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盲目の娼婦の姉と、連続殺人鬼の弟。
う~んこう書くとなんかイメージそそられるんだけど、読んでみたら意外と・・・・拍子抜けみたいな^^;
ちょっと中途半端な感じ。残酷的にもエロ的にも。
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空中ブランコで活躍する親を持った異父姉弟の話。
貧しいながらも、楽しいサーカス団生活を送っていたが、ある日、フライヤーである母親の転落事故により、ふたりの人生は大きく変化する。
決して、褒められた生き方ではないけど、お互いを思いやる優しさが切ない。
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おお・・・「弟は孤独な殺人鬼、姉は盲目の娼婦」という設定は、手に取る前に躊躇するものがあったのですが、ライトな文体のおかげであまり暗くならずにはすみました。が、最後、「・・・それでいいのか・・・」「いや、そうするしかなかったよね・・・」「遅かれ早かれ、そうなるよね・・・」という微妙な気持ちになりました。弟は捕まるのか!?追手は来てるのか!?そのあたりもう少し焦燥感とともに終わってもよかったのかもしれませんが、テーマが変わってきそうだもんなあ。あくまで、これは弟と姉の禁断の愛、依存を描いたものだと思いましたので・・。
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美しい盲目の姉と、殺し屋の弟の物語。さほど鬼畜ではないけれど、倒錯の物語。美しさはあるけれど、やっぱり苦手な人にはきつそうかも。
タイトルは「絶望」だし、暗い物語ではあるけれど。このラストはもしかするとほんのすこしの「希望」なのかもしれません。読後感はしんみりとしました。
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まず文体が気に食わない。…と、それは兎も角、過去と現在をブランコの様に行きつ戻りつしながら進む話。それにしたって登場人物達の絶望感が何だか独り善がりみたいで読んでるこっちが置いてけぼりを食らった気分。絶望の種類としても割と在り来たり。
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姉弟の両親は、サーカスの空中ブランコ乗りだった。
が、母の事故により、両親は離婚。姉弟は離ればなれになる。年を経て再会した二人は…。
姉弟がそれぞれに今の様子と、過去を語っていく。
なんというか、やるせない気持ちでいっぱいだよ。
親の因果が子に報い、っていうけど、まさにそんな感じ。しかも二人がサーカスという異空間にとらわれ続けていることも、結局のところ親の因果を断ち切ることができない象徴のように感じた。
美しいということは、時や人によっては<罪>なのです。
二人の行く末を思うと、ほんと胸が痛いよ。
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非常に面白く最後まで一気に読んでしまいましたが、まあ、救いのない話です。社会から隔絶されたサーカスで育ち、家庭も崩壊、生きていくのがやっとどころか生きていく希望も見失う。そんな中で唯一残った生きていく目的にしがみつく兄弟。正しい生き方ではないが、精一杯生きていながらすれ違っている兄弟。まさに小説だからこそ楽しめるお話でした。
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失明した姉と、世界との関わりがとても暖かい。…ある一点を除いては。
そういう本なんだろうとは思うが、
あまりにもその日々が綺麗に描かれるものだから、
いまこの生活で何に絶望するのやら。
そんな感想。
姉はきっとこのあと、何度目かもわからない絶望を感じることになろう。
そういう予感は描かれまくるのだけれど、あまりにはっきり描かれ過ぎて興ざめ。
描くものは今の幸せ一辺倒でもよかった。
今は私がそんな気分なんだろうけど。
全く関係無いが「翼ちゃん」というネーミングは絶妙だなぁ。
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うーん、これはよく分からなかったな…。大石圭の作品の中でも、イマイチ何がしたかったか分からない作品。
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空中ブランコ乗りの母を、ある日襲った転落事故。
それをきっかけに、仲睦まじかった姉弟は離ればなれになってしまう。
根無し草の父に育てられ、社会の底辺を這いずるように生きる弟。
無関心で冷淡な母と暮らす中、視力を失い、結婚相手にも捨てられた姉。
姉弟が再び一緒に暮らし始めたとき、さらなる悲劇が幕を開けるのだった…。
優しくも残酷な究極の愛の物語。
途中まで話の展開が面白くて夢中に読んだけど、
オチが・・・・なんかうやむやに終わってしまった感。
姉との関係もなんとなく想像はつくけどそれすらもうやむやに。
結局あの女の子を殺してしまった後どうなったの?
殺した後の心理描写は良かったけど、姉との後は
何事もなかったように終わってしまって・・・。
なんか違うでしょ・・・。
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盲目の娼婦であるお姉ちゃんと
(雇われ)連続殺人犯の弟の話。
設定はすごく面白い。
現にふらっと入った本屋で帯買いしたくらいだし。
ただ、近親相姦のくだりは本当に必要あったのかな?
えらく生々しい描写の割には、ラストに生かされてない気が…
別に無くても支障なかったよね?的な。
いや、もしかしたらここを書きたかったのかもしれないけど
優しくも残酷な究極の愛の物語ではない。
そもそも「愛」なのか?と小一時間。
んー。
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読み終わりがすっきりしない。私の想像力が足りないからだろうか。そもそもサーカスにそこまでの魅力を感じないからか、登場人物にそこまで入り込めなかった。しかし、切なく悲しい気持ちには心を動かされた。
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サーカスで空中ブランコ乗りとして活躍する両親。
キラキラした世界の中で、父親が違えども仲良く生きてきた姉弟。
だが、母が事故に遭ったことで…家族はバラバラになってしまう。
仕事が続かない父と暮らし苦労する弟。
冷たい母に虐待され、視力を失い、結婚相手にも暴力をふるわれ捨てられた姉。
姉弟が一緒に暮らし始め、そこには穏やかな幸せがあるように思えたが・・・。
過去の場面が出てくる度、今現在姉弟二人がどれだけ幸せなのか、どれだけ今の生活を大事にしているのかが痛いほど伝わってきます。
お互いがお互いを深く思い合ってるのが、至るところに垣間見えて…だからこそ隠しごとをしている辛さも。
優しさと悲しさが溢れてる話でした。
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日の高いうちに読み出して、一章読んだところで、「これは22時以降に読むべき話だ」と判断。
で、一気に読了。
空中ブランコのようにサーカスの回想と現在の時間軸が行き来しながら話が進む。
あらゆる想定をしても、不幸な結末しか思いつかない姉弟の、もっとも幸福な場面で物語が終わったことに感心した。
希望がなければ絶望は存在し得ないことを思うと、その描かれない絶望の深さに震えが来る。
ちょっと「…」と感嘆詞が鼻につく文章だったけど、興奮度は高い。
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エッチなシーンは多いです。
完全に隔離された価値観のストーリーです。
でもそれに惹き込まれてしまうので、大石圭作品は好きです。