メイジがおこす明治維新
2010/02/06 22:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治維新前夜の日本。産業革命を魔法革命に、近代兵器を魔法に変えたような世界。
父の汚名を雪ぎお家再興を目指して勉学にいそしむ若き俊英、久世伊織は、松江藩の執政神藤治部少輔の依頼を受け、魔導書の翻訳に赴くことになる。そこで出会うのは、日本の魔法士の祖であるシーボルトの孫、失本冬馬。開けっぴろげで人懐っこい性格の彼に、久世は戸惑いを覚えつつも徐々に惹かれていく。
読み終わって思ったことのひとつ目。これはイラストと一体になった作品だということ。このイラストがなかったとしたら、最後の方の展開は納得いかないものになっていたかもしれない。
二つ目は、誰が主人公だったっけ?ということ。裏主人公はこの世界の根幹にかかわるような大きな存在になってしまうし、脇役がいい味を出してしまうので、本来の主人公が全く目立たない。RPGで言うと勇者や戦士というより回復役、ギャグで言うとツッコミ要員みたいになってしまっていると思う。まあ彼らが決して悪いという訳ではないが、バトル展開で見せ場がないなんて、主人公としてかわいそう過ぎる。
おそらく投稿作から修正したのだろうが、次以降への謎をたっぷり残した終わり方になっているので、たぶん続巻が刊行されるのだろう。
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ライトノベルという枠組みの中では、電撃文庫以外で出版するのは難しいかなって思いました。力はあると思いますが、ライトノベル向きでは無いします気がします。
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読了 3/26
「第16回電撃大賞」 ≪大賞≫受賞作
幕末+魔法はどちらも好きな要素です。
大賞というだけあって読み応えは抜群。
魔法というファンタジー要素がありながら、
幕末ならでは要素も満載で燃える。
登場人物も魅力的で、
伊織が可愛いくて、冬馬がたまにカッコイイ。
2人の距離が縮まることに期待です。
そして、何より下男の弥平さんが良い味を出している感じ。
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なんというか…地味。文章があまり肌に合わないのもあって、序盤で読むのが辛くなってしまった。魔法で戦うシーンや銀の練成高炉のくだりなど、話の筋はしっかりしている。冬馬の魔人の謎を明かさないまま終わらせるのは、投稿作としてどうなんだろう。ラノベとして読ませるなら、もっとキャラ萌えさせるエピソードを入れたほうが良かったのでは?
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第16回電撃小説大賞<大賞>の作品です。椋本さんの絵が魅力的ですが、この絵がぴったり合うような内容でとても面白かったです。ライトノベルというものでの、時代劇でしたので個人的にとても新しかったです。
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さすがに大賞なだけあって、否をつけるところはありません。
多少大味ですが、まあまあ面白いです。伊織かわいいよ伊織。
けど、一点だけ。
挿絵がひどいw
めっちゃ次のページのネタバレしてるんですけどw
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第16回電撃文庫大賞受賞作。
絵が可愛いです。(第一声
幕末、魔法、男装の女子、等々、オタクが大好きな要素をもりっと盛り込みつつ、破綻しない物語運びは見事。
新人らしい勢いが感じられないとこや、主人公が本当は女の子だと告白する場面があんまりにもあっさりしてたのが残念。
友情だと思ってたものが恋に変わるあの瞬間が萌えなんじゃないか!
まあ、一巻で一応は完結させないといけない投稿作だからその辺は仕方ないのかも。
最初から続編として読みたかったなあ。
文章はご本人があとがきで触れてるとおり、ラノベにしてはちょっと重めで漢字も多い。
しかもすんごい上手いわけでもない。
派手さがないというか、地味…。
ただ、ラストの魔法でのバトルシーンは表現が的確で、非常に分かり易くて上手い。(勢い云々は置いといて。
下手だと読みとばしますからね。
バトルシーンを上手に書くのってすんごい大変ですよ。これが出来るってだけで、潜在能力の高さに期待できます。
次回作にも期待!面白かったです!
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文明開化の代わりに魔法がやってきた幕末の話。
ちょっとラストバトルが何ともな感じでした。
続編、出すのかな?
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第16回電撃小説大賞<大賞>受賞作。
ひきこまれる。
昔の講談みたいな時代小説は今風じゃない。ファンタジーを取り入れた新しい歴史解釈、こんな風だったら面白いよね的な物語が今は楽しい。
さくさく読めました。
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大賞取るのも納得の、新人とは思えぬ手慣れた文章。安易な萌えキャラがいないのも好印象、っていうか主人公くらいしか女いねえ。女性向けとして出しても通用するかもですね。絵柄が少女漫画っぽいし
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ふぉお設定がいいよ設定が!幕末×西洋魔法!
設定に惹かれて買う人も多いと思われまする。
ただ、魔法の理論というか仕組みみたいのをもっとしっかり書いて欲しかったです。主人公が魔導書翻訳にすごいスキルあるよという設定なんだし。
読者が魔法がよくわかってないのにキャラクターがかっこよさげな呪文を唱えてると読んでて「?」となりました。敵キャラが主人公の予想を遥かにこえる魔法の使い手だったと驚きたい場面でも「へぇ」みたいな。すごさが分からなかった…
『魔導書翻訳気付いてたら終わってた(半ばまでだけど)→主人公が敵役のところに乗り込む』という点でも展開が唐突すぎないか?と感じてしまった…
しかし主役二人がいいですね見た目(伊織が見るからに女子すぎる気もしますが)も性格も好感が持てます。
最近最強キャラの登場する小説が多いからか「え、伊織弱くない!?」と一瞬思いましたがエピローグまで読むと成長やこれからの展開が楽しみになります
まだまだ序章で主人公二人の出会いと設定公開という感じで幕末の歴史も魔法も物足りないですが、次巻が待遠しいです。
文章自体は癖がなく誰でもさらりと読めると思います。
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じっくり書かれた作品という印象。丁寧な時代劇風の描写、言い回し。
ただ、伏線がいささかわかりやすいというのが、少しマイナスに感じたかも。
ラストバトルも少々がっかり。
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イラストからすると、伊織が男か女か見分けがつけづらいせいで心の中では女だろ、名前的にと思いつつも男だったらいやだなと読み進めたところ、希望通りの性別で一安心
ラノベだと、ヒロインの性格にかわいさ要素が入っていないとやっぱり物足りなさはある
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第16回電撃小説大賞「大賞」受賞作。
平行して、司馬遼太郎さんの「胡蝶の夢」を読んでいたせいで妙に夢中になってしまいました。
幕末用語が飛び交いますが本筋にはあまり関係なく、ふつうにライトノベルとして読めるようになっている気がします。意味が分かる人はさらに美味しい、という感じかもしれません。
2011.08.14 追加
あとがきで「影響を受けた」と書かれている「花神」を読書中。
同じ様なエピソードがいくつかあって、ビックリしました。
ショックだったので、★-1しました。
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やっぱり途中で女だよねー思いながら伊織さん見てましたw
声とかで分からないものなのかねえ・・低ければわかんないか・・
想像では高そうな声だけど・・
結局伊織ってのは本当の名前なのかね・・