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三雲岳斗、乾くるみ、石持浅海、浦賀和宏、矢野龍王の5人による
学園を舞台とした作品集。同時に出たミステリ愛。も良かったですが
今作も粒そろいで面白いです。
三雲さんは「幻獣坐」とリンクした主人公のストーリー。若干設定は
違いますが幻獣坐を読んでいると一層面白い、
乾さん、石持さんを挟んでトリッキーな2作品へ...という流れもいいですね。
浦賀作品は自分はこれが2作目なんですが、この方って他の作品も
「アレ」がテーマなんですか?? まさか...と思っていた展開だけにちょっと
ひいてしまいました。エロ系同人誌の作者とタイトルだけで2ページちょい
使うなんて荒業もww。
そして矢野さんのある種のバカミスのような作品。このくらいの
短編で読むなら全然アリです。まさかなぁ....と思っていたらやはり!!!の
結末。本当にそうだとは思わなかったっす。アホだなぁ~。
ということで今回の「ミステリ愛。」「ミステリ魂。」は2作ともアタリです。
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5人の作家の短編集。相互関係一切ナシ。
三雲岳斗 作「無貌の王国」
ある女子生徒が、複数生徒がいる図書室で自殺した。そして、その女子とつき合っていた男子が去年学校のプールで溺死していたことが判明する。調査により浮かび上がる「KINGDOM」というメールを使ったゲーム。
果たして、本当に図書室の事件は自殺だったのか?そしてゲームの目的とは?
乾くるみ 作「《せうえうか》の秘密」
高校の校歌とは別に存在する歌『せうえうか』。昔からある不思議な歌詞の歌なのだが、過去一度だけ歌詞が変わったらしい。その情報を手に入れた謎解き大好き5人組が、歌の歌詞に隠された謎を解く。
石持浅海 作「ディフェンディング・ゲーム」
戦争をしない国の士官学校での話。
管内で強盗未遂事件が発生。犯人は黒ずくめの男で逃走中。その犯人を捕まえるため、士官学校の生徒が管内を巡回することになった。
そして巡回中、ついに犯人を発見し、犯人を路地に追いつめたのだが、犯人は忽然と姿を消したのだった。果たして犯人は・・・
浦賀和宏 作「三大欲求(無修正版)」
グレンラガンのヒロイン『ヨーコ』好きの、イケメン隠れオタク男子高校生が、3次元の同級生に恋をして、全てを失う物語。
矢野龍王 作「三猿ゲーム」
中学校でイジメを苦に自殺した生徒の母親が、担任の教師とイジメていた女子生徒2人梶原と瓜生を監禁した。目的は復讐。
母親は、教師の鼓膜を、梶原の目を、瓜生の喉を、それぞれ破壊し、部屋に閉じ込めた。そして始まる『母親探しゲーム』。1時間以内に見つけなければ死が訪れる。
見ざる・言わざる・聞かざるの3人は母親を見つけることが出来るのか?
乾作品は、歌詞の暗号っていっても「あぁそうなんだぁ」って感じだったし、浦賀作品は、構成から内容まで「純菜シリーズ」初期とほぼ同じだった。矢野作品は相変わらずの作風だったが、序盤で真相が解ってしまったので残念。三雲作品が一番面白かった。
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(収録作品)無貌の王国(三雲岳斗)/“せうえうか”の秘密(乾くるみ)/ディフェンディング・ゲーム(石持浅海)/三大欲求(無修正版)(浦賀和宏)/三猿ゲーム(矢野龍王)
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メフィスト賞作家による、学園ミステリアンソロジー。
正統派の爽やか~な作品から、もうこれはホラーでしょ! 的なえぐーいヤツまで、盛りだくさんで楽しいです。
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ミステリの名手たちが学園に仕掛けた謎、だそうです。
「無貌の王国」三雲岳斗
「《せうえうか》の秘密」乾くるみ
「ディフェンディング・ゲーム」石持浅海
「三大欲求(無修正版)」浦賀和宏
「三猿ゲーム」矢野龍王
の短編5編。
三雲さんのお話はよく練られてる感じ。
乾さんの作品は初めて読みましたが、校歌の謎って設定が結構好みで楽しめました。
石持さんは理詰めで謎を解いていくミステリ。
浦賀さんのお話は・・・うーん、ちょっと女性にはハードかなぁ。
矢野さんの作品は、まぁありえないっちゃありえない話。でも面白いんだよな~。今回も、最後にストンとオチをうまくつけていました。
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浦賀和宏目当てで購入。同人誌名とかサークル名て実在のなの?大丈夫?w
矢野龍王の話が後味悪すぎた。
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三雲岳斗 「無貌の王国」 面白い!!No.1。
乾くるみ 「《せうえうか》の秘密」 合わない。
石持浅海 「ディフェンディング・ゲーム」 無難。
浦賀和宏 「三大欲求(無修正版)」 大問題作。
矢野龍王 「三猿ゲーム」 微妙。
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最初の三本はあんまり好みじゃない。
四本目、本当のアニメか!
勢いにうけた。
最後のも久々スプラッタ‼︎
なぜもう一人を殺したか、いまいちよくわからんし
すごい装置付きの部屋を作る母がアレだけど、
その辺も笑いながら読んだ。