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ボディガード みんなのレビュー
- スーザン・ブロックマン (著), 北沢 あかね (訳)
- 税込価格:968円(8pt)
- 出版社:ヴィレッジブックス
- 発行年月:2009.7
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文庫 RITA賞 受賞作品
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紙の本
前向きに生きていこうとするヒロインと復讐にとりつかれたヒーロー
2009/08/27 19:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
27歳の美貌の女性アレッサンドラは夫に捨てられ、離婚することに。ところが、その夫が射殺体で見つかったのです。どうやら彼は暗黒街と関わりがあったらしいのです。そして、アレッサンドラまでが、マフィアのボスと言われる男トロッタに命を狙われ始めます。夫がトロッタに対して裏切り行為を働いたことが原因でした。そんな彼女の前に現れたのは、かつてトロッタのせいで妻子を失った孤高のFBI捜査官ハリー。共に心に傷を持つ二人は、いつしか互いに惹かれあっていきます。が、トロッタの魔手が二人の背後に迫っていました・・・。
夫が望む通りの妻として生活してきたアレッサンドラでしたが、唯一自信のあったルックスを変えながらも、懸命に生きようとする前向きに考えるところが気持ちよかったです。
ハリーはアレッサンドラのことを始めは金目当てで結婚した女と思っていましたが、彼女と接していくにつれて彼女の優しさを知り、どんどん彼女に惹かれていくのです。
ハリーと息子のショーン。どちらの気持ちも理解できるだけに、二人の対話に胸が痛かったです
子供たちと再会して、いかに彼らをないがしろにしていたかに愕然とします。そんなハリーに必死に訴えかけるアレッサンドラ。なかなか彼女の意見に耳を貸そうとしないハリーですが、最終的に彼女にすがりつく形も見所ですかね。
ハリーとアレッサンドラの恋の行方だけでなく、息子ショーンの淡い恋や、ハリーの相棒ジョージの元妻ニコールとキムとの三角関係も織り交ぜているので、最後まで気になって一気読みでした。
みんな辛い経験をしただけに、エピローグを読んでほっとしました。ただ、ジョージがその後立ち直れたのか気になるところです。
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