紙の本
頑張りたくない人には無用の本
2024/03/28 23:52
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投稿者:ぶんてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、香山リカさんの『しがみつかない生き方』の中で「勝間和代を目指さない」と批判された著者自身の反論書となっていて面白い。
内容は相変わらずの「~~力」というパターンだが、1.しなやか力2.したたか力3.へんか力4.とんがり力と自分一人だけで頑張るのではない助け合う生き方をあまり力まず、楽しみながら成長していけるように順を追って丁寧に解説されている。
どちらかというと強い女性としての勝間さんではなく、周りの人と夢をかなえる人になろうという呼びかけで、「勝間和代だからできた」ではなく、「勝間和代だってできた」のだということが繰り返し出てくる。
「ひとりで頑張る自分」から「みんなで頑張って勝つ自分」へと、意識を変えるための本である。
この本を評して「頑張る」というスタンス自体がダメなのだということは簡単だが、「頑張らない」という生き方をしたいのなら他の人の本を読めばいいのであって、勝間さんに「頑張らない」で成功する本など求めるほうがどうかしている。
また、ここでの能力とは、この本にもあるように「1万時間の法則」というときの絶対的な練習量を積み重ねられる努力ができるかどうかということだ。
これは特別な才能ということを意味しないが、努力し続けられるというのはとても大変な能力なのだ。
だから人は自分が1万時間も努力し続けられるような「好きなこと」や「向いていること」を探してしまうのだ。そして、もし見つけられたなら、頑張ってみることは悪くない。
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自己啓発好きで、こもちがちな人にはお勧め。
なぜ、自己啓発ばかりしていた勝間和代が花開いたのかが前半部分で分かる。
それは、一人で行っていたことと、仲間で行うことにした違い。
勝間本を読まれてきた人には、すんなり読みやすい本。
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本人が香山リカさんへの反論書ですと言うように、誰でもやればできるということを自分の具体例も交えてわかりやすく書かれています。
「しなやか力」「したたか力」「へんか力」「とんがり力」と勝間さんらしい言葉とフレームで構成されています。
私はへんか力について、変化をしないことは最大のリスクであると自覚しましょうという内容に共感できました。
変化することは不安だな、今までいた場所のほうが落ち着くというのは誰でもあると思いますが、それでは変わりません。
変化して失敗してもいいということを強調している本書は過去の勝間本の中ではやさしく書かれているなと思いました。
ストレングスファインダーという自分の長所を診断してくれるツールの紹介もありますが、あまりこだわると過去の自分に固執して変化することがさらに怖くなりそうなので必要ないのではないかと思いました。
この本の帯の勝間さんはかなり自然に写っています。テレビに出るようになって笑顔の練習もするようになったと言っていましたが、最近はこちらが受ける印象もやわらかいです。本当に色々なことを吸収して成長している勝間さんを見るとがんばろうという気持ちがわいてきます。
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やらないことは100%失敗である!!心に響きました。
しなやかに自分の強みを見つけ、したたかにその強みを伸ばし、自分の時間の3割は変化することにに使う。そうすれば、自分がとんがった存在となり、一目おかれる存在になる!!!
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勝間和代さんのことは父から話を聞いて知りました。テレビでも、YESかNOかはっきりしている人でこの本を読んでとても努力家で前向きで向上心があり、尊敬できる人だと思いました。自分の強みを伸ばしていくのは大事だということも教えてくれた本でした。
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(2009/12/8読了)香山さんの「しがみつかない生き方」を受けて・・・というのが気になって買ってしまった(笑)でも別にやっぱ無理な人は無理なんじゃ~という感想(笑)
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勝間さんの新刊(2009年12月現在)です。
しなやか力、したたか力、へんか力、とんがり力
この4つの力で自分を更なる高みにってな感じですよ!
香山リカさんの「しがみつかない生き方」の反対意見という側面も持っていますが、このふれこみは無くてもよかったんじゃないかと。
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多くの話題を作り、社会で賛否両論を巻き起こしている、勝間和代さん。
”否”の部分も多く聞こえ、有名になるというのはなんて大変なことなんだろう、と思う。そして、それと同時に、ただ有名なだけでは”否”も起きないので、結局は彼女の影響力は大きいということなのだ、とも感じる。
私自身は、勝間さんのような人が、それまでは一部の人しか持っていなかった知識やノウハウを、日本人社会に広めてきた功績は大きいと思う。
たとえ、それが、その人たちの商売のネタであったとしても、だ。
本書に関する感想。
勝間さんの本には同じトピックも繰り返し出てくるが、私は本書も楽しく読めた。
それは、「一人勝ち」ではなく、「みんなの力をあわせる」「周りにサポートをしてもらいながら」夢をかなえましょう、というテーマが、今までの勝間さんの本よりも、一層明確に打ち出されている点が新しかったからだろう。
今年は、「衆知」を体感した年だった。また、「1人の力では限界がある」と実感し、「他の人の力を引き出す」ことにも手探りながら挑戦し始めた。
そんなタイミングだったので、自分には本書の内容がヒットしたのかもしれない。
【特に印象的だった箇所:本書からの引用です】
・ とにかく、大事なことは、自分一人でできることはほんの少ししかない、ということを強く自覚することです。
・ コミュニケーションの基本は、何か困ったことがあったらなるべくコミュニケーションの絶対数を増やしていくことです。
・ 日本企業の多くの社長は専門分野を定めずに調整役に徹したまま出世することが多く、その企業の調整役としては専門家であっても、決して経営の専門家ではないことが多い・・・多くの日本企業が世界レベルで通用しない理由。
・ 積極的に周りの人を助けていくことで、自分の得意技・努力すべきポイントがわかるようになります。
・ 入札案件に参加すると、コスト競争になり、引き受けるのも大変で引き受けても利益が出ない・・・指名のリピーター案件を目指すべき。それには、目前の仕事を地道にやるしかない。受けた案件について、ほぼ毎回先方の期待以上のものを仕上げておけば仕事は必ずまた来ます。
・他の人の長所を見つければ見つけるほど、作業の効率化が進んできます。
・ 最大の改善は、仕事量そのものを減らす。無駄だと思う仕事を少しずつやめてみて、問題がないかどうかを確認しながら、核となる仕事に集中していくのです。
・ 自分が力の中心になる世界に行く・・・とんがり力: 会社員の生活で置き換えてみると、その人がいることによって会社の売上が挙がるか、この人に任せると経費がすごく落ちるとか、商品開発の期間が短くなるという人が「とんがり力」がある人です。自分がそのような会社にとって、「希少試算」となるような「とんがり力」を発揮できているかどうか、考えてみてください。
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■この本を読んで何を得ようと思ったのか?
勝間さんの最新本なのでチェックしてみようと。
■何を得る事が出来たのか?
この経済状況で努力が無駄になるのでは・・・と感じている人が多いけれど、
自分の出来ることから強みを磨いていかないといけないなと実感できる本。
■この本に関してのコメント
マジメにいろんな事に取り組んでいる著者の本を読んで、モチベーションを上げていきましょう(笑)
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はじめて勝間さんを見たのはTACの祝賀会でした。
話が面白く、パワフルな印象がありました。
今回は、自己の目標達成の一助にしようと名古屋駅で購入しました。
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【感想】
勝間和代さんの自己啓発本ですが、とてもとてもよかったです。
どこがよかったかというと、今まで紹介されてなかった具体的な事例がふんだんに盛り込まれていたてンです。
特にオススメは
・ストレングス・ファインダーを利用して、まわりの人に自分の扱い方を教える。
・努力を公言して、自己肯定感を強める。
・自分の得意分野に安住するのではなく、変化し続ける。
という部分です。
肝に命じて、早速実践してみたいと思います。
【内容】
(P21 正しい努力)
「えっ、努力って1人でするものではないの?」と思った方、ぜひ考え方をきっぱり変えてみてください。
1人で努力するのは、好きなこと以外、絶対に無理です。
また、好きなことでも、まわりの人がすごいね、と褒めてくれたり、収入につながるからこそ努力できるのです。
(P78 自分の能力は、外部環境で8割決まる)
~能力が発揮できるかどうかは、8割外部環境で決まると思っています。
どんな仕事をしているのか、どういう上司と一緒にいるか、どんな組織に勤めているかなど、外部環境がその人の能力8割外部環境で決めてしまうということです。
(P74 「自分がのびのびやる職場をつくる」のは、あなたの責任」)
~「自分がやりたいことで得意なこと」をできるような環境をつくるのは、あなた自身の責任です。
あなた以外は誰もやってくれません。
「自分がのびのび、長所を活かしていきられるにはどうしたらいいか」に焦点を当てて職場をつくるべきです。
(P104 マッキンゼーの本田桂子さんの口癖)
「私なんかすごく頭がいいわけじゃないし、わりと平凡な人間だから、専門分野を決めてそこにギューギューいかないとダメなのよ」
(P132 努力を公言する)
~たとえば、勉強熱心な人の場合、他の人に「何でそんなに勉強するの?」と聞かれたときに、「そんなに勉強してないわよ」と自分を卑下するのではなく、「勉強するのが好きだから」「いまどうしても学んで出世したいから」と、はっきり言ってしまえばいいのです。
この一言が言えるかどうかが、今後あなた自身がグーンと伸びるかどうかの大きな境目です。
自分のやっていることをはっきり言えると、自己肯定につながるのです。
~つまり「しなやか力」で絞り込んだ目標・自分の強みに対して、どうしたら1万時間努力できる環境を気持ちよく整えられるかを、「したたか力」で考えるのです。
そのとき、まわりの人にあえて目標と努力の対象と努力のを公言することが自己肯定につながるので、とにかくだまされたと思ってやってみてください。
やってみてダメだったら、やめればいいじゃないですか。
(P152 「成功は復讐する」)
私は、マッキンゼーの時代から企業コンサルティングをすればするほど、二番煎じに陥った企業がいかに成長に苦労するかを目の当たりにしてから、「二番煎じはしない習慣」を強く意識するようになりました。
~大事なことは、その変化する自分、新しいことにチャレンジして失敗する自分を認めてあげて、好きになることです。
同じことをして成功する自分よりは、新しいことをして失敗する自分を評価してあげるのです。
自分の成功の多さよりも、失敗の多さを誇れるくらいの気持ちでちょうどいいでしょう。
(P159 「3割投資」は将来のリスクヘッジ)
~そして、こうやって絞り出した大事な3割の時間を、新しいことに使います。
ある意味、この新しいことを行う3割の時間は、残りの7割の時間に比べて試行錯誤の連続ですから、効率が悪いに決まっています。
でも、その効率の悪さにイライラすることなく、これまでできなかったことややっていなかったことが日々少しでもできるようになることを喜ぶのです。
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一貫して、「やればできる」を伝えようとしている本でした。
「文章」というよりテープ起こししたままの原稿を読んでいる気分でしたし、前置きで煽りすぎた感もありますが、そこには著者が「やればできるんだ」というメッセージをなんとか伝えようとしている姿勢を感じました。
「やればできる」は「やらなきゃできない」で、なんともシンプルだけど難しい事の一つ。
私が「なぜ出来ないか」の答えは得られなかったけど、「できる」為に必要な周囲を巻き込む『したたか力』を知り、ヒントになった気がします。
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自分好みの長所に焦点をあてて努力する、という部分に励まされました。限界の外にある世界を見られるように、まずは「やります」。
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ものすごく読みやすい本でした。
自分と照らし合わせつつ読んだので、伝わるものが
大きかったです。
やらないことは100%失敗という言葉に
納得しました。おもしろいです。
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勝間和代さんの本を読みました。今回は香山リカさんの「しがみつかない生き方」への反論的に書いたようですが、さすがに勝間本もかなり読ませていただいたので内容的には多少予想がつくようになってしまいました。まあ、本によって内容がフラフラしているようりもそのほうがいいのですが…
この本では「やればできる」ための法則として、とんがり力・しなやか力・へんか力・したたか力の4つを紹介しています。
そういえばAERAに偽カツマーが断る力を連発してオフィスが混乱…という記事がでていたようです。
勝間さんのような生き方は誰にでもできることなの?特別な人しか真似しちゃだめなの?ということの答えを勝間さん自身が自問自答しているような本です。