紙の本
ガニィちゃんの誇り
2017/03/20 11:58
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガニィちゃんが置かれた状況、そしてそれを受け入れて見せた彼女に驚愕とも敬意ともつかない気持ちを持った。自分に降りかかった災難もどうにもならない世界からも目を逸らさない事こそに彼女の誇りがあるのだろう。
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少年怪奇〜は読んだことのある作品だったけども、こちらは単行本化されるの初めてだよね?
なるしまゆりの作品には非凡な名前の人たちが出てくるけど、それに明確な意味があるな、とふと。
ガニィちゃんすごすぎ。
なるしまゆりらしい作品でした。骨太。
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久々になるしまゆりの本買った。
相変わらずどっかいっぽんはずれてて、それでいて伝わってくるものがある不思議。
…ところで少年魔法士まだですかorz
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相変わらず人の心の底をえぐるような話を描かれている。人の内にある、醜さ、美しさ、優しさ、狂気、曖昧にゆれる感情を、表現するのが上手い方だと感じる。それゆえに、爽快感とは遠い読後感。この方の物語を読むと、先の丸いナイフを突きつけられているような気がいつもする。
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少年魔法士続きかけよおおおおおおお
という叫びはオイトイテ。
久しぶりになるしまさんの新しい話読みました。が。。
わかりにくいぞ…これはわかりにくい…
読んだあと、読ませてくれた相手と話をするとガニィちゃんの性別に関する意見が綺麗に割れてしまうという事態。。
私が斜め読みしたのがいけないのかもしれないが…。
しかし。なんで蟹。
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えっらい中身な気がするんだけどそれをさらっとフラットな感じがすき。
今回は深くじゃないけどどっかになんかひっかかってる。かも?くらいな。
なるしまさんのは思考を辿るのが面白いんだよな。
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「私達は元々 見えない弾丸の飛び交う戦場を散歩する盲者だ」「生物っていうのは そういうものなんだよ」
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○感想
ぼーっとずうっと読みたくなる。
法学部なのにそれはなかろうというつっこみはちょっと頷き。
蟹喰さんの靴に対する愛着はちょっと見ほれるというか、どうなんだろう。
キリンの話も好きだなと思います。
しかし、彼岸花の話をずうっと探してるんだけど、見つからないなぁ
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Wingsで3号連続掲載された前後篇の表題作「非怪奇前線」と、その後日譚「非怪奇前線 The After」。
それから1998年発表の幻の短編「きりんは月を食べる夢を見るか」を収録を収録。
絵柄が少し粗めなので、その点では読む人を選ぶかも。
しかし言葉の選択がいつも独特かつ素晴らしい作家さんなので、ぜひ読んでいただきたい。
ちょっとオカルトの入ったお話。
離婚した妻と、妻の元にいる最愛の娘のために奔走する“痛い男”ワタナベと、大学からの腐れ縁・蟹喰(ガニハミ):通称ガニィちゃんのドツキ漫才のような会話も楽しい。
ワタナベ曰く「知的な変態」であるガニィちゃんの自己分析や不条理をただあるがまま語る下りが秀逸。
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なんかいろいろ見える不自由を喜べるドSだけどドMの主人公と、それに何だか惹かれてるんだかどうかよくわからない男の話。
結局、人は孤独では生きられないって事が言いたいんだと思う。