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「男性が中心」とされている文化を研究した本。
「どんな風に楽しまれているか」を中心に研究されている。
10個前後の文化が、各論として扱われているのが中心。
例えば「ホスト」を取り上げるなど、取り上げる基準がわかりにくい部分もある。
そもそも、ホストは「楽しんでいる」のか?
しかし、一つ一つは、社会学的な理論を取り出しながら、読みやすく、かつ観察を交えて上手に構成されていると思う。
しかし、一番面白いのは終章じゃないかと思う。
「結局・・・?」と、個々の結論は面白いものの、この本としてはどこへ行きたいのか?という気持ちで読むことになると思うけれど、
・マクロな社会との一体感が失われている反面で、
・ミクロな関係性が志向されている。
という結論に、前章までの例が、上手く当てはまる。
主張が面白いのは勿論、そこでカタルシスを味わえる本だとも思う。
結局、「男性的なもの」は孤立しているのか。
それとも、「女らしさ」に接近しているのだろうか。
話が「男性的」という視点からのみになっているから、他の「○○らしさ」との比較の観点があれば、より立体的に読後の再構成が出来たとは思う・・・。
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自己=身体性、集団=関係性、社会=超越性。
鉄道、オーディオマニア、ロックの本質ってじつは同じなのかも?
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昔から「フェミ男」はいた。
格闘技
近代的な男らしさの典型に見られているが、実践している人からするとどうなのだろうか。
理想の身体 商品化された身体
格闘技はメディアの特性を浮き彫りにしている
格闘技道場はセクシャルな関係自体が極力排除された空間
テレビは冷笑するくせに専門雑誌は無批判に受け入れる
性の区別を超越することがロックの使命
だからこそロックは男性性に由来する
ホモソーシャルをベースに、必要な虚構と不安な虚構を見極め、必要な虚構にコミットすることこそが、要求されている