紙の本
めっぽうおもしろい対談
2009/09/27 13:15
11人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:CAM - この投稿者のレビュー一覧を見る
活字派である評者はこれまでこの著者の名を知らなかった。「週刊新潮」によって本書を知るとともに「西原理恵子」という漫画家の存在を知った。本書では活字部分(対談)がめっぽうおもしろい。著者は関西出身ではないようだが(高知県出身)、このように自分の失敗を客観視して表現するたしなみは関西的ノリであろう。
評者が著者について有する知識なり認識は本書のみであるが、Wikipediaで見るとなかなかのパーソナリティのようである。
紙の本
これを読むとFX投資が上達・・・・・しません
2009/11/14 04:11
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:正太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンガ8、文章2といった分量でしょか。ただし、マンガはオールカラーです。
これで、FX投資の勉強をしよういう方には不向きな本だと思います。
著者にはタブーというものは無いのだろうと思えるような内容です。
マカオのカジノに行ったときの話が一番おもしろかったです。豪華なホテルの部屋代は安く、ビールは飲み放題ですが、カジノでしっかりお金を取られるとのこと。
著者はNHKスペシャルの「マネー資本主義」に出演する(した)と書かれています。私はその番組を見ました。エコノミストなどに囲まれて、1000万円損したことを一生懸命に訴えていました。やはり、いろいろなテクニックも大切ですが、資金管理がとても大切なのですね。
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おカネのことをマンガに描かせたらこの人の右に出る人はいないのではないでしょうか。ストレートに、赤裸々に損をしたことを題材にし、損を食らったときの心象風景をこれでもか、という画で描き…
税務署とのやりとりをマンガにした(「できるかな」でしたか?」ものに続き、ものすごいインパクトがあります。
心に迫る抒情的なマンガとこの本のような赤裸々路線。FXで1000万円する一方で台所洗剤はちゃぷちゃぷに水で薄めて使う。そのアンバランスさに真骨頂があるのではないかと思います。
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「毎日かあさん」などで、「善人」イメージが定着しつつある(気がする)、西原さんだが、この本で描かれている人物こそ、本当のサイバラである(というか、あって欲しい。)
麻雀やパチンコなどのギャンブルで財産を削り続けている、アナーキーな母親、西原理恵子がこんどはFXに挑戦した。
抱えている1億6千万円のローンを、トラの子の1千万円を元手にヒト博打。しかもあのリーマンショックの3日前に始めるという、大冒険ぶりである。
読んでいて、とにかく笑える。同じFXで大損こいた者として、彼女の気持ちや心理は痛いほど分るしだけに、読んでいて爆笑しながらもなんかヒリヒリとするのである。胸が痛いのである。
FXを知っている人ならば確実に、知らない人(で、できれば興味のある人)でも、爆笑できると思う。
さぁ、他人の大爆発する様をみて楽しんでください!!
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《内容紹介
自腹の一千万円で、人気の金融商品「FX」に挑戦。世界経済を相手に、のるかそるかの大バクチ。この世で一番大事なお金の行方は? 大爆笑のFX奮闘記。
内容(「BOOK」データベースより)
のるかそるかの大バクチ、大爆笑のFX奮闘記&鳥頭日記。リーマン・ブラザーズもビックリの豪華160ページ・オールカラー。》
p.76【「森永卓郎(経済アナリスト)との対談」:「投資の勝負どころはいかに素早く損切り出来るか。」「必要な物×2 1.運動神経と反射神経 2.未練を持たないドライで冷徹な心」を持った者だけが勝てる。」】
◎「金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか」(ローレンス・マクドナルド,パトリック・ロビンソン 翻訳: 峯村利哉/
徳間書店 / 2009-09-17/ISBN/EAN: 9784198628130/¥ 1,785)
p.200【★「賢者は状況が悪化した瞬間に脱出する。愚者はポジションに特定の意味を見出し、状況が悪化しても当初のポジションに固執する。地獄へと続く道は、こういう愚者たちの骸(むくろ)で舗装されているのだ。」】
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いろいろあるだろうけど、この方の枯れないところは尊敬すべきです。
オレって彼女からすると守りの人生だなあ、小物だなあ、とつくづく思います。
がんばってください。
カモちゃんが出てくる海はきれいだねえ。こころ洗われるみたい。人生って船なんだ。うん。2009/12/13読了。
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”勝間和代に「なんで西原さんは、もっと早く漫画が描けないんですか?」とさらっと聞かれて、イラッとした(笑)”
やはり違う・・。
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おお「まあじゃんほうろうき」再びか、と思ったらそういう企画意図であった模様。西原さんの作品は年1くらいのペースで読むと色々と肩の荷が下りる気がする。
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西原理恵子っていう人にも興味があったし(このあいだ、テレビでみておもしろいおばちゃんだなーって)、FXも少しやりかけているので、思わず手に入れてしまいました。後ろにウェブクルーのサイトまでのっていて、なかなK読み応えのある漫画でした。
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西原理恵子師匠がリーマン・ブラザーズが破綻する三日前にFXに1千万つぎ込んで吹き飛ばした壮絶な記録です。シロウトがレバレッジ200倍という狂気の世界に足を踏み込む理恵子師匠の侠気にカンパイです。
僕の好きな漫画家に西原理恵子と言う人がいる。僕は彼女のことを畏怖と尊敬の念をこめて
「姐さん」
と呼んでいる。実は一回、僕は彼女に会っている。それは夫である鴨志田穣氏が癌で逝去した折に彼女の計らいで故人をしのぶお別れ会を開きたいといっていたので、僕は当時勤めていた会社の社長とケンカしてまでここに参加した。思ったよりも彼女は小柄で、献花する葬列者に対して、一人一人丁寧に頭を下げていたことがとても印象に残っている。
これは、あるFX(外国為替証拠金取引)の会社の企画で彼女自身が外国為替証拠金取引で相場を張って、それを漫画にするというものでウェブサイトに当時掲載していたものを単行本にしたものだった。最初にこの企画を聞いたときに私はパソコン画面の前でエヴァンゲリオン(新劇場版ではヱヴァンゲリヲン)の碇シンジ君がダミープラグによって暴走した初号機によって使徒化した三号機を凄惨に解体され、最後に親友のトウジ(新劇場版ではアスカ)が乗っているエントリープラグを握りつぶす(新劇場版では噛み砕く)時のように叫んだ
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と。彼女は若いころ、マージャンをはじめとするさまざまな博打で負けた合計が彼女いわく
「5000万円以上は負けてます」
だそうで、今回のこの企画では
「久しぶりに体を張って笑いを取りたかった」
という理由で自分の夢であるアトリエの手付金1000万円をかけてレバレッジ200倍という狂気の大勝負に出たのである。はっきり言って、狂っているとしか言いようがない。相場の「そ」の字も知らない人間が数ある相場の中でも最も難しい(と僕は勝手にそう思っているが、それが間違っていないと固く信じている)為替相場に乗り込んでいくというのは正気の沙汰ではないとしかいいようがない。
そして、彼女が相場を張ったその三日後に投資銀行のリーマン・ブラザーズが経営破綻し、その後はご存知のとおり世界経済は未曾有の危機に陥っていくわけである。当然、彼女が張った1000万円は泡のように消えていった。しかし、転んでもただではおきないのが我らがサイバラリエコ。この経験を漫画にして、なおかつNHKスペシャル
『マネー資本主義』
にゲストとして出演したのだった。
僕は必ずこの本を買うだろう。それがミセス・ワタナベ(外国為替証拠金取引で儲けた日本の主婦たちのことを欧米ではそういっていたことがある)になり損ねた彼女に対するせめてもの敬意を表して。
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前半のFXの話は何が怒っているのか少し分かりにくいが負けている当ことは分かる。
中ほどにある経済学者・森永卓郎の解説は面白い。そしてFXはほとんどの日本人に向いていないような気がした。
後半の岩井志麻子の話は面白かった。最悪の時期のことを思えば今は幸せと思えることって意外と大事なんではないでしょうか。
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前半部分はウェブクルーのFX事業を宣伝するために、Web上で連載していたらしい。
本来はFXとは何か、どう運用すればよいか、みたいなHowToものを意識していたと推測するのだが、なんと投資直後にサブ・プライムショックそしてリーマン・ブラザーズ破綻と投資家には厳氷期が続き、大損こいた経過が語られる。
もちろん、サイバラ毒者にとってはおいしい展開。
十分に楽しませて頂きました。
ところで、それだけでは単行本一冊はもたなかったようで、副題とは無関係となるが、本書の後半部分はいつもの「鳥頭日記」の連載からの収録となっている。
こちらも面白いけれど、どうも副題を裏切っているのはいただけないかな。
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マンガであっても何が何やらさっぱり分からない。FXって何?虎の子の1000万円をあっさり投じてしまうあたりが太っ腹ならぬ、太腕か。。。
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他の方の感想を読んで、やっぱり一緒なんだーと思った。前半のFXのところは何がなんだかわからんかった。後半の「鳥頭日記」はいつものサイバラ印。
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FX(外国為替証拠金取引)
通貨を違う通貨で(例えばアメリカドルを円で、ユーロを円で)買うハイリスク(でっかい損失)ハイリターン(莫大な儲け)な取引。
その取引を扱う会社に証拠金(資金)を預け、その資金の何倍もの取引も出来る。
一か八か的な綱渡りで手に入れる利益、一攫千金も夢じゃない。しかし失敗すれば地獄の蓋が開く。FXで儲けた主婦が利益収入(雑所得?)に対する何億もの税金を脱税した。
これを西原理恵子先生が専門家に教わりながら果敢にチャレンジ。庶民では考えられない桁の資金が秒単位で増減する。
後半は「鳥頭日記」