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カラーひよことコーヒー豆 みんなのレビュー

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みんなのレビュー84件

みんなの評価3.9

評価内訳

84 件中 1 件~ 15 件を表示

筒井康隆の『現代語裏辞典』と併せて読むと、ベストかも。気が向いたときに、適当にエイヤって本を開いてそこを読む。同じところが出てきても気にせず読む。それでも満足できる、そういう再読、再再読可能本。

2011/07/21 19:38

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

英語にすると Colorful Chicks and Coffee Beans だそうです。〈ひよこ〉が〈 Chicks 〉ですか。たしかに chiken だからな、なんて思います。それにしても可愛らしいカバーです。そしてなにより、色合いがいいんです。背のデザインも含めて好きで、卓の上に置いておいたら早速、長女が見つけて「カワイイ」と。勿論、私の次に読む権利を与えたわけです。そんな愛らしい装丁・装画は寺田順三。

出版社のHPには
               *
ささやかな日常から真理を見いだす作家の目
『博士の愛した数式』『ミーナの行進』などで知られる小川洋子さんの最新エッセイ集。

インドとドイツの区別がつかなかった子供の頃。「君、明治生まれ?」とボーイフレンドに揶揄された学生時代。
身近なエピソードからはじまり、単行本にしてたった5ページ弱で人生の真理にまでたどり着く展開は、作家ならではの発想の豊かさゆえ。
そんなエッセイの醍醐味を堪能させてくれる29の掌編が詰まった、宝石箱のような一冊です。

収録作品の多くは、ファッション誌「Domani」に連載されたもの。
小説を書くとき、登場人物の職業を最も重要視するという著者が働く女性に向けるまなざしは、温かな励ましに満ちています。
日々忙しく働く中で、つい”ドラマ”を求めてしまい、平凡な日常を退屈なものと思いがちですが、繰り返されるその日常こそがかけがえのない幸せなのだと気づかされます。

仕事、プライベートで、ついがんばってしまう女性たち。
そんな彼女たちに「今日は元気を出さなくてもいいかなと感じたときに読んでもらえたら」と小川洋子さん。
ふとたちどまり、肩の力を抜いて、自分自身を見直す--そんなきっかけをくれるエッセイ集です。

編集者からのおすすめ情報仕事が立て込んでドロドロに疲れて帰った夜、この本を手に取り、ぱっと開いたところにある1本を読む。
すると、すーっと心が穏やかになります。
エッセイの内容はもちろんですが、磨き抜かれた文章も、読む人を癒してくれる--言葉の持つ力を実感させられました 
               *
とあります。初出誌は「Domani」で、2006年10月号~2008年9月号にわたって連載された24の話の他に、書き下ろしで〈世界一孤独な人〉〈ジュウシマツの芸術〉〈カラーひよことコーヒー豆〉〈いとおしい気持ちになれる時〉〈届かなかった手紙〉が追加されています。各話ですが

・世界一孤独な人:インドとドイツか、理屈は分かるけど混同しないな、フツー・・・

・幸福なお化粧:電車でお化粧する人をこんなに優しく見てくれるなんて・・・

・思い出からやって来る人:祖母に似ている、といわれて喜べるなんて・・・

・働く人の姿:畑の真ん中に建つ大学病院勤務だったんですね・・・

・大人の女性とは:テキパキと仕事をし、言うべきことをはっきり言う・・・

・本物のご褒美:小川がよく書くお話、それほどに嬉しいことなんだ・・・
 
・黙々と労働する人:わたしもこんな真面目な人のお店で食べたい・・・

・言葉の天使、通訳という仕事:少なくとも、テレビの同時通訳者ではない・・・

・人と人が出会う手順:灯台守研究会求む新入生、こんなポスター見たかった・・・

・神様の計らい:歌が上手い人、というより声の素敵な人に憧れる・・・

・誰だって昔は:私は子供も老人も好き、でもそうでない人は多い・・・

・料理の喜び:料理はめんどくさいです。でも、楽しいことも事実・・・

・小さな命に救われながら:姪御さんの声に救われる、いいなあ「洋子おばちゃん」・・・

・ただごとじゃない人生:大変なものを背負っている、なんて街中でいわれたら・・・

・思い出のリサイクル:いい思い出を何度も味わう人生の豊かさ・・・

・美しい祝福:ソフィーの選択、私は見ていない・・・

・当たり前の愛情:錦繍、私も好きです、あの小説・・・

・千年の時が与えてくれる愛情:枕草子、こんど読んでみよっと・・・

・人と人を結びつける本:藤丸さん、私もお会いしてみたい・・・

・結晶のような個性:日本フィギュアスケートの歴史・・・

・楽しみ上手な人:藤本さん、私もお会いしたい・・・あれ? 藤丸さんでは・・・

・ジュウシマツの芸術:こういうところで小沢一郎の登場は予想外・・・

・カラーひよことコーヒー豆:そうか、ただ人工的に色をつけただけ・・・

・いとおしい気持ちになれる時:17歳のポメラニアン、そうか、人間にしたら100歳以上・・・

・引越しに思うこと:たしかに、引越しのときに色々なものが見つかる・・・

・靴は人生の同伴者:足の裏に石を食い込ませても歩く、逃げる、敗戦・・・

・世界の周縁に身を置く人:アンネの日記・・・

・届かなかった手紙:書かなきゃと思っていたのに書けなかった手紙・・・、

・理想の一日:小説、犬、タイガース・・・

・あとがき:ホテルウーマンの話、いいなあ・・・

思い立った時に手にして、たまたま開いたとこころを読む。筒井康隆の『現代語裏辞典』と似たような楽しみ方をするのが一番。飽きの来ない本です

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癒やされ、元気がもらえたエッセイ集。何度も目頭が熱くなりました。

2009/12/04 18:42

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今年は、深く感動した小説『猫を抱いて象と泳ぐ』をはじめ、『心と響き合う読書案内』、『小川洋子の偏愛短篇箱』など、著者の本を何冊か手にとり、それぞれに幸せな数時間を過ごすごとができました。そろそろ年の暮れというこの時期に読んだ本エッセイ集も、そう。頁をめくり、著者の人生観、感受性の清々しさ、あたたかさに触れることができる文章を読んでいる間、何度も目頭が熱くなりました。

 まず最初にじんと心にしみたのは、著者が生き生きとスケッチする働く人たちの姿。<人間の働く姿、それはいつでも私を元気づける。>p.23 と記す著者が活写する文章には、文句を言わず、一生懸命に仕事をする人たちへの敬意といとおしさの気持ちがあふれていて、惚れ惚れさせられましたね。「働く人の姿」「大人の女性とは」「黙々と労働する人」といったエッセイ。

 人と人とが出会う不思議や、天性の才能が多くの人を魅了する素晴らしさを綴ったエッセイも、よかったなあ。「人と人が出会う手順」「神様の計らい」といったエッセイ。なかでも、カレン・カーペンターの歌声の特別さについて記した「神様の計らい」の文章に、ぎゅっと心を掴まれました。

 著者が出会った忘れがたい映画や本のことを書き留め、紹介したエッセイも流石に素晴らしく、改めてまた観たくなったり、手にとって読み味わいたくなりましたね。本の紹介案内では、前述した『心と響き合う読書案内』に取り上げられていた本と重複するものが多かったです。

 女性誌『Domani』の2006年10月号から2008年9月号にかけて連載されたものに、五つの書き下ろしのエッセイを加えた一冊。仕事を持つ若い女性たちに向けて発信されたメッセージがメインとは言え、私のような男性読者が読んでも十分満足できます。頑張っている仕事で孤独を感じている方や、壁にぶつかって悩んでいる方に、特におすすめしたいエッセイ集です。

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2009/12/15 18:51

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2009/12/21 09:45

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2009/12/30 20:42

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2009/12/30 21:03

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2010/01/18 20:54

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2010/02/02 21:00

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2010/02/16 18:14

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2010/03/04 12:01

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2010/03/11 01:10

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2010/03/25 16:31

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2010/04/20 00:18

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2010/03/26 22:23

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2010/05/06 16:40

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