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蒼穹のカルマ 4 みんなのレビュー

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

本編そのものが脇道に逸れたようでいて……

2010/06/04 00:03

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

冗談みたいな表紙だが、勇者の駆真が何故に魔王?という面白展開が意外な繋がりを見せる秀逸な異世界編である。駆真が職探しする序盤はオマケというか前菜というか伏線みたいなものだが、ここから淀みなく異世界に場面転換するのが巧い。魔王の在紗ラヴがこんなところで活きている。さらには、今回訳あって金の亡者と化した駆真の腹黒さが炸裂しているのだが、これが勇者から魔王へのジョブチェンジに一役買っているのが拍手喝采的に面白い。また、第1巻から登場しながらずっと報われずにいた不幸少女アステナの、蒼穹園での住まいがさらに涙を誘うのだが、今回ばかりはホームタウンだけに出番も多く、何とも上手くできたRPGの様相を呈して、居ながらにして魔王最大の驚異となる人物を「新たな勇者」として登場させ、しかも道中何の役にも立たなかった「新勇者」が、最後の最後で唯一の強力過ぎる役割を担う事態に発展している。そして、これだけでは単なるサブストーリーとなるところを、遥か過去にまで遡る因果で蒼穹園の現在との関係を示唆して大胆に本編へ組み込んでいるのである。気軽に読み始めたのが、終わってみれば何とも壮大な背景が示され、これは間違いなく本編の一環なのだと唸る展開である。しかし、在紗の前では全く以てしおらしく従順になる駆真を見るにつけ、在紗の“猛獣使い”っぷりには感嘆することしきりだが、これが文字通りになるのが何ともニクい。オビにもあった在紗(母)は、次巻へ引っ張る役割くらいしかなかったが、親戚同士なのに母も駆真もお互い見知らぬ同士なのは何か意味があるのだろうか。それにしても、悪役ながら味のある人物だった魔王の「その後」まで用意しつつ、ある意味ひど過ぎる(笑)オチまで付けるのはホントお見事である(一体何を『食べて』、何が『簡単に入る』というのか)。

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紙の本

ふざけた感じで始まりながら

2010/06/01 00:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 在紗との生活を守るため、騎士団での合宿生活を忌避し除隊した鷹崎駆真。だが、無職では楽しい生活を守れるはずもなく、求職活動に励むことになる。事務員やメイドカフェのメイドさんを経て、ようやくたどり着いた就職先は、転職ともいうべき魔王さま。
 レーベンシュアイツに君臨する駆真は、在紗との旅行費用を手に入れるため、様々な政策を実行する。果たして彼女を止める勇者は現れるのか?

 ふざけた感じで始まりながら、最後にはそれらが有効に機能して、張られていた伏線が収束する。

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2010/03/18 19:44

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2012/01/26 14:12

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2011/12/02 17:59

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2013/05/22 22:18

投稿元:ブクログ

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