紙の本
メガネ男子はもう古い。次は壮年眼鏡!
2009/12/24 09:44
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
婚活がもてはやされる昨今だが、それでも恋愛下手な女の子や仕事が好きでそっちのけのキャリアウーマン、結婚に臆病になっている淑女は数多い。
多分私もそのどれかの一人。
だからこれを全て満たしている困ったさん・つぐみはもしかしたら、様々な場面・意味で
「リミット」を迎えつつある女性たちを代弁しているかもしれない。
東京で大手電機メーカーに勤める30代半ば一人暮らしの女・つぐみは、仕事からの解放を求めてど田舎にある祖母の家で長期休暇を決め込んでいた。祖母の他界でそのままの家を継ぐことを決意、田舎暮らしでの在宅勤務に切り替えたつぐみだが、次の日目覚めると・・・
家の離れにはかつての師である祖母を愛し続けたというクールビューティー?な50代男性・海江田が住みつき、奇妙で微妙な共同生活が始まった。
と、そんな感じでこのつぐみと海江田の微妙な関係が一つ屋根の下で描かれていく。
ストーリー自体は何か大きな事件があるわけでも謎や暗いものがあるわけでもない。
なのに二人にはたまらない、読者をひきつけてやまない魅力がある。
西先生の絵が柔らかで繊細に美しいため水彩画のような優しさを感じてしまう二人だが、その表情にそぐわず?つぐみは可愛げのないほど一人だちしたしっかり者だ。いわゆる頼れるひと(男)を必要とせず、その上過去の傷から恋愛&結婚に極端なほど臆病。いわゆる恋愛下手のアラサーだ。これを解きほぐすのは至難の業に思われる。
前巻で海江田がつぐみに恋愛感情を告白したところで終わっていたが、二人は30と50といういい大人。静かでクールな関係が続くかと思いきやこの2巻ではなんともいじらしいほどのアタックを海江田が見せてくれる。
メガネ男子などもてはやしているのはもう古い!今こそ壮年男子、熟男熟女の不器用でいじらしくももどかしい恋愛をじっくり味わってみてはいかがだろうか。
そして恋愛モノとしてだけでなく「一人=独り」であることに慣れてしまった大人な人に是非読んで欲しい。
二人でいること、それは一人では背負いきれない痛みや悲しさを半分に分かつ人がいるということ。それを怖がっているつぐみとそれをひたすら待つと言い切る海江田の懸命さが哀しくも優しく心に響くこと受けあいだ。
なんにしてもようやく「二人」という幸せの入り口に立った第二巻。次巻が非常に楽しみだ。
紙の本
だんだんと・・・
2020/04/01 20:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
奇妙な同居人から気になる人へ、徐々に惹かれ合う50男と30女。
微妙に社会からはみ出た二人の気持ちの変化に戸惑う様子が面白い。
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こんな大人で素敵な方に言い寄られたら幸せでしょうが、やはり悩みも尽きないんでしょうね苦笑。
海江田せんせいの嘘をつかないと性分にとってもときめきます…!
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おっさんはおっさんでも
わかいおっさんだからよかったんとちゃう?と思ってしまう。
あとは秘書の子えらい良い子になってしまって
まー内面見えたら良い子におもっちゃうわ。ってか誉めてなくね?
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漫画として普通に面白いのだけれども、
三十路女の目線で見るとなんかもう超ドリーム!
柄にもなく夢見る乙女になってしまう・・・・
こ れ は 癒 さ れ る !!
休憩時間40分で2巻一気読みしたら、完全に海江田さんに落ちていました。
何なのあの男!!!!酷い!!!でもそこが好き!!!
も、ダメ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今まで二次元で見て、惚れてきた男の中で、一番理想的な男だ。
初めてだ、絶対初めてだ。
どこをどうとっても理想的である。
欠点といえば確実に私より早く死ぬことくらいである。
読み終わった今、完全に心拍数が上がってんだもん、
なんか走った後みたいになってんもん!
意味分からん自分、もう恋としか
私・・・・私、海江田さんと結婚する。
するったらするーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
惜しむらくは、私にはつぐみと違って、あそこまでの生活能力と仕事能力と経済力がないということだ。
無駄な強さと男性受けする弱さと若い女にはない賢さと一人で生きて行ける可愛げのなさと物事に動じない冷静さと情と懐の深さは似ていると思うのだ。だからそれで手を打ってくれないもんかな、
年取った男の人には好かれる自信があるのだ!
(別に出会う機会はないので、発揮されたことはない自己申告のみの能力)
恋愛してえなー・・・・・としみじみ思ってしまいました。
三十路だからできる勢いのない恋愛がしたい、
ああいう・・・ゆっくりした速度で、じわじわとこみ上げてくるような、
気持ちの悪い生々しい感情に支配されてみたもんだわ。
もうこの歳なので、私は多分嫉妬とかあまりしなくて、でもなんか執着したいような、
平素とは違う形の感情が生まれることが、楽しそうだな、と思うのです
懐かしいなぁ。
大人の恋愛漫画を読んで、二次元の男に惚れて、
恋愛を懐かしむとか、
そりゃもう
女として終わってるけれどもな。
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第二巻。
おじさん、あいかわらずすてきです!
そして、つぐみもようやく一歩踏み出せた巻。
議員二世くんが意外と純情でした。
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本来の意味で胸きゅんするために買っている少女漫画ってこれしかない。
中学生の時分にサインを頂戴した時から早10年、私まだまだ西さんについていきます。
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色々ありつつも、ようやっと2人が上手いこと纏まったのが、なんか素直に嬉しい★ つか、つぐみ母ちゃんカッコエエな! こういう男前な考え方、とてもスキだ。世の中、皆こういう肝っ玉母ちゃんだったら面白いのになー。
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いいっす!!
西さんの書く男性に何度もドキドキしてきたけど、今回もまたやられたぁぁぁ!!て感じ。
海江田さんたまらないです!
もしかしてあたしおやじもOKなのかも・・・なんて思ってしまいました。
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作家買いしてる作家さんの一人。
でも、このシリーズはいつのまに出ていたのか。
幸せに懐疑的な30代女と正直に生きる50代男の恋愛?
うむ、過去にとらわれて生きる必要はないんだよね、と
しみじみしながら、続きを待ちます。
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前巻では海江田・つぐみそれぞれが魅力的で好きだと思ってましたが、この巻で海江田&つぐみというカップルとしてのふたりが好きになりました。
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カイエダに懐柔されちゃったつぐみちゃん。かわいくなったけど、張り合いがなくなっちゃったなぁ…。西園寺くんの字がキレイで素敵。カイエダは相変わらずテクニシャンです。
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子供の話はうっとなりました。ああいうのはダメアルネ。
ずるずる進んじゃってるけどこれ、どうなるんだろうか。つぐみの元カレ話もあるんだろうなーそこがヤマかなー。
相変わらず教授が好きです(……)
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(・∀・)ニヤニヤしながら読んじゃったぜ!
萌えシーンがいっぱいありすぎて困る!
十数えるうちにアニメ化or映画化するべき。(ドラマ化は嫌です。変な改変されるから)
気付いた事が一つ、海江田教授のモデルって土屋賢二だよね。
哲学科の先生、女子大に勤めてた、エッセイの本出してる。
今の所、共通点はこれだけだが。
つぐみちゃんに「棚を直せ」って言われちゃえばいいと思います。
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足にキスと、キスのときの耳への愛撫、に悶えてしまいました。教授の色気が半端ない!ラストのコマとつぐみの表情が好き。