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国富論 3 みんなのレビュー
- アダム・スミス (著), 大河内 一男 (監訳), 玉野井 芳郎 (訳), 田添 京二 (訳), 大河内 暁男 (訳)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:中央公論新社
- 発売日:2010/03/01
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紙の本
イギリスの経済学者であり、倫理学者であったアダム・スミスの名著です!
2020/07/13 09:46
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、18世紀のイギリスの哲学者であり、倫理学者でもあり、また経済学者でもあったスコットランド生まれのアダム・スミス氏による名著です。同氏には、倫理学書『道徳感情論』(1759年)や経済学書としての同書など現代でも広く読み継がれている著作があります。中公クラシックスでは全4巻シリーズで刊行されており、同巻第3巻目は、重商主義、重農主義への批判が中心的な内容となっています。重商主義は金銀貨幣を富と解釈し、その蓄蔵を志向するものだと主張されています。しかし、国内商業では、売り手に富が蓄蔵される一方、買い手は損失を出すことになるというのです。そこで重商主義では、国際貿易で財貨を稼ぐことを重視し、輸出の奨励と輸入の抑制のための政策が採られるとともに、植民地拡大を目指し、軍事費も増大することになると言います。しかし、スミスは重商主義政策を輸入抑制のための二政策、輸出奨励のための四政策、計六つに分類し、同書ではどれぞれを丁寧に批判していきます。批判した論点の中では植民地論の比重が明らかに大きいのですが、これは当時のアメリカ植民地の情勢と強く結びついていると言えます。ぜひ、このアダム・スミスの名著をこの機会にお読みください。
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