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新聞記者の翔子が見つけた一枚の謎の写真。
第二次世界大戦勃発直前に
初めて世界一周をした純国産飛行機「ニッポン」号に秘められた真実。
同じ時期に世界一周半ばで行方不明となったエイミー・イーグルウィング(モデルはアメリア・イアハート)との関わり。
史実とフィクションを織り交ぜた壮大な大河小説。
退屈しちゃうんじゃなかろうかと思いきや
まったくそんなことはなく
グイグイと引き込まれた。
原田マハさんがこういう小説を書くとは。
嬉しい驚き。
欲を言えば(私の好みでは)ラストになにかしら
彼女のその後を匂わせて欲しかったけれど
あえてそれを描かないのがいいんだろなきっと。
【図書館・初読・10/1読了】
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航空機には疎い私でも楽しめた恋愛小説。
チームでこの本を創り上げたということだが、その素晴らしいチームプレーに拍手を送りたい!
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これは面白かった!
以前航空関連の本をいくつか読んでたとき、伝説の女性パイロットとか日本の国産航空機が世界一周した話とか出てきてて。物語の筋がかなり史実に沿ってるから、行く先々での複雑な状況とかも含めすごくリアリティがあった。ちゃんとラストをMRJにつなげてたのが嬉しかった。(最近ニュース見ないけど、どうなってるのかな・・・)
いかんせん分厚くて、読むのがちょっと大変;;でも面白かった!
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悲劇のパイロット、アメリア・イヤハートの失踪にまつわる陰謀説と初の世界一周飛行を成し遂げた毎日新聞社の快挙に基づいた青春物語。
やや感傷的すぎるのが否めない。
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怒ったり泣いたり、ハラハラしているうちに、あっという間に読み終えてしまった。人種や性別や地位といった壁が、一つの夢に向かう事で取り払われていく。現実には一筋縄ではいかない事は多い。しかし、信じてみたいとこの作品は思わせてくれる。
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太平洋戦争直前初の世界一周をした純国産飛行機「ニッポン」。失踪した実在の米女性パイロット。この史実にフィクションを加えた、友情と冒険の物語。国威発揚など国の思惑はどうあれ飛行機乗りの心意気。
アメリア・イヤハートのノンフィクションも読みたくなった。
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副操縦士のビル、整備士のボビー、そして通信士トビアスと共に
大西洋無着陸横断を果たしたエイミー・イーグルウィンドの
次の目標は飛行機による世界一周だった。
プロデューサーのジョナサンの働きによりその夢は現実となったが
このプロジェクトは何かおかしい。
ビルやアインシュタイン博士からの手紙によって
この飛行の真意を知ったエイミーは太平洋上で失踪した。
エイミーの失踪から2年後、日本の新聞社で世界一周プロジェクトが立ち上がる。
優秀なパイロットや整備士を集めて出発したニッポン号には
誰にも明かされない8人目の乗組員がいたのだった。
68年前の1枚の写真からそのことを知った翔子は
ニッポン号に乗ったカメラマン山田淳平を探す。
クリエーティブディレクター:岩井俊介
カバーデザイン:鈴木大輔(ソウルデザイン)
カバー写真:Smithsonian Institution
史実を元にした世界一周飛行のドラマです。
エイミーが眩しすぎてニッポン号の話はおまけのようです。
プロジェクトXのような造りにもできたと思いますが
エイミーに中心を持ってきたところが原田マハさんぽい。
それだけに小説内で語られないエイミーのその後や空白の2年が気になります。
この時代の女性パイロットってどういう経緯でなれたのだろう。
両親のコネもなく自力で飛べるものなのだろうか、
その辺りの知識がないのでなんとも言えませんが
作中にも出てくる通り女性の希望の星だったことは間違いないでしょう。
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1839年。今から70年以上も前のお話。
伝説の女性パイロット、エイミー・イーグルウィング(モデル:アメリア・イヤハート)と初めて世界一周飛行を果たした「ニッポン」乗組員7人。
ノンフィクションとフィクションを巧みにからめたストーリーで、ぐいぐいひきこまれ一気読み。とっても面白かった。長いお話だったけれど、読み終えるのがさびしい感じ。もっとこの世界に浸っていたかった。
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久しぶりに出会った胸熱くなる大作。
大西洋単独横断飛行など輝かしい経歴を持つアメリカの女性飛行士と、戦前に世界一周に挑戦した日本の民間機の男たち7人。
ふたつのノンフィクションをかけあわせたストーリーは、読みすすむうちにまるで自分が飛んでいるかのように、拍手喝采を受けているかのように、あるいは追撃されているかのように。信頼の絆で結ばれたチームで空を飛ぶことの魅力にどんどんとりつかれていく。
彼等はみな「翼」がなければならないのだ。
女性飛行士エイミーの凛とした生き様と、彼女を支え信じる家族、ニッポン号の男たちの絆、開戦2年前に世界を飛び「せかいはひとつ」と心底思う飛行士たち。この本を読まずにいるなんてもったいない、勧めてもらって本当によかったと、心から思う秀作。
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空を飛ぶ、どこまでも自由に。その想いが詰まった作品だと思います。文章も読みやすく楽しんで読めました。
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何の予備知識もなく手にしたら、あらら、表紙はアメリア・イヤハート。
日本人にはなじみは薄いが、アメリカ人なら子供でも知っているアメリカのヒロイン。よく映画なんかにも登場するけど、彼女の話なんだーと初めて知る。
結構厚い本だったがすぐ読めた。面白かった。
前半は、彼女の話。
アインシュタインとの絡みはちょっと唐突で空々しく、薄っぺらさをも感じさせてしまう。必ずしもアインシュタインじゃなくてもよかったのでは。ジョナサンの不遜ぶりもちょっと大げさかなあ。
ただ、無線通信の一部を、実際に彼女が失踪した世界一周飛行中の発信文をそのまま使用する、謎の多い失踪にまつわる憶測など、フィクションでありながら事実に忠実な部分も多い。
後半は、第二次大戦前の世界情勢の難しい時期に、日本人が国産機「ニッポン号」で世界一周を果たしていたという事実から書かれた話。これは全然知らなかったので驚いた。
実際に搭乗した人物の名前を一部そのまま使用するなど、かなり忠実に書かれているようだ。飛行途中のトラブルなどは、どこまでが事実でどこまでがフィクションなのかは定かではないが。
参考文献として、それぞれの事実をまとめた本が巻末にいくつか紹介されており、読んでみたくなった。
二つのノンフィクションをからめて一つのフィクションにまとめるという趣向はなかなか面白い。
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最近原田マハさんの本にはまっています。
ほんと、いい作品を書くかたですわ~。
この作品はデビュー当初に書いたものらしいですが、大作です!!
しかも、アメリカに実在した女性パイロットと、日本に実在した初の世界一周を果たした飛行機の乗組員との人生が交差するという設定で、壮大なロマンを感じました。
実在した超有名人との面会シーンが多くて、そりゃちょっと出会いすぎでしょと思ってしまう点がちょっと残念だったかな。(アインシュタインとか)
手に汗握るシーンも多く、大戦直前の緊迫した情勢の中で世界一周を果たした飛行機「ニッポン」の偉業に思いを馳せました。
戦前日本の世界一周飛行機に極秘で突然現れた8人目の乗組員。
その出現に最初は戸惑うものの、彼女を守りきり、そして彼女に助けられ、世界一周を果たしたあとの山田順平氏のスピーチに号泣でした。
原田さん、本当にスピーチでは泣かせてくれます。
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1939年に毎日新聞社の社用機「ニッポン」が
世界で最初に世界一周飛行を達成、
その2年前に 世界一周に挑戦した
アメリカの女性パイロットが南太平洋で
消息不明になったという2つの史実を
うまくミックスさせ 壮大なフィクションにしあげた
読み応えたっぷりの大作。
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聡明で奔放な女性が、第一次大戦下の激動の時代に、女性として世界初の世界一周飛行に挑むが。。彼女が手に入れたのは富でも地位・名誉でもなく、大空を自由に飛べる翼だった。
チャールズ・リンドバーグの快挙に続き、女性として初めての大西洋単独横断飛行などをしたアメリア・イアハートがモデル。
実際に飛行機で世界一周しているような爽快感がある。ルートに日本が入っていて、ストーリー上でも重要な位置を占めているいるのが、なんだかうれしい。アメリア・イアハートにまつわる話は諸説あるようだが、本作が事実だといいなと思ってしまう。
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初の世界一周飛行を成し遂げた日本人と伝説のパイロットアメリア・イヤハートをモデルに描いた壮大なロマン。
読んでいてこちらもワクワクしてしまった。
半世紀にわたって一人の女性を想い続けたカメラマン山田が印象的だったが、「その後」のその辺りはあまり深く書かれてはおらず、少々残念、しかしそのほうが良かったのかもしれない。
いつもながら原田さんの引き出しの多さには敬服。努力や困難さを感じさせない爽やかさ、強さには感服!