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2014/1/15
結構時間かかったけどめっちゃおもしろい!
時間かかったのは寒いから。
本の中は暑いのに。
ハラハラする。
山本さんは外国でのんびりさせてあげたかった。
おもしろいからうちのパパイにもお薦めしたいけど
濃厚なセックス描写があってお薦めしづらい…
さあ下巻へ!
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もの凄い爽快感。上下で1000ページ以上あったはずなのに、気付いたら読み終わっていた。
内容自体は重たい。移民政策によってブラジルに送られた日本人の苦難がありありと描かれており、改めて「ニッケイ」の歴史に触れた気がする。
南米旅行中に日系人に多く会ったが、彼らは既にその国の人間となっていた。だが彼らの祖父母は間違いなく日本から移住してきており、日本にいる日本人には知りようもない経験をしたことだろう。
『シティ•オブ•ゴッド』でももう一度観てみようかな。
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なかなか時代背景の知識がないとわかりにくいところも。
いいところで終わったので早く続きが読みたい。
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とりあえず上巻。これは間違いない面白さ。ブラジル移民から話はスタートし、その子ども世代が日本にやってきて何をしようとしているのか!一人ひとりのバックグラウンドが丁寧に描かれ、下巻が楽しみすぎる。ワイルドソウルのソウルは韓国のソウルだと思ってたので、読み出してびっくり。いろんなジャンル読むけど、こうゆうワクワクがやっぱり小説の醍醐味やと思います。
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戦後、ブラジルのアマゾン奥地に移民した人々な過酷な人生を描いた壮大なストーリー。外務省の非人道的対応により帰国も出来ず、ブラジルでもがき苦しみながら生き抜く様、そこに手を差し伸べるブラジル人の優しさ、温かさなど、リアリティある描写に冒頭から引き込まれた。下巻楽しみ。
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日系ブラジル移民が主人公。
薄っすらとは知っていたが、日系移民が一番多い国、ブラジルの日系移民事情を調べてみた。
明治政府の発した堕胎禁止令で、特に増えた農村の人口に加え、日露戦争の混乱で、経済不安が起こる。また、今まで受け入れてくれていたアメリカが移民受け入れ拒否、ブラジル側は以前はアフリカ系移民を受け入れていたが、奴隷制度だと避難されて廃止。その後、日本人を求めるようになる。
主に地方の人達は、北海道に移住するとか、軍人になるとか他にも生きて行く道はあったけど、北海道の冬の寒さに耐えられない、軍人になる気もない人が広い土地を持つブラジルの話を聞き、移民事業が推進されブラジル移民が増えた。
しかしながら、そもそもそのような農地も用意されていないことも多く、またブラジルの土地は酸性の強い、赤色の土壌で思うように農作物が育たず、思うように生活できない移民が多発。
そんな中でも、成功した日本人もおり、近年のジャガイモやレタス、トマトやにんにくなどの、現在ブラジルで栽培されている野菜や果物などの農産物の多くは、農作物の転換を進めた日本人移民がブラジルへ持ち込み、品種改良などを通じてブラジルの赤土での栽培に成功したものもある。
このような例もあるが、生活がままならず貧困な状況で今日を生き延びるのもやっとと言う移民が多くいた。
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テーマは元々たいした興味もなく重い。
男臭い話だし。
でも引きつけられる面白さがある。
読むまでは、なかなかだけど、読み始めるとやめにくい本。
早く下巻を読まないとー
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この著者の本は初めてでした。
悲劇的な事実が続きますが、悲壮感というよりは爽快感があります。
読後感も〇
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昭和20~30年代にブラジルへ移民した人たちは、外務省や政府、その他関係者のずさんな仕業から、何の備えもないアマゾンの奥地へ送られ、人間とも思えぬような生活を強いられた。この小説は、そこで煮え湯を飲まされた二世代の人たちによる復讐劇を描いたもの。
戦後のブラジル移民が過酷な状況におかれたということは以前にも見聞きしたことがあって、それが読むきっかけ。この本のなかでも過酷な生活が描かれている。特に、大人たちが出ていき、あるいは死に絶えたアマゾン奥地の開拓地で野生児のように一人生きていたケイには泣かされた。
その後、本編の復讐劇へと入っていくわけだけど、このあたりは感動とかではなくただ面白い。男たちってどうして自分のルーツをそんなに気にするんだろう、大切にしたがるんだろうと、ちょっと思ったり。途中から復讐劇を捜査する警察が幅を利かしてきて、「あれ、これはもしかして復讐果たせず、警察の餌食になってしまうのかも」とも思ったものの、最終的にはまあ納得できる終わり方だった。
それにしても、おじさん作家が書くミステリーやハードボイルド系の小説って、話ことばのこなれてなさや女性の扱いやセックス描写が、わりとハナにつく。
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ブラジル移民を題材としたストーリー。
史実とどこまで合致しているのかわからないが、
これみ近しいことはあったのかも知れない。
想像を絶することではあるが、夢を抱いて旅立ったはずなのに。
早く下巻に進みたいところですが、図書館ではまだあと数人待ち。
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ブラジル移民にこんな悲惨な状況があったとは思いもよらなかった。
正直、第二次世界大戦に巻き込まれずに済んだラッキーな人々とぐらいにしか思ってなかった。
自分の知らなさに恥を覚えつつも、この物語に引き込まれて行った。
悲惨な描写が鮮明に書かれていて、なにも知らなかった私にも容易に読むことが出来た。
人の描写にも興味深く、特にケイには理解できないたくさんのものを持っている。
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ブラジルW杯の前に読んでよかったなと。
1960年代のブラジル移民政策の実話をベースにして
積み上げられていくエンタテイメント。
第1章に書かれていることが、それほど昔ではないころに
現実にあったんだと思うと、知らないことの罪悪感を感じるし、
小説という形で知らせることの意義を感じた。
小説の中で起こることを思えばさらに。
病院の待ち時間や電車の中で細切れに読んでいたのだけど
ものの数行で、すぐに小説の中に入りこめてしまう。
計画を遂行するために周到に準備されていく様子も
この話を進めるために作り込まれているという感じがまったくなく、
そこにいろいろな人物がからんで、視点が増えて行くのがまた面白い。
下手なつじつま合わせミステリとは全く違う。
スタートにある現実の重さはあるけれど、
一方でエンタメとしての面白さもしっかり。
イヤな読後感もなく、むしろこんなになくていいのか、くらい充実した気分。
文庫上下巻のすごいボリュームでしたが、中だるみもなく、
ブツ切れで読んでも十分に濃さを味わえました。
「鼻毛野郎」がインパクト凄くて頭から離れません。
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ブラジル移住を軸にした小説。
うちの祖父母も移住者だったので、そこそこ知っているつ森だったが、こんな現実もあったのだろう。
外務省に復讐をしていくさまが心地よかった。
結果は双方痛みわけだろう。
一気に読んでしまう作品だった。
この作者の本、いろいろと読んでみようと思う。
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ブラジル移民のことを全く知らず読んだ。
すさまじかった、想像を絶するとはこういうことだろう。
けれど、今を生きる主人公たちには魅力がいっぱいあり、応援もしたくなる。とにかくケイがかっこいい。
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誘い込まれてみれば、留まるも地獄、行くも地獄。
修羅と化して、進む。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○おれは、その相手から受けた恩をおまえに返す。
おまえも、このおれから受けた借りをいつかは誰かに返す。
そういうふうにして、世界は繋がってゆく(P.108)
○おまえが成功すればおれだって嬉しいんだ。
だから、こんなよそ行きの真似ごとはするな(P.113)
○反抗期、などというものは、松尾には存在しなかった。
そういうものは、所詮は甘える対象があって初めて成り立つものだ(P.206)
○一般的に言われる頭の良し悪しを測るには、
その相手に何事かのルールや物事の道理などを説明させてみれば分かる(P.403-404)