紙の本
思うようにならない
2016/04/14 09:32
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
思うようにならなくて息苦しい思い。
まあいろいろあって成長していくのでしょう。
モデルを引き受けた女の子のお話。
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ヤングアダルトに新しい形態の小説が出た!という噂を耳にし、これは仕事上目を通しておかねばと、またまた義務感からページをめくりましたが・・・これは正解!
現代っぽい要素を多く取り入れて、現代のヤングアダルトの心情と思われるものをうまく表現しているイマドキな小説ですが、生きにくい現代の社会(それが学校という小さな社会であっても)を前向きに生き抜く、元気をくれる物語だと思いました。
著者がもと同業者ということもあり、おはなし会の状況が妙にリアルだったのが個人的には面白かったです。
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一風かわった設定がおもしろい。
主人公はロシアアニメのコスプレ好き少女。
思春期の女の子のあまずっぱいかんじ。デビュー作。
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「ねえねえ、あなた、モデルやらない?」-自分を変えたいと思いながらも、周囲に対して無関心な毎日を送る中学生の明音は、ある日怪しい女の人に声をかけられた。大好きな深夜アニメに登場するロシアの少年の衣裳・・・あんな服が着られるのなら、とモデルを引き受けた明音の日々が、動き始める。
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<内容>講談社児童文学新人賞受賞の鮮烈デビュー作〈br〉コスプレ衣装に憧れ、懸命に自分の居場所をみつけようとする中学生の明音。彼女の学校での友人、学外での出会いを通じて、心の揺らぎを活写したYA小説。
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第49回講談社児童文学新人賞受賞作
コスプレの話とか感情移入全くできずなんてつまんねーんだって思ったけど後半は綺麗にまとまってました
クラスのグループをフルーツバスケットと表したり、表現がとても綺麗だし、人物の描写もうまいのにメインがコスプレだったのがなんか残念でした
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クラスのグループ関係の事、アルバイトの事、洋服の事、芸能界を夢見る事、お酒に興味が出てくる事、自分の身体の変化の事など。誰もが一度はそう言う悩みにブチ当たった事があるであろう、中学生の揺れるココロをガッチリと捉えた感の作品。
ええと。マルセイバターサンド、あれは旨いよね。幅広い年齢から支持を受けてるもんね。
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現役図書館員の作品。主人公の母が図書館のボランティアとして読み聞かせしているのが、「めっきらもっきら」というところがやはり図書館員。
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バターサンドって、マルセイバターサンドのことだったのかぁ。
サンドイッチでバターのやつ……だとばかり思ってました。
悪くはないだろうけど、なんか挟んだほうがよくないかい? なんて勝手に思ったりして。
バターサンド、私も大好き。
北海道に行ったら必ず買って帰るし、北海道物産展でも必ず買います。
10個入り買って、10個全部自分で食べる!!!
すぐなくなる!!!
……って、全然本の感想ではないですね。
主人公の気持ち、わかるようなわからないような。
智美さんの服を作ってネットで売るっていうの、うらやましい。
私も縫ったりするだけじゃなくて
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自意識過剰で痛々しい時期。性を超越し、選ばれた存在になりたい。他人とは相容れない、理解するなど到底無理。
そんな青春を過ごした人には古いアルバムを無理にみせられる感じがするかも。それほど上手い。しかし、痛い気持ちは始めだけで、デザイナーとのであいからどんどん話に引き込まれていく。
自分を殺さず、しかし客観的に見つめ、成長していくことの難しさ。周りとの輪が縮まることの嬉しさ、煩わしさ。
常に矛盾しているこの時期の心の動きがテンポよく 書かれていて、とてもよかった。
トガッてるあの子にすすめてみようかな?
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他人との距離の取り方が良くわからない中学生の赤音。深夜のアニメでみたロシアの少年に自分を投影させ、「自分は、ちょっと違うのだ」とクラスメイトを少し上から見下ろしている。そんなつもりは無いし、上手く人付き合いできない自分の不器用さも認識しているのだけど、そんな自分の方が上等だと思っている。そういう、思春期独特の青さが可愛い。 ありがちな話ではあるけれど、面白かった。
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学校では本音で話せる友達がいないミメイ(仮名)こと明音。
深夜アニメの主人公に憧れ、胸にはさらしを巻き、コスプレに憧れていた。
そんな時、本屋でモデルにならないかと言われる。
怪しいから無視したけど、好きな服を作ってあげると言われ、コスプレの衣装を作ってもらう約束で引き受ける。
その人のブランドのお手伝いをするうちに、自分の環境が変わりはじめた。
念願だったコスプレもでき、新しい友達もできたけど、何かが違う…。
大人との関係、友達との関係、社会との関係。
中学生の悩みがギュッと詰まっている話だった。
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アニメのコスプレ、モデル、などいかにも今風の題材を盛り込み、感受性が鋭く不器用でうまく立ち回れない女の子の不安定な感じをうまく表現していると思います。が、このようなテーマはどうしても既視感があって新鮮味に欠けるような…。
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あっち系の人の話(ただし、モデルができるくらいきれいな)、というだけで、世界にあまり溶け込めない。それから、この子が何を大事にしているのかよくわからない(そのロシアの世界以外は)。なにを伝えたかったのだろうと思うとますますわからない。
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ひととの距離だったり、「自分」のあらわしかただったり、成長による変化だったりを悩む姿がよくわかって、だからなのか、最初はとっつきにくいなーとおもった。けれども、なんかいい進み方だった。そして、あとがきもよかった。読むことも書くこともたしかにひとりじゃないんだよねぇ。