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「和算書「算法少女」を読む」小寺裕著、ちくま学芸文庫、2009.11.10
306p ¥1,365 C0141 (2018.12.29読了)(2017.11.17購入)
【目次】
まえがき
第1章 序文と円周率
第2章 巻の上
自問自答十條
愚問十條
第3章 巻の中
五問
設問五條
第4章 巻の下
設問五條(続き)
跋文
関連図書とWebサイト
公式集
あとがき 小寺裕
実録と虚構のはざまで(遠藤寛子)
解説 和算書『算法少女』をめぐって(土倉保)
索引
資料 『算法少女』
☆関連図書(既読)
「算法少女」遠藤寛子著、ちくま学芸文庫、2006.08.10
「円周率を計算した男」鳴海風著、新人物往来社、1998.08.30
「算聖伝-関孝和の生涯-」鳴海風著、新人物往来社、2000.10.30
「『塵劫記』初版本」吉田光由著・佐藤健一訳、研成社、2006.04.20
「和算を楽しむ」佐藤健一著、ちくまプリマー新書、2006.10.10
「天地明察」冲方丁著、角川書店、2009.11.30
(「BOOK」データベースより)amazon
小説『算法少女』(遠藤寛子著)は実在の江戸時代の和算書『算法少女』にその想を得ている。和算が成人男子の占有物であった時代、町医者・千葉桃三が娘あきと書いたとされるその書は、初級10問、中級以上20問から成る。本書はその全30題をていねいに解いた初めての和算書『算法少女』詳解書。和算になじみの薄い読者のために、現代の数式表記を用い、使われた和算の術も解説。題意理解のための時代背景や文化も紹介。古書を判じながら和算に親しむ実践的入門書であり、中学・高校の先生方には絶好の教材解説書である。遠藤寛子氏のエッセイと研究者の立場からの土倉保氏の解説を付す。