紙の本
悲しい過去
2017/01/14 01:14
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投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話ではないようですが、インスピレーションを受けたエピソードは実際のもののようです。
つらい少女時代を送った女の子、彼女もやがて母になり、娘を授かります。
でも、幼い頃に受けた心の傷のせいか、我が子を抱けない。
その母に発した言葉の一部がタイトルになってます。
急に動物たちのやり取りが挿入されます。ちょっと分かりづらかったです。
悲しい雰囲気の漂うお話ですが、ラストは少し前に進めてよかったです。
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女の子がにっこりと微笑んでいる表紙で、裏表紙がママと手を繋いで歩いている絵だったので、どんな内容なのかなぁって思いながら、娘に読んであげていたのですが…。
読んであげてる途中で、涙が溢れて声になりませんでした。
ママはいるのに抱っこを知らない。
心の中にはいつも冷たい雨が降り続いている女の子が、大人になり女の子を出産して…。
抱っこを知らないまま大人になってしまったため、娘を抱っこできなくて…。
でも、娘の「ママ、まねっこでいいから抱っこして」の一言から始まり、最後にはママになった女の子の心に嬉し涙が流れて…、そして心の雨があがるというお話でした。
図書館で見つけたのですが、内容はインスピレーションで決めて借りてくることも多いので、読み終わった時は衝撃的でした。
悲しくて切ないけれど、最後には心が温かくなる一冊です。
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抱っこを知らずに育った女の子がお母さんになりました。生まれたのは赤いほっぺの女の子。でも、お母さんは赤ちゃんが抱けませんでした。ある日、女の子が言いました。「ママ。まねっこでいいから、だっこして」って。
お母さんは涙があふれてきました。まねっこの抱っこなのに・・・
うれしい涙でした。 (本文より一部抜粋)
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〝抱っこを、知らない、子どもでした。それどころか、ぶたれて外へ追い出されました。冷たい雨は、降り続けました。いつ も、女の子の心のなかに・・・。女の子は、お母さんいりました。生まれたのは、赤い頬っぺの、女の子でした。でも、お母さんは、赤ちゃんが抱けませんでした。抱っこされたことが、ありませんでしたから。ただ黙って、子どもの傍にいました。自分が子どもだった頃のように。黙って・・・〟子どもを、しっかり抱きしめることの大切さをとおして、母子の愛情の在り方を諭してくれる、心ゆさぶる絵本。