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前に一度読んだものを、今回再文庫化を機に再読。
科学的にもホントにありそうな説得力がある上に、面白くて大好き。
顔も左右がシンメトリーであればあるほど美人だって言うもんなー、とか思いながら読んでました。
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モテる男(シンメトリーな男)の定義がちょっと納得いかず・・・。
自分、アシメントリーな女なもので負け惜しみ?
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すげー面白い。
多分,この領域の最先端の研究を紹介していると思うのだけども,小難しい研究論文を,噛み砕きまくってメチャクチャ分かりやすく,しかもユーモラスに説明している。
全然関係なさそうなことが,実は関係あったりするという発見は,いつでも面白いものだ。
なにより,一見アホらしいと思われそうな研究を,大真面目にやっている人がいるというのは,同じ研究者としては心強い。
また,竹内氏のように,最新の研究知見を噛み砕いて説明するという,interpreterのような存在は極めて貴重だ。こういった類の作家がたくさん出てくれば,学術世界も仕分けに耐えうる価値あるものと認識されるのではないかと思う。
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オスに限ってのことなんだけど、シンメトリーであるということには数多くの特典があるらしい(メスの場合もおっぱいがシンメトリーだとよく子を産むといったことはあるが、それ以上にシンメトリーであることとの関係はないとか)。シンメトリーということは、寄生者の害を受けなかった証であり、メスは微妙なシンメトリー性をかぎ分けて選ぶ天性の能力があるらしい。なぜなら、身体防御能力の高いオスとなら生存性の高い子が設けられるから。ま、しかもそれが顔もよくて頭もよくてってことになるなら、ほんとに以下にあるように一石数鳥なわけだ。
○EPC(ウワキ)の相手としてご指名がよくかかる。
○顔がいい。
○童貞を失うのが早い。
○経験した女の数が多い。
○女がすぐにOKのサインを出す。
○女をよく「いか」せる。
○筋肉質である。
○背が高い。
○IQが高い。
○ケンカが強い。
○臭くない。
○精子の数が多く、質もよい。
○スポーツが得意。
○ダンスがうまい。
○歌がうまい、声がいい。
○女の扱い方、キスや愛撫の仕方、性交がうまい。
○女の口説き方がうまい、しゃべりがうまい、ジョークやユーモアの効いた会話をこなす。
○性格がいい、社交的。
○ギターなど楽器の演奏がうまい。
○車の運転がうまい、バイク走行が巧み。
○金儲けがうまい。
こういう科学の世界の話って、書きようによっては真面目一方のつまんないものになってしまうのだが、その点、著者の筆力は類まれ。テンポがよく、例示も豊富、自身のつぶやき的なことも混ぜながら「科学」ってことを意識せずに読ませてくれる。
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またまた竹内女史の本。
昆虫や鳥のデータから始まり、ヒトにいたるまで本能レベルで分析。
ハゲに胃がんなしかぁ…。
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「シンメトリーな男」3
著者 竹内久美子
出版 文藝春秋
p155より引用
“ハゲもヒゲも、よほど深い意味を持っていると考えざるを得な
いではないか。”
動物行動学者である著者による、体の対称性が生殖活動にもた
らす影響について書かれた一冊。
競馬に関する話からスポーツマンについてまで、数々の研究者
たちの事例を元に書かれています。
上記の引用は、ハゲについて書かれた項の一文。
ハゲはどうやら病気に強いそうで、特に胃ガンに強いということ
です。どのような事にも、なにがしかのメリットがあるのかも知
れません。
目には見えない極めて小さな単位でシンメトリーであるかどう
かが、異性にモテるかどうかを決定するそうです。生まれながら
にある、努力しても越えることが出来ない壁というものが、科学
的に証明されてしまった、ということなのかも知れません。
ちょっと切ないです。
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読み物として純粋に面白い一冊。
トイレ本から昇格して、後半は一気読み。
本書の最終章で、どこまでが実際の実験結果で、
どこからが著者の推測なのかを明確にしてくれた
からよかったものの、読んでいる途中はこの両者
の境界が曖昧で、「おいおい」と思ったことも
しばしば。
科学読み物としてはかなり面白いけれど、学者
センセイから猛烈な怒りを買いそうだな、という
ことが素人目にも分かる。
ところで、本書を読んでやっぱり気になるのは…
ワタシの体はシンメントリーなのか?ということ。
実測してみたいような みたくないような。