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へスターがお母さんて、想像がつかなかったけれど、サラ・コナー(『サラ・コナー・クロニクル』)よりもタフで相手に容赦なしなところが怖い。このシリーズ、三部作だと思ったら、いつのまにか四部作になってるし。大団円となるのだろうか?
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前半の主な語り部であるレンには
両親のトムとへスターほどの魅力がないのか
途中までは前作までの輝きを失っているように思えました。
SF的に目新しい部分があまりないせいもあるかもしれない。
中盤からようやく徐々に物語が回り始めますが、
いままでほとんど現れなかった宗教やらが顔を出し
最後までしっくり来ない感じが残ります。
死ぬべき人はどんどん死ぬし、
へスターは相変わらず鬼神だし、
変わらない部分もあるのですが、
全体として完結編へ向けての繋ぎで、
舞台を整えたという感じでしょうか。
シリーズ最終巻となる4巻が待ち遠しいですが、
はたして刊行されるのでしょうか。
レビュー数などを見るとこの作品、人気ないのかな?
やや心配。
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ちょっとトーンダウン?
間が結構あいてしまったのも大きいのかも。
あれから16年後、という設定もなー。
と思いながら読み進めてたら、最後らへんで一気に!
ヘスターが本領発揮!それでこそヘスター!
本巻は、続き物の「前編」だったわけなのね。
だったら、タイトルもそれに合わせればいいのに。
なんか、どんどんと「移動都市」が出てこなくなってる気がして、それがちょっと勿体ない。
せっかくの素晴らしいアイディアなのだから、もっと派手にやらかして欲しいかな。
あと、トムがどんどんヘッポコになっていってるので、次巻での巻き返しに期待したい。
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とにかく予想の斜め上を行く展開!
序盤は素直に話が進まない感じがして、なんだかいきあたりばったりな展開では…?と思っていましたが、読み終わると、本書の第一部では、物語のスタートを切りつつも、フレイアとコールのエピソードを綺麗に結んだんですね。
また、勢いが増していく終盤、第2弾のしこり(ヘスターがアンカレジを裏切った事実)をうまい具合に回収しつつ、第4弾に繋げるあたりは、なんだかしてやられた感じがします。もちろん勢いはあるんでしょうが、おもしろかった。
さて、なんといってもヘスターの性格の歪み具合!娘をもったにも関わらず、その歪んだ性格は相変わらずで、ついにその歪みがトムに露呈してしまう始末。終盤の展開はぶっちゃけ自業自得なのですが、やっぱり可哀相。こんなに性格が悪いのにも関わらず、嫌いにはなれない、憎めないキャラクターなんですね~。第4弾で報われるといいのですが…
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トムは優しすぎる。
それに対してヘスターは、ヴァレンタインの娘であることに囚われ、過去の裏切りもトムに言えず、自分の冷酷さを持て余しているようにも見える。
トムはすべてを受け入れてヘスターを選ぶのかどうか。ヘスターとレンの関係も修復できるのかどうか。
トムとレンとぺニーロイヤル、ヘスターとシュライク、フィッシュケーキとファン、ゼロとグリーンストームたち。それぞれがバラバラになって、これからどう展開していくのか。
ヘスターには幸せになってもらいたいけれど、トムにはヘスターを選ぶだけの明確な理由が必要なのだろうな、と思う。子はかすがいと言うけれど、この場合、むしろレンがいない方が話は簡単だった気がする。
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第二部から16年・・・
大人になった主人公たち、こんどの主役は世代交代して娘。
自分が親になった視線でも楽しめるし、若いころを思い出し「ああ、わかるなぁ」と感慨深くなったり。
最後までスピード感たっぷりで、飽きさせない物語です。
結構、バリバリのSF感がいいです。
次巻はいよいよ、最終巻・・・。
楽しみであり、終わってほしくないという気持ちも。