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● 一生懸命やることが非日常であってはならないのです。一生懸命に打ち込むことが日常になれば、毎日血のにじむような努力をしても、それは日常なので、なんてことはない。たまに一生懸命やるから、「非日常の一生懸命」をしたことで、その時点で満足してしまうことになる。
● 「大丈夫」という言葉は本当に危険。そう思ったときが一番危ない。「大丈夫」は一番信用してはいけない言葉だ。「どうだ?」と聞かれて「大丈夫」と答えるときは、絶対に大丈夫ではない。「大丈夫」という言葉は絶対に使ってはいけない。
● 過去の対戦打率なんてものは、数字のトリック。何打数何安打という数字は、まったく信用していなかった。こちらの映像として残っているものがすべて。バットの芯を食ったか、食ってないか。
● 打球を、強い順にA打球、B打球、C打球という選別の仕方しかしていない。「このコースに投げればA打球が多いけど、このコースだとC打球」という理解。誰を抑えて、誰が苦手という数字は、僕たちの現実とはかけ離れたもの。
● アドバイスされた本人が、疑問を持つかどうかが最大のポイント。「なぜ」と思わないと進歩はない。「なぜ」がない人は何をやっても伸びない。
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去年、44歳で現役を引退した小宮山悟投手の野球人生を振り返った一冊。
タイトルを見ると自己啓発本と思ってしまうけど、中身は今までの野球人生を振り返って、学んだ事や大事だと思う事などを述べたものだ。
球界屈指の理論家であり、途中でブランクがありながらも長いこと現役を続けてきた彼の言葉にはいろいろと説得力があると思う。エリートというわけでなく、代名詞といえるようなすごい球種があるわけではないけど、それでも長くやってこれたのはなぜだろうか??野球でなくても参考になるものがあるのではないだろうか。
タイトルとイメージの違う感じの中身かもしれないが、読んでて自己啓発に十分なると思う。
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タイトルはビジネス本のようにもみえますが、実際が主に現役時代を振り返る半生記。
クールな人かと思っていましたが、意外と熱い人だとわかりました。
ビジネスマンもお給料いただいているプロだとよくいわれますが、プロとはいったいなんなんでしょうね?
やっぱり「考える事」がとても大事なんです。
また、自分には小宮山さんのボビーバレンタインような師というか上司というかいないなぁ。そんな人と出会いたい。