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悪人 下 みんなのレビュー

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紙の本

本当の「悪人」は誰なんだろうか。私には無責任に影に隠れたまま当事者に石を投げつける人間たちこそが「悪人」だと思えて仕方ない。

2010/07/31 17:36

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みす・れもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終えた今、思うのは・・・。
直接の加害者も、間接の加害者も、確かに罪を犯した。人の命を奪ったのだし、奪うきっかけを作ったのだし。
だけれど、本当の「悪人」は、一番の「悪人」は、この2人じゃない。そう思う。
本当の「悪人」は、匿名で被害者の遺族や加害者の家族のもとに、誹謗中傷を続けた見えない人間たちだ。その行為には「悪意」以外の何物も見いだせない。恐らく、自分の快楽・自己満足のためだけに人を傷つける。そして、素知らぬふりで誰にも責められることなく暮らしている。そういう人間が一番の「悪人」ではないのか。

裕一の本心はどうだったのか。誰にもわからない。けれど、その心の中にあるのは「悪」だけではないはず。殺人を肯定することは絶対にしてはいけない。それは許される行為ではない。わかる。それはわかるんだ。でも・・・。
裕一に温もりを求め、失いたくないがために一緒に居続けることを望んだ光代を責められるだろうか。心に何の曇りもなく、ただまっすぐに責めることができるだろうか。

被害者をもてあそんだ男。彼もまた本心はどうだったのだろうか。その中には「怯え」がなかっただろうか。そして、それを隠すために軽々しい態度をとっていたのではなかったのだろうか。それは傍目から見て決して気持ちのよいものではない態度だ。腹立たしさも感じる。しかし、彼の心の中もまた、「悪」だけではなかった気がする。

冒頭に書いた通り、本当の「悪人」は、人を傷つけ喜ぶ傍観者たちではないか。自分たちは罰も受けず、罪悪感も持たず、ただカヤの外で他人に石を投げ続けている。それこそが「悪」ではないのか。そう思えて仕方がない。

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