明した本。
消費者に受け入れられる製品の発想の仕方や、開発プロセスのあり方について筆者の考えを分かりやすく説明してある。技術者ならうなずけるようなエピソードが入っており、共感しやすい内容。
やや寄せ集め感があるが、ディスカッションのネタには十分使えそうな本。
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<印象に残った点>
・いつも努力し、準備している人にセレンデピティは訪れる。(天(時の運)・地(自らの努力)・人(人の助け)ということ。)
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技術をどう製品に生かすか、そのためのアイデアは技術者だからこそ出せるものがある、という趣旨の本。
企画力をつける本というより、面白い読みもの。様々なプロジェクト事例が載ってます。
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理系と文系の企画では実務としてはことなるが、結局方法論は同じだったりすると再認識。
うわべだけの企画では、文系、理系を問わず、効果はだせない。
セールスプロモーション企画に携わるプロデューサーとして、
より深く顧客の商品を理解し、分析し、
消費者の視点をもって企画することの大切さを学ばせてもらいました。
目的と手段を履き違えない!
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消えるボールペンやiPodなど、あの大ヒット商品が生まれるまでの開発秘話。
新しい商品はこうやって開発されていくんだなと素直に関心。
理系、文系問わずに読んでもらいたい。
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[ 内容 ]
「消しゴムで消せるボールペンがあったら…」→思わず「それは無理。」と答えてしまったあなた、現場失格!!
本書には、そんな「無理難題」を乗り越えた現場力の成功事例がいっぱいです。
・ヒット商品に不可欠な現場の資質とは問題山積で商品企画がままならない。
基本的にモノ余り。
何を作っても売れない。
そんなメーカーの嘆きが聞こえてくる。
一方で、「高くても売れる洗濯機」「消せるボールペン」「安くて、すぐ納品できるカスタムロボット」といった商品を実現したのもまた、現場の技術者たちだ。
成功を手にできた彼らは何が違っていたのか。
技術力だけでヒット商品は生まれない。
理系社員にも企画力が必要である。
実際にヒット商品を生み出した現場へと目をやると、そこに共通してあるのは優れた「現場感覚」だった。
問題に気づき、それを乗り越える方法を探ろうとする個人や組織の資質である。
[ 目次 ]
第1則 現場は観察するだけでなく、実際に体験する
第2則 一面からのモノの見方にこだわらない
第3則 使う人が求める究極の我侭こそ、発想基準
第4則 はじめにコンセプトありき
第5則 優れた技術は感動を生み出す
第6則 最初から二兎を追う
第7則 異なる分野の技術を結集する
第8則 技術はわかりやすく翻訳する
第9則 商品はロングセラーを前提に考える
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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理系の人なら、というか文系の人もぜひ読んでみては。
ヒット商品とはこのように生まれるのか!と思えるはず。
これを読んだあとに思ったことは、「専門分野じゃないから知らなくていい、考えなくていい」という考えではうまくいかない。
そもそも理系とか文系とかいう分け方自体に前から疑問を持っていたわけだが、結局実生活においては理系文系と分けることに意味はない。
そういうことも改めて考えられた一冊。
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考え方はまさにその通り、参考にする点がたくさんだが、物書き出身でないからか文章の構成に拙さを感じる。
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技術や科学的な知見からお客様に必要な本当の価値を追求することが重要。実例をもとに紹介。どちらかというと理系の開発者にしたら普通の話。その技術や知見から生み出した価値を経営者が理解し、事業にどう結び付けるかが大事。
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日本最強の大企業、ファナックなど、日本をけん引する製造業における企画、提案の考え方を現場の感覚から論じた本。
村田製作所やカヤバ(KYB)など、色んな製造業のモノづくりの感覚をうかがえる。
平易で読みやすい。読み物としてグッド。
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文字通り、モノづくりにおける企画力について、実例を挙げて綴った一冊。
いわゆる技術力の粋を集めた「理系」というよりは、発想力という感じ。
ただ、コンシュマー系の製品に携わる者としては、実例が多く、参考にはなった。
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いろんな企業の事例の紹介にとどまっており、企画力というタイトルに名前負けな気がした。
期待して読まなければ、あぁそうなんですね、へぇへぇと思える内容で面白いかもしれない。