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電気・電子回路の基礎を知りたく購入した本だが、完全に初心者向きではなく、ある程度知識を持った状態でないと、さっぱりな内容である。
私はこの本を最初購入した時、電子回路の知識がほとんど無く、1年ほど放置していた。
デジタル回路設計をするようになって、回路関連の初歩的な知識を得てから、再度挑戦してみると、ちょうどいい感じのレベルの本だと感じた。
このことから少なくとも初心者向けではなく、「経験者」向けの本であると思う。
本の対象者は抜きにして、本書の問題点がいくつかあったのが、評価を下げた理由である。
1. 誤字が多すぎる
誤字が多いを通り越して、多すぎると感じた。
酷い時には、1ページに5箇所とか。
このため、最初の頃は正しいのか間違っているのかわからず、長い時間悩んでしまったこともしばしば。
後半は、間違っているものとして読んだためか、気にならなくなった。
2. 説明がくどい&簡略化されている
全体的に説明がまわりくどく、説明した内容を再度説明していたりしてるところも多々みられた。
また、説明が簡略化されているところもあり、知りたいところの説明が飛ばされたりしていて残念な思いをしたときもある。
3. 練習問題が微妙
ところどころにある練習問題が、選択肢形式のものが多く、あまり身についた気がしない。
他の独習シリーズと比べて、取ってつけたような感じで微妙だった。
これだったら、もう少し説明を詳しくして欲しかった。