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村上春樹と同時代の作家、村上龍という事で読んでみてまずエログロい。
読むのに時間はかかるが、ストーリー性はとても読みやすい
キク(はアネモネ)とハシ(ニヴァ)
コインロッカーに捨てられた二人
世の中を破壊したいというところがポイントになってそこを考えるのがおもしろかった!
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結構衝撃的だった。長年食わず嫌いだった村上龍だが、30年以上も前にこれを書いていたとは素直に脱帽。文章が尖っててきつくてある意味入り込みにくくて、数年前なら読み切れなかった気がするが、最近こういう激烈系の本好きみたいで最後までハラハラしながら読めました。キクとハシ、可哀想で格好よかったなあ。
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読み始めは、主人公たちが誰に似てるか、アネモネが誰に似てるか、ニヴァが誰に似てるかというような、人物像を想像しながら読むと、面白い。
そのうち、自分をどれかしらの登場人物に当てはじめ、物語が進んでいくと思われる。
自分を当てはめる登場人物はどれを選んでも、最後にババ引いたなと感じる。
狂気の世界へようこそ・・・といった感じ。
内田裕也主演の「十階のモスキート」を知っている人は、物語の最後の方で、少し脳裏をよぎるかもしれない。
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とてつもないエネルギーを持つ本。鞄に入れてるだけで、背筋がピンとなる感じ。奇想天外な運命を辿る二人の主人公を追ううちに、人間の持つ潜在的な戦いの意志に気づく。
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この頃の村上龍スキ
これまた狂気の沙汰
壊れた正義と狂った世界
コインロッカーベイビーズという悲しいムーブメントに決着をつけたような、勝手にそんな気がしてる。
俺もキクでありハシに憧れがあります。
ヘリからダチュラを撒かせてくれ
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ハシの歌は村上龍の言葉と同じ。
最初は空気についてけんくって嫌になりかける。
途中からは「次は?次は?」って夢中になる。
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登場人物が、理不尽な目に合う事が多く、イライラしたー。好みじゃなくて残念。
登場人物みんな気持ち悪いし、グロイ描写も多いし・・・。ただ、最後まで読みたくはなる作品。
キクはアネモネとダチュラを撒きに東京に行き、ハシは精神病院に入れられる。
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勧められて読んだけど、私にはよくわからなかった。
なんだか、気分が悪くなってしまう、食事をしながら読んではいけない本だと思う。。。
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ダチュラが印象に残った。
社会をダチュラで壊してやる。
限りなく~が社会に対しては直接無抵抗、ヒッピーっぽい?感じがしたのに対して、
こっちはアプローチ的な感じ、社会との接点が増えた気がした。
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読み終わってもなんかすっきりしない、ずっしり重い感じ。
とにかく長かった。。。
文章が長いのだ。段落が少なすぎて、読むのが疲れる。
10行ぐらい段落がないのは普通で、平気で1ページ以上段落がない。
本当に文字がびっしり・・・
表現、描写がすごく細かくて、それはそれで特筆する点ですが、
正直盛り上がる場面以外もずっとそうなので、
それ省いたら本の厚さは半分ぐらいになるんじゃね?
もちろん部分の描写はすごいと思うけど。
その中でも感情の表現とかになると、「は?」って感じになるぐらい
長い説明のところがあって、最終的に「それはないでしょ」とか思ったり・・・
まぁ、登場人物が相変わらずぶっ飛んでいるので感情移入みたいのはない。
この人の小説は普通の人が出てこないんでないかい?
普通の人を書いてもつまらんかw
ストーリーも最終的にはものすごいフィクションだしね。
真夏にコインロッカーに捨てられて、生きたまま保護された2人の孤児が主人公。
コインロッカーからの大きな泣き声で発見されたキクと、
対照的に衰弱して薬などの異臭から発見されたハシ。
反対の性格で、キクは暴力的で口数が少ない。ハシは内向的だが、社交性はある。
キクはハシを守り、ハシは他の人と話すという関係を築く。
里親に双子の兄弟として育てられ、
互いに尊重して共存していくが、ある日ハシが失踪する。
その後それぞれの運命が正反対に進む。
人を滅ぼすことと人を魅了すること。
大失敗したものと大成功したもの。
でもどちらもまだ大きなコインロッカーに
閉じ込められているのではないか?
って、どんなに書こうとしても、複雑でうまく書けない。
嫁に口頭で内容を説明したら
「そんな出鱈目な話面白くないでしょう」
って言われたw
うん、内容だけみるとすごい出鱈目なんだけど、
展開が入るとちょっと違うんだけどなあ。
まぁ歌手デビューして気が狂ってしまう奴と、
海底に沈む毒物を東京にばら撒く奴の話。
だからなぁ・・・
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「コインロッカー・ベイビーズ」をやっと読み終えました。
乳児の内にコインロッカーに捨てられた過去を持つ子供が、やがて小僧になり、あんなこんな...無茶苦茶なことをやらかす...それだけの話。
平穏無事な人生を歩んでる人や、刺激をさして求めてない普通の人は読む必要も無いし、一生手に取ることも薦めません。
右向け右~の閉鎖的、閉塞的な世界で、閉ざされた社会への反発心を持ち、反抗的な精神に満ちた、欲求不満な人生にウンザリしている人か、ホモやゲイの類いの人、もしくは虐めに悩んでる人は読んでもいいかも。
村上龍って初めて読んだけど、入念な作り話と異常性愛をネタにして、わざとらしく読めない漢字を羅列して、必要以上に人物、情景描写を綴って文学性を高めて評価を得ようとするわざとらしさが面倒臭い...
J・スタインベックの「怒りの葡萄」とか、「禁煙セラピー」読んだときと同じ嫌悪感があるんですが、貧困とか疎外感、被害妄想が、その内に不遇であることを武器にして、妬み、憎しみが生まれて、
逆ギレに酔いしれはじめるんだけど、自分を理解して欲しいっていう甘ったるい自立心の無い人って確かに多い気がするけど、
この作品は、やっぱり単なる執筆者の自己満足的マスタベーションでエログロでしか無いデスね
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この読後感は、ジャリの頃には耐えられなかった。と思う。
荒削りなのか、意図しているのか、ある種無理矢理読まされている感じ、かな?
でも、この本が未だに読まれている理由は何となく分かった、と思う。
感情移入しにくかったけど(歳食ってるから当然だ)モラトリアムの時代の文章だと思った。若いうちに出合わなくてある意味正解だったかも。
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本から臭いがしてるんじゃないのかと思うほどの表現力
吐き気をおこす。
しかし途中からものすごいスピード感で離れられなくなった。
別世界のはずなのに、どこか共感できてしまう。
怖いけどみたい、知りたい、自分の中の汚いもの
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再読。初読みは20代の頃だった。その頃私が好んで読んでいた(そして今も好んでいる)人の善意があふれる優しい小説とは正反対。暴力的で猥雑な世界にくらくらしながらも、ページをめくる手が止まらなかった。時は流れ…お正月休みに帰省してきた大学生の息子がこの新装版を持ってきた。お母さんがこれを好きな訳がわかったよ。どこを開いても母、母、母じゃん。そういえば乳飲み子の眠ったわずかな時間に、これをむさぼり読んだのだっけ。ラストの胸が苦しくなるほどの感動は、私の中の母性が手伝ったものだったのか?息子は続けて言った。俺もすげーよかった。
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好きな本
エネルギーが半端じゃない
本、っぽい本だ
考えさせられることもあるし
想像することもある