紙の本
こういうハードさを体験する子も居るという実録
2021/06/14 14:56
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投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
発達障害の当事者本も増えたな~と思うけど、これは読んでなかったので手に取った。
改めて、沖田×華作品の中でも(数冊程度しか読んでいないものの)、最もインパクトを受けた。
ニトロちゃんの孤独が、周囲からは分かりずらく、かつ、本人も表現する術を知らない。というより、そもそもそういう選択肢を思いつかない。
ハードな子供時代だなぁと思うと同時に、マンガとして確かに面白くもあった。
紙の本
暗くなる
2016/09/28 18:43
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投稿者:DnDn - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は、結構自分の幼少期と当て嵌まるところがあった。
起こる出来事も重く、読んでて落ち込んでしまった。
病気に対する理解よりも沈む気持ちの方が勝ってしまった。
他人とズレてるってことは辛くてしんどいことを改めて感じる。
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ある疾病にかかると、その人がどんな状態になって、
どのようなこころの状態になるのか?
は、なかなか体験した本人でないと分からないだろう
特に精神的なものは。
でも知ってもらう事がまず大事。
知らないから誤解する、知らせられないから誤解される
特にこどもの疾病の場合は、うまく気持ちを言葉に表現できないことが多い
発達障害の中に、アスペルガー症候群と、多動性注意欠陥障害という疾病がある
すごくアッサリ描かれているけど、胸が痛くなった
担任の教師の無理解と、非人間っぷりにめまいがする。
でもあとがきに救われもする。
よくぞ書いてくれはったなと想った
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漢字は読めるのです
どんな難しい字でも
「じゃひらがなで『れもん』って書いてみて」
―――ねもん(P.22)
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考えさせられるマンガです。
「まさかそんなひどいことなんて,あるわけない!」と思いたいけれど,このマンガに登場するエピソードに近い話は実際耳にしたことがあります。
こどもたちの育ちの支援に関わるおとなたちの倫理について,そしてもっと根源的な心構えについて,私たちは真剣に考えていかないといけないと思います。
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発達障害について、マンガを通して知ることができました。
物事がどのように見えているのか、物事をどのように捉えているのかを知るには非常に良い一冊でした。
これは障害を抱えた子のほんの一例であるけれど、周囲の理解が不充分な様子、医療という観点からの早期介入の必要性などを再度気付かせてくれました。
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発達障害をテーマに、作者の体験を基に描かれた漫画。目に見えない障害というものを想像すらしたことが無かったので色々と考えさせられました。
親や先生など、身近にいる人間でさえ障害に気づかず、誰でもできる簡単なことができないことをずっと責めつづける話はかなり辛いのですが、我慢強く自分を貫くニトロちゃんが障害を持つ特別な存在とは思えなく、最後まで一気に読みました。またラスト6ページぐらいの話は漫画ならではの展開でとてもいい読後感でした。
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「みんなと違う、発達障害の私」
人に触られるのは嫌いだけど
他の子よりも成長が早いくらい
ニトロちゃんは良い子
よく食べよく眠り
大きな病気もせず
何にも問題がないと思ってました
どこから見ても普通の健康的な女の子
でも本当は少しだけ違っていたのです
ニトロちゃんには
生まれつき「見えない」障害がありました。
アスペルガー症候群とLD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)です。
このことを親も先生も分からないまま
ニトロちゃんは小学校に入学しました
というプロローグで始まるエッセイ漫画。
一見普通に見えるからこそ、困ったことをしてもそれが何が悪いのか分からないニトロちゃん。
切ないエピソードが沢山あって胸が痛くなりました。
「変わった人」「人の気持ちが分からない人」
それで終わらずにそういう人たちにも出来る限り「普通」に接したい。出来れば理解したいと思いました。
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マンガです!!
発達障害(またはそれらと関連する障害)について、
これほどわかりやすい本はないかも…ぜひ!
【熊本大学】ペンネーム:カサダ
☆この本は熊本大学附属図書館中央館にあります。
請求記号 378 O,52
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アスペルガーのことを少し知っているので、最初は、「あ~そうだよね」「あるある~」と読んでいましたが、徐々に、辛くなってまいりました。
今は、そこまで暴力を振るうような大人は学校には居ないと思いますが
(いないと信じたい)やっぱり、「じゃぁ、どうしたらいいの?」と思われる大人はたくさんだし、アスペルガーの彼らが生きにくいことは変わらないだろうし、ちょっとした誤解から、それこそ友達同士の関係が激しく崩れていることは容易に想像できました。
最後に良い先生に出会えてよかった、と心から思いました。
ニトロちゃん、よく生きた。
で、良い仕事に巡り合ったね。
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最近は障害者本人が自身のことについて書くという事が増えたみたいで、やっぱり周りの健常者が書けないことを本人達は書けるんだろうし、そうしたものは説得力が違うなあとも思うのです。
沖田×華の作風はギャグだから始終笑えるし(ただし本書は重い内容)、マイナスイメージの障害が、面白いものに変わっていく。
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AS、AD/HD、LDの発達障害を持った作者の幼少時から中学卒業までの実話を元にしたエッセイコミック。
先生はクラスの絶対君主でどんな理不尽な暴力を受けてもそれがそのクラスのルール。
そんな時代が確かにあった。
家だけが普通の子で居られる場所だから外で受けた苦痛を言わない。凄く解って痛々しかった。
ニトロちゃんがまとも先生に出会えて本当に良かった。
始終重い話でしたが気持ちの良い終わり方でした。
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病気について理解しているとはいえない私ですが、とても考えさせられる内容。自分の昔を振り返って、似ていると感じる部分も多いと感じる場面も多かった。