紙の本
書き下ろしが多く読み応えがある
2009/12/24 10:50
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
完結した作品の事後談や単行本化されていない作品などを収録したもの。書下ろしが半分以上あるのではないだろうか。なので、内容を列挙しておく。
【第一巻】魔術師オーフェンはぐれ旅
●キエサルヒマの終端:
作者のウェブサイトでキャラ名を隠して公開されていた作品の、キャラ名を復元したもの。本編完結直後のお話で、新天地を目指して旅立とうとするオーフェンと、彼を追いかけようとするクリーオウの姿を描いた作品。
●約束の地で:
本編完結の二十年後くらいのお話。レティシャの子供たちが魔王と呼ばれるようになったオーフェンの元を訪ねて秘密を探ろうとするお話。オーフェンの娘たちやプールトーなどが登場する。
●魔王の娘の師匠:
同じく本編完結の二十年後くらいのお話。オーフェンの娘ラッツベインの師匠であるマジクについて補足する短編。
一本目はクリーオウが再び進みだすまでのお話という側面が強いけれど、二本目からは本編中では明らかにされることの無かった設定などを開示するという側面が強いかも。ギャグっぽく登場していたケシオン・ヴァンパイアやマジクの母親なども、物語の背景に深く関わっていたことが分かる。
【第二巻】エンジェル・ハウリング
●from the aspect of MIZU サーヴィル・キングス(眠る王権)
帝都消滅半年後くらいの出来事。アスカラナンに向かおうとするミズーとジュディアが森の中で出会った、帝国に滅ぼされた王国の王女とその従者に関する物語。
●from the aspect of FURIU ガールズ・ハンティング(託す幕間)
前述と同じ頃、おそらく近くの場所。野生化した有形精霊を捕獲しようとするフリウとマリオたちの物語。
●スィリーズ・アワーズ(どうでもいい時間)
ドラマガ増刊収録。フリウと出会う十年くらい前のスィリーに関する短編。
第一巻よりも、突然の別れや無力感に伴う、登場人物たちの心理的な変化を描いた作品という側面が強いように思う。
【第三巻】未収録短編集
●魔術師オーフェンまわり道(1)悪逆の森
角川mini文庫収録。オーフェン、クリーオウ、マジクたちのドタバタ劇。
●魔術師オーフェンまわり道(2)ゼロの交点
角川mini文庫収録。前述の三人に加えて、地人兄弟が登場するドタバタ劇。
●魔術師オーフェン往時編 怪人、再び
チャイルドマン教室の七人が全員登場する作品。今までで一番コミクロンのセリフが多い短編ではなかろうか。マリア・フウォンを完膚なきまでに叩きのめしたあの怪人が再登場して牙の塔を蹂躙するドタバタなのだが、結構物語の深いところにまで関わっていることが仄めかされる。
他のところにチャイルドマンの昔の名前って出てきたっけ?
●リングのカタマリ
ザ・スニーカー収録。プロレス好きなのかな?
●パノのもっとみに冒険(1)~(4)
(4)以外はドラマガ増刊収録。魔女の見習いであるパノという少女が登場する、童話チックなお話。
全体的に、書下ろしがいっぱいあってファンなら読みたいと思うだろうけれど、やはり値段が高い。色々と事情があり仕方のないことは分からなくも無いけれど、せめて分冊で出版してもらった方が、読者は嬉しかったんじゃないかな?
内容的には大部分が面白いだけに、そこが残念。
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期待として★5つ。なつかしいなぁ。
当時うっかり武術始めちゃったのも、秋田先生の秀逸な戦闘描写が一因だった気がします(笑)
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発売が楽しみで仕方ありません。
…まわり道シリーズが読めるのが激しくうれしいです。
書き下ろしの話は、本家サイトにて読んだのでだいたいは知ってるしね。
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わたしはこの本を読むために生まれてきたんじゃなかろうか。
頭がおかしくなりそうなくらい期待していたのに、それを上回るほど面白いって、どういうことですか。ありがとうございます。
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とりあえずオーフェンとエンハウだけは読了。あとは未収録。
オーフェンは記憶曖昧な状態で読んだので、かなり衝撃的でした。本編読み直そうにも巻数がさ…フッ。エンハウのほうは結構相変わらず?みたいな印象でした。でもどっちも規模がデカイ。
秋田さん、新作書かないのかなー。
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『魔術士オーフェン』と『エンジェル・ハウリング』の続編や、文庫未収録作品を集めた豪華本です。
ファンなら買って損なし……というか買うべきです。
少々価格は高いですが、中身の密度から言うと決して損はしないと思います。
限定予約商品ですが、amazon等で探せば在庫はあります。
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着た!取り敢えずオーフェンだけ読んだ!
クリーオウやっぱりヒロインだよねそーだよねー!!(笑)という感想は別として、やっぱり面白いな……。思ったよりも絶望的じゃなくて安心しました。あーイタタタってのはあったけど(肉体的に)まあオーフェン的に普通よねっていう……(笑)
20年後本筋ももちろんだけど(年上スキーにとってあのオーフェンはなんかホイホイ過ぎる)、個人的には魔王の娘と師匠が好きかも。マジクがいい感じにスレててイインジャネーノってなりました。
でもなんだろう、そこはかとなく関くん@京極堂の香りがするよ……(笑)
そういえば、マジクが移住したのがラッツが産まれた頃ってことは、マジク来て早々にぶったまげたんじゃなかろうか。
萌えとかそっちは日記でぶちまけようっと(笑)
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好 き だ !
オーフェンでラノベに入った身としては、後日談編ももちろん面白かったのですが、エンハウ好きとしてはあの2人がちゃんと日常してるのもすげー嬉しかったですし、八王子のアレはアレでいつも通りのアレだし、掌編の魔女さんの話がどうしようもなく好みど真ん中であああやっぱり好きですー!
日記連載を途中から追っかけられなくなってたので、やっぱりウェブよりも活字だなぁと再確認した次第。
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A
完結したオーフェンやエンハウの後日譚を書き下ろしたファンボックス。
20年後のオーフェンはぐれ旅・エンハウ後日譚・その他短編集の3冊セット。
まさかもう1度、これらの作品が読めるとは!が素直な感想。
どちらも両作品の秋田の雰囲気がよく区別され再現されている。両作品を読んでいた人なら、その当時を思い出させてくれ懐かしみを思い出させてくれるファンBOXである。
が、この本は、そのファンBOXというレベルでとどまらず、秋田禎信独特の言葉遊びの文章表現、本としての一つの表現の完成系がみえる。久々に一文一行を読み進めるのが楽しい、いや勿体ないとすら言える作品であった。
7000円という高値を、その価値はある。と断言できる本である。珠玉の1冊。
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第一巻(本編後日談+第四部)及びプレオーフェンしか読み終わってませんが。
やっぱり抜群に面白い。
そして流石の設定魔、マジかよ!?って設定が次から次に出てくる出てくる。
これでもかというぐらいの秋田節。
ファンは買うべき。高いけど。
ハウリングは設定かなり忘れてるからなぁ…
あの読みにくさは異常なので読み返すとなると骨が折れそうです
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えっと……はぐれ旅のタグがなかったのでBOXのタグ起用で。
オーフェンシリーズは読んだタイトルを徐々にここに書き足していく方式でいきたいと思います。
オーフェンシリーズは大好きで何度も読み返しているので、初読みというわけではないです。
2010年8月8日 我が遺志を伝えよ魔王
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文句無し。まさか再びこの作品が読めるだなんて! という感動でいっぱい。
作者のホームページで名前を伏せて連載されていた時を知っている分、まさか本になるとは、と感動もひとしおでありました。
オーフェンの女運の無さに爆笑したのは秘密。彼は何処まで「姉妹」に囲まれているんだw 羨ましいのやら羨ましくないのやら……w
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2011年秋より、この話の一部が文庫化しますので、買ってない方には是非そちらをお勧めします。
第一巻と第三巻にしか興味がなくて買ったのですが、十分に楽しめます。
第三巻のプレ編描き下ろしは久々に笑わせて頂きました。
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小説つくるぜ!企画での話とか、ザ・スニーカーに載ったプロレス短編とか、懐かしのミニ文庫のオーフェンもあるよ!
書き下ろしのエンジェル・ハウリングが熱かったな!
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オーフェン、エンジェルリンクスのその後の話、また短編集も入った3冊組のBOXです。どの本も秋田さんらしく、その後、なんて思えないぐらいキャラが生き生きしていて、ファンには嬉しい作品です。