欠片の繋ぎ手たち
2009/11/30 15:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
オイレンとスプライトが合流してシリーズ最終章に突入、とのことなのですが、視点的にはMPBサイドからの描写がほとんどなので、MSSサイドでどういう動きがあったのかが分からない。このため、最後の方になると特に、何でそんな展開になってんの!と叫びたくなる場面もあったりなかったりする。
散り散りにされた断片の連なりだけで、全体像も把握できないまま事件に流されるという感覚を味わえるので、ある意味では良いのかもしれないが、このままMSS視点の本が出版されないとすると、何かしっくり来ない感じもする。
涼月、陽炎、夕霧、未来への出口を求めさまよいながらも、それぞれの過去へと続く扉に手をかける三人の少女。徐々に明らかになっていく事実は、周囲の情景を塗り替えていく。
少女たちのセリフも良いけれど、後半のおっちゃんたちのセリフの方が格好よく思える。これは送信側の変化なのか、受信側の問題なのか。
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あまりの情報量の多さ混乱することもありましたが、目まぐるしく動く内容の密度と濃度に圧倒されました。
MPB側の視点で話が進んでいましたが、その間にあったMSS側の動きの詳細は次巻に期待でしょうか。
とりあえず吹雪くんと鳳嬢が仲間の元に戻れるのを願うばかりです。
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シリーズが統合しての最終シリーズですが、この巻ではほぼMPB側の視点で描かれてます。前シリーズと比べて、吹雪がすごく前に出てくるようになった印象です。しかしみんな精神的に追い込まれていくので、読んでいてなかなかつらい。
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怒涛の展開。話も佳境に。
それにつれて、読み辛く…(苦笑
やっと読み終わった~
続きが気になる!!!
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冲方丁最後のラノベシリーズだそうな。
憲兵側視点で進むのでオイレンシュピーゲルしか読んでない俺も安心です。
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魂が震える。すごすぎる。2巻でスプライト視点なのだろうか?なんにしても、見えてきた終わりまでつきあうしかない。
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このシリーズ、ラノベなんだから、もっとお手軽にお気軽に、美少女+メカ=活字でみる萌えマンガ にすればもっと売れただろうし、書くのも楽だったろうに、あえてこうするのが、ラノベの達人たるゆえん。サイバーパンクス風味も混ぜるところがサービス精神旺盛。おかげでSF好きにはたまらん作品を読めることになったわけですがね。
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2が出るということで再読。初読の時にレビューするのを失念していた。改めて読んでもこれはすごい。二つの背景を同じくする物語の夫々の事件と登場人物たちを繋ぎ、大きな物語を語る作者の力量はなみなみならない。歴史もので大成した作者に、これの続編を書いていただくのは当分、ないのだろうなと思っていたが、再開いただき、非常にありがたいが、できることなら早めの続巻をお願いしたい。
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キャラクターたちの背景/過去/背負わされたものが次々と明かされると同時に、過去に起こった様ざまな事件が複雑に絡み合い、現在起ころうとしている「何か」の伏線となる。これら謎の面白さはもちろんのこと、相変わらずのアクションシーンは大興奮。もちろん、シリーズとおしての雰囲気やギャグも失われず。
もうね、このシリーズは娯楽に必要な要素がすべて混ざっていますよ。面白すぎ!ただ、事件が複雑すぎてなかなか全体を把握しづらいのが辛いところ。
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2010 12/12読了。WonderGooで購入。
空き時間に少しだけ読むつもりがいっきに最後まで読み通してしまった・・・そのおかげで色々なスケジュールが辛いことになったが、それくらい、途中で手を置きたくない展開が続く巻。
あと少しだけ・・・と思っているうちに最後にたどりついたのだが、さて、次の巻はいつ出るのだろう? ちゃんと出るのだろうか・・・と少し不安にもなったり。
この巻の裏でスプライト組はどうなっていたのか、この先で両者はどうなるのか、凄く気になる。
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なんて救いのない展開。
最後の最後に一筋の光明が見えたのかしら。次巻を待ち侘びることにします。
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スプライトとオイレンの合流とのことだけど、今回はオイレン側の視点のみ。物語の密度がものすごいことになってます。中盤までは緊迫した状況の中でも痛みと向き合いながらの成長していき、また最強の夕霧の歌や吹っ切れた涼月の扮装といった楽しげな雰囲気があるなあと油断していたら、終盤になって急激なたたき落としを食らいました。でも最後にはそれぞれに託された希望が残り、ますます今後に期待が高まりました。先に進んで欲しいという気持ちも強いですが、次巻は明らかに省略されている要撃部隊の面々の活躍を見たいです。
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いよいよシュピーゲルシリーズの最終章がスタート。
相変わらずの厳しい展開。
勝利、救済、解明が待ち遠しい。
次が楽しみです。
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持ちあげて落として、持ちあげて落として・・・・・
こんなに二転三転するラノベを読んだことが無い。
いや、もう従来のラノベの領域に無い、あるいはかつてのラノベの領域に戻ったのか。
オイレン視点なので、ケルベルスメンバーの話が中心になってます。
なんというかもう・・・・涼月の可愛さMAX巻ですね。
オイレン4巻では不屈のガッツを見せつけたカッコイイ涼月ですが、このテスタメントでは吹雪とのカップル感がすごい。
あと黒天使ピクリーンはヤバイですね。
「あっ、何か聞こえる♪」
「みんなを素敵に抱きしめるために降臨!」
などというとんでもない台詞が涼月の口から放たれます。
・・・たのむ、どこの会社でもいいからこのシーンだけでもアニメ化を・・・
しかしそんな面白イベントも無かったかの様に、終盤一気に暗闇のどん底です。
涼月、陽炎、夕霧。
三者三様の絶望。
しかし、最後の最後で我らが小隊長、我らが突撃手・・・・
あとは読んでお楽しみください。
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1巻だけど、次が出ない。
正にジェットコースター!!
次々と発生する事件、それに謎解き。
息つく間を与えない展開。
堪能しました。
しかし、これまでの伏線を、前シリーズから考えて、この話を始めているのだろうか。素晴らしい。それとも途中からつないだのか。それはそれで凄い話になるが。
これまでの話が全てつながっていく。
全てがバッドエンドへと向かっていく、その最後に希望の光。