登場人物が一気に増えて物語は続く
2010/04/07 21:20
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本巻はバトル、バトルにまたバトル。最初から最後までずーっと続くバトルの果てに、物語まで次巻に続いてしまう。学園ノリを前面に出した前巻から打って変わった、戦いまくりの第6巻である。そして、カンピオーネも多数登場する。いきなり知らない人達が何人も出てきて繰り広げられる大騒動に面食らうが、これがジョン・プルートー・スミスの本格的な戦いと本編の伏線となる。アメリカ西海岸からフィリピンを経由して日本に飛び火する壮大な仕掛けだが、これにより中国(江南)の羅濠教主が動き出す契機となり、ジョン・プルートー・スミス共々、意外な御尊顔(と言っても表紙でバレバレだが)を拝することになった。第3巻のあとがきに記された、質問への回答が全く以てジョークでなかったことは驚きである。さらには瞬間的に話がイギリスに飛び、コーンウォールの黒王子まで登場となれば、残るシリーズ未登場は“妖しき洞窟の女王”ことアレキサンドリアのアイーシャ夫人のみという大盤振る舞い。さらにさらに『まつろわぬ神』も出て来れば、「神祖」なる位置付けの存在、果ては祐理の妹【万里谷ひかり】まで現れて、何だか面白いことになっている。妹キャラは草薙静花(護堂の妹)がいるのに、と思ったが、これがまたイタズラ好きな『まつろわぬ神』のおかげで、なかなか大変な役回りを担うこととなり、次巻の重要キャラとなっている。しかし、これだけ多数のキャラを登場させながらも、破綻のないストーリーを練り上げる作者には敬服する。神祖対カンピオーネ、カンピオーネ対カンピオーネ、大騎士対弟子の戦いといった、各種各階層のバトルが、一時は同時展開される面白さを堪能した。ところで、カンピオーネ同士の共闘というのはアリなのだろうか?もしかしたら、次はカンピオーネがタッグを組んで難敵に当たることも予想される。
新たなカンピオーネ達
2019/01/31 23:35
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は新たなカンピオーネ達も登場して、神様も有名な孫悟空ということで最後まで楽しく読めた。
それにしても中国キャラのチートっぷりが凄いなw
さすが中国4千年w
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ジョン・プルートー・スミスとか羅濠教主とか、
これまで名前だけが語られてきた方々がついに登場の巻。
羅濠教主は人気ありそうだけど、インパクトでは
ジョン・プルートー・スミスに軍配が上がるか。
っていうか、さすがに、ジョン・プルートー・スミスが
3巻のあとがきのままの設定で押し通るとは思わなかったよ(笑)。
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あいかわらずの安定したおもしろさ。
異色のラブコメハーレムバトル物語は、今回、新キャラてんこ盛りで、話が大きく動き出した感じ。
すごく面白かった。
祐理の妹のひかり登場で、護堂ハーレムに幼女が加わるのか?(笑)と思ったけど、今回はなかった。
でも、次回はどうかわからんな。
それよりも、ひょっとして同じカンピオーネの羅濠さんや、アニーまでハーレム入りしてしまうのか?
次号必見だな(爆)
いや、あの孫悟空とのバトルも一応期待だけど(いちおうか?)
とにかく目が離せない今ノッている作品だ。
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前巻に引き続き東洋系神様絡みの話。レヴィアタンとかも出てきてるけどメインはやっぱりこっち。ラストには超メジャーな名前も出てきたし。しかしカンピオーネにまともな人間はいないのか。まぁ王だから仕方ないっちゃないんだが。お陰で護堂くんが随分まともに見えるよ。神殺し兼女殺しなはずなのに(笑)あ、恒例キスシーンはエロさがどんどん増してる感じです。
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今回は「ガーヤトリー」。
インド神話の韻律・讃歌の女神で5の頭と10の腕を持つ。
北東とは陰陽道でいう鬼門。だから富士山から見て北東位置にある日光に、護国を守る家康公を祀り、さらに魔除けとして猿神を祀るのだとか。
様々な権能を使い時を見極めての戦い方がかっこいいよなあ。
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リリアナの考察が的確すぎて笑える。
日光東照宮は何度か行ったことがある場所なので、ちょっと思い入れがあります。
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後書きに言及があるようにこれ迄二つ名だけが登場していた他のカンピオーネが話に絡んできたこともあって、かなり内容が賑やかになっている
護堂の周囲にも新ヒロインとして祐理の妹ひかり登場。が、流石に本作で小学生をヒロイン枠として扱うには難があるのか、まだまだサブヒロインといった印象だけど
そんな中で護堂がリリアナとしてしまった不用意な約束の行方は気になる所。正直、女心に対して鈍感な部分があるとはいえ直前に自分の所業をあれだけ列挙されながら「ひかりが自分に惚れるなんてあるわけ無い」と自信満々に思える護堂は男としてどうなんだろうと思わずにいられない
今回の敵はカンピオーネの一人である羅濠教主。これまでの敵が周囲一帯を巻き込むような迷惑千万な能力を使うのに対して羅濠教主は肉弾戦が中心。そのために護堂と羅濠教主の戦いはこれまでの決戦模様と様子がかなり異なる。でも、超常の力を用い自分と同等の力を持つ者以外は気にも止めない姿勢はやっぱり本作の敵キャラらしい部分でもあるんだけど
恐ろしく可憐なのに恐ろしく上から目線が似合う、そんなカンピオーネ
他に特筆すべきは陸鷹化の存在か。これまでもカンピオーネの理不尽さ、道理を無視した無茶苦茶さは多くのキャラクターによって語られてきた。それでも人生の十年をカンピオーネと共に過ごしてきた鷹化の言葉ほど納得できるものは無かったし説得力のある言葉は無い。そして鷹化の言葉があることで今回のジャイアントキリングを違和感の無いものにしている
ラストに登場した超ビッグネームと依り代となってしまったひかり。続々と揃ってきたカンピオーネ達がこの強大な敵に対してどのように戦うのか楽しみ
それにしてもあの挿絵はもう少し何とかならなかったものだろうか……