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アカイロ/ロマンス 5 枯れて舞え、小夜の椿 みんなのレビュー
- 藤原 祐 (著)
- 税込価格:649円(5pt)
- 出版社:アスキー・メディアワークス
- 発売日:2009/08/10
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文庫
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紙の本
あいまいな記憶、信じていたもの
2009/08/09 11:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の精神は、おそらく、心の拠り所とする支柱がなくなれば、壊れてしまう。だから、その支柱を補強する様に自分の行動を正当化する論理を見つけ出す。そうやって生きていけば、柱はどんどん太くなって衝撃には強くなるはず、なのだけど、柱だと思っていたものが実は柱ではなかった、と気づいてしまった時には、これまでそれに寄り掛っていた力に比例するように、一気に崩れてしまう。まあだから、柱は何本かに分散させておいた方が良い。
枯葉の柱は明確だったはずなのだけれど、それはまるで幻想の様に一気に消え失せてしまった。そして、もともと部外者だったはずの景介にしても、本当は当初から脚本に織り込まれていた存在だったと知り、混乱する。そしてその混乱は、取り返しのつかない結果を招いてしまう。
ラストに向けての急展開。壊れずに無事収束できるのだろうか。
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