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大人気の「警視庁捜査一課・貴島柊志」シリーズでお馴染みの今邑彩氏の本格推理ミステリーです!
2020/08/04 10:07
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「警視庁捜査一課・貴島柊志」シリーズや「蛇神」シリーズでお馴染みの今邑彩(いまむらあや)氏の本格推理ミステリーです。同書の内容は、名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡するという事件から物語は始まります。上演は中断されたのですが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていきます。「次のターゲットは私なのでは?」と心配になり、部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに姿なき犯人に立ち向かっていきます。一体、この事件はどうなっているのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
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これ読むような人は元ネタ知ってるだろうし、知ってればこそ本歌取り上手いなーと思う。
15年以上前の作品だから、会話とか今読むと違和感あるのがちょっと残念。
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見立ての見立てで次々起こる殺人。
アガサクリスティーの元ネタは読んでいないけど、読んでみようと思います。
この著者の面白いところは展開かテンポよく進み、大いに裏切られ、最後の最後のどんでん返しのオチ。
犯人?え、違うの。え?この人?と読んでてドキドキします。そして読み返したくなる。
書き方も小難しくない文体で凄いテンポよく読めます。
私は好きです。
最後の裁かれざる罪の話が印象的でした。手を下さない罪人は実は案外多く存在するのかもしれないです。そして、誰もが成り得るってことも。
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クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」のストーリーに沿って、女子高で連続殺人が繰り広げられる。
本ストーリーの他にも伏線があり、登場人物が少ない中、動機が二転三転するので、そこそこ楽しめる。
初版が1993年なので、時代背景に若干の違和感あり。
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取り合えず、そして誰もいなくなったを読んでから読んだ方がいい本。
犯人は予想出来る範囲だったけど、動機等わからなかった。
ラストは2転3転といったイメージ。
なかなか読みやすくて良かった。
それと、第一の殺人については、それはないだろう。と思わざるを得ない。
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古いのの復刻だからかいつものとちょっと違ったように感じた。
けどやっぱり読みやすいからすぐに読めた。
初期作品でこれだからずっと安定して面白いんだな…!
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とりあえず、アガサクリスティの名作「そして誰もいなくなった」を読んでから読んでください。ネタバレもありますし、テーマも知っていた方がこの作品と本歌の違いを感じられるはずです。離島のようなクローズドサークルでもなく、被害者たちは女子校演劇部員。連続殺人を起こす条件としてはかなりハードルが上がってます。しかも殺される順番、場合によっては死因までが簡単に予想できるんですから。それでも事件は解決をみず、次々と被害者がでるのは何故か。その遠因が「〜いなくなった」のテーマでもある「非積極的な殺意」に戻ってくる展開が面白いです。そして法的に裁けない罪をどう償うかに対するこの作品なりの答えと、裁く立場の人間が知りうることの限界なども勉強になりました。ただ、そこに行き着くまでの事件があまりに陳腐なのと、明らかになる人間関係が唐突なのが気になります。それだけラストが印象的だったと言えなくもないけれど、せっかくの(?)連続殺人が色あせて見えるのはもったいないと思いました。
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映画化したら面白いかもしれない、と思う作品だった。
読み進める度に「えっ」「えっ」の連続。
どんでん返しというか、結構頁を捲る都度裏切られた気がする。
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名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。次のターゲットは私!? 部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、姿なき犯人に立ち向かうが・・・。
戦慄の本格ミステリー。
(「BOOK」データベースより)
一番好きな作家は?と聞かれて、即「アガサ・クリスティ」と答える私。当然、このタイトルに惹かれないわけはない。タイトル通り、本書はクリスティの「そして誰もいなくなった」をモチーフにしている見立ての見立て殺人劇だ。
ミステリ読みとしてこれまでたどってきた道を振り返ると、まずは「フーダニット(Who (had) done it)」、つまりは「犯人は誰だ?」ということに注目して読んでいく。そのうち、犯人らしき人の特徴というものがわかりだして、次の段階「ハウダニット(How (had) done it)」、犯行の手段に思いをはせることになる。トリックに注目するとでも言えばいいのかな。そうして最後に行き着くのが、「ホワイダニット(Why (had) done it)」。なぜその罪を犯すに到ったか。「動機」に惹かれる。
元になったミステリ「そして誰もいなくなった」は何度も読んでいたので、何となくある人物に注目しながら読んでいった。クリスティの作品を読まれた方には誰に注目したのかはおわかりかと思う。しかし、途中でそれが間違いだったかと思うような出来事が起きる。そこで悩む・・・。
ミステリを読みながら真実にたどり着こうと思うと、どうしても気になるのは作者が仕掛けるミスディレクション。作中で固有名詞を使わずに「彼」「彼女」「男は・・・」「女は・・・」などと書かれている場合は注意しなくてはならない。前後の文章の流れから思いこみでその人物が誰かというのを、自然に頭で描いて読み進めることがままある。それがミスディレクションであるとは気づかずに。
今回もそれに注意して読んだつもりである。作者のミスリードなどに引っかかるものか!と思いつつ。
しかしまぁ・・・。
これだけ二転三転。殺意のてんこ盛りがあると・・・、ね^^;
読み応えは充分。学園ミステリとは思えぬほど凄惨な事件であるけれど、読み始めると一気に最後まで引っ張っていく力があると思う。今回は図書館で借りたのだけれど、是非手元に置きたいと思う。一度読んだだけで満足できるようなミステリではないからだ。何度も何度も読んでみたい。そう思わせるミステリ。
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あー面白かった!昔よく読んだ作家。後半のどんでん返しは一気に読んだのでちょこっと再読して咀嚼。
クリスティをもう一回読もう。
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いやはや、これはいいね。本格だけでなくサスペンスの部分もあるし、裁かれない犯罪をどう裁くかという問いに対する某登場人物の対処の仕方も良かった。
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アガサクリスティーの作品を取り入れて、全体を通してみるとおおむね強引なところはなく自然にとまっていました。ただ、引き込まれるような感じが足りなかった。だから、せっかく最後までうまく書かれているのに、淡々と読み終わってしまいました。
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アガサクリスティの名作、
そして誰もいなくなったのオマージュ的作品。
テンポのいい展開にページは進むが、
どこか消化不良な感じ。
読めそうで読めない、先の読めない展開は相変わらずウマい。
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偶然起きた一つの事故が連続殺人へと発展していく。
人間って案外そんなものかもしれないなぁ・・・と思ってみたり。
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アガサクリスティのそして誰もいなくなるを
学校の七夕祭で演じるんだけど
それになぞらえて殺人が起こる
っていう、よくあるような、ストーリー
でも、今邑さんらしい
ちょっと陰をもったような
どんでん返し的なのがある
そんなストーリー
だけど、なんか、いつもみたいに
ねっとり感がないというか・・・
あっさりしすぎというか。
どなたかも書いていたように
淡々と終わってしまった!
最後の含みのような含みじゃないような
んーーーって感じで★3つ!