電子書籍
ふしぎな1冊
2015/12/29 19:23
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投稿者:櫻子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
34歳無職さんでいけだたかしさんを知って、この本も読んでみました。不思議なお話の短編集で、読み終わったあと、ふんわりしたような不思議な感覚になります。
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誰にでもありそうな日常、少しの非日常が、丁寧かつ重くなり過ぎないように描かれている。
『ささめきこと』をずっと追ってきたので絵柄に少し抵抗があったのだが、たまに入るコミカルなタッチでやはりいけだたかし氏だなと感じた。
それぞれの作品の読後感はさびしくもあり温かくもある。主人公格の年齢がやや高め(主婦多し)で感情移入しがたいかとも思ったが、雰囲気を伝える巧みさのおかげで不思議と読めた。
空気の描写が巧い。
おっさんになって、登場人物と同じくらいの年齢になった時にまた読んだらどう感じるのだろうか。それまではずっと取っておきたい作品だ。
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家族愛を中心としたヒューマンドラマちっくな話が多数。
ありきたりな日常のなかにわずかな非日常を投げ込むスタイル。
余韻を残す作品が多かった印象。
写真屋のガラスに映る親子3代の見開きに感動した。
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これは凄い。もうね!話が逸脱過ぎて現代漫画界ではトップクラスだろうに・・・何で連載枠にならなかったんだろうか?まぁがっつりとした読み切りだからなのかしら?連載に繋がらない的な。いやはやこれは凄い宝物漫画になりました。未読の方は是非!読まないと損するレベル。
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描かれている当時、1990年代の風景、すでに20年近く昔になっている。ケータイやスマホのない日常生活・・・
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いけだたかしの初期短篇集。
『ささめきこと』とは絵柄も話もかなり違っているようだが、
『ささめきこと』で時折出ていた暗い面との共通性は感じる。
当時の作風なのか、はっきりとした終り方(オチ)を示していない
作品が多いように見える。
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いけだたかし氏の作品『プラトニック・ホーム―いけだたかし短編集(2010)』を読んでみた。 ”2DKの獏”が恐怖を感じた。