紙の本
そうか!「ものさし」を変えればいいのか
2010/06/12 23:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジョニー平塚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先日、友人数人で話していたら、どこの会社も既存のビジネスが行き詰っていて、みんな新しい儲け口を探せといわれているという話になった。なんだか日本中のサラリーマンが、新規ビジネス開発に血なまこになっているような有様だ。
でも、新しい儲け口なんて、そう簡単にころがってはいない。それに、金儲けをすることに、一生懸命になれない自分もいる。どうせ新しい仕事を作るなら、心の底から本気になれる仕事がしたい。
そんなことを考えていたら、書店で楽しげな表紙の本を見つけた。『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者・坂本光司さん、ファザーリング・ジャパンの安藤哲也さん、博報堂こどもごころ製作所の軽部拓さんなど、「幸せな仕事」を作った11人の先駆者のインタビュー集だ。
キーワードは「ものさしを変える」。世の中こうあるべきだと思い込んでいた古い価値尺度を疑ってかかり、新しい幸せの尺度を自ら作り出していくことを「ものさしを変える」と表現している。社員がいちばん幸せな会社を目指す、パパ力で子育てを変える、こどもごころで日本を変えるといった「新しいものさし」の実例が並んでいる。
大金持ちになることも、大きな組織で出世することも、もはや幸せとは信じられなくなった人たちに、新しい生き方と、新しいビジネスのヒントを指し示してくれる本だ。
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(※図書館の返却期限が過ぎてしまった為、未読了)
読書のものさしを変えたブックディレクター・幅さんのお話がとても勉強になった。
羽田空港の雑貨屋さんTokyo's Tokyoにて、行き先別にセグメントし、その地域にあった本が紹介されている。東北なら「風の又三郎」など。これは、本との新しい出会い方の提案である。
「今は主語のある情報が少ない」と幅さんは言う。幅さんであってしても、世の中の全ての本を読むことはできないし、読んできた本には偏りがあるという。「一人の人間の好奇心と、自発的に何かを伝えたいという食器衝動が大切になってきていると思います」との事。私の頭の中にも、いつかBook cafeをやりたいという思いがある。しかし、自分の読んで来た本には非常に偏りがあることも分かっている。だけど、こういうシチュエーションではこういう本を読んでくれたらいいなという「思い」の方が必要かもしれないと思った。
幅さんは、パークライブラリーも企画実施した。芝生の上で寝転んで、ぱらぱらと本が読めるイベント。テーマごとに三冊の本をバスケットにつめて用意しておき、参加者は好きなバスケットを持って、思い思いの場所にねっころがる。疲れたら寝ても良いしカレーを食べても良い。
「★こういう空間で、こんなふうに座りながら、こんな感じの本を読んだら気持ちいいんじゃないか」・・・「幅さんは、こうした身体性と好奇心を隣り合わせにしたような部分を核に、本とめぐり合うことで始まる幸せのものさしを変えようとしていた」
★みたいな思いって、本がよっぽっど好きで、さらに、読んで来た本の蓄積がないとできないことだと思う。
私も、本が好きな気持ちを磨いて、整理して、読んで来た本の蓄積を人の為に生かせるようなWORKがしたい!!
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おもしろかった。
頭がちょっと柔軟になった気がする!
常識やセオリーにとらわれず、自分なりの「しあわせ」を持つ時代!
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感想はこちら → http://mdef.blog29.fc2.com/blog-entry-60.html
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博報堂有志による多様な価値観の提示。いい話に終わらせず、マーケティングに結びつけているところが博報堂らしいですね。図書館予約数は17(2010/08/14現在)です。
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閉塞感を打開する生き方・考え方を提案。新しいアイデアで社会を生きる実践者の取り組みを紹介。
ブログにも記事をアップ。http://ameblo.jp/yuuki-wo/entry-10625542038.html
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読書のものさし
ブックディレクター 幅さん
•好奇心が呼び覚まされ、人生の選択肢が広がり、幸せのものさしの目盛りもちょっと広がっていくはず
•秋葉原無差別殺人
梶井基次郎『檸檬』を読んでないはず。
読むことで、選択肢が増える。『檸檬を置く』と『人を刺す』
学校のものさし
シブヤ大学 左京さん
•誰でも先生になれて、誰でも生徒になれる。お互いが学び合うことで、街と人が活性化する。
•講師は、どんなに有名人であろうが、講師料一律5,000円。その上、オリジナル授業を依頼
•受講は無料
•普通の学校教育で教わったことでは物足りない、企業の中で学べる知識は偏っている。もっと生きた知恵に触れたい、気づきが欲しい。そんな20代、30代の人のもやもやとした思いをシブヤ大学は見事に言い当てた
•モノとカネの時代から心の時代へ
•人は学ぶことによってもっと豊かになる
よりよい社会が、わたしたち一人ひとりが幸せに暮らせる社会であるとすれば、幸せとは何かと考えることが必要で、そのためには『学びの場』が欠かせない
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本屋で見てよみたくなったので図書館で。
博報堂(広告会社)がだしたから?
なんかちょっと冷めた目でよんでしまった。
でも、出てくる人で知らなかった人やプロジェクトもおおく
そういうのが知れてよかった。
いろいろこの本をきっかけに調べてみようとおもった。
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少し目線を変えて、新しいビジネスやサービス、生き方、を生み出してきた人々のエピソードを紹介。
それぞれのエピソードの終わりに、
どういった部分が「新しいものさし」なのか、
そしてこのものさしを活かしたらこんな新しいビジネスやサービスに
派生させることもできるんではないか、
といったような広告会社が著者だけに、という見解がつく、
という本の構成。
なんだけどその見解の部分は必要かしら・・・と思う部分も。
しかし、ダイアログインザダークや、大地を守る会、房総R不動産、
ブックディレクターの幅さん、TABLE FOR TWOやシブヤ大学など、とりあげられているエピソード自体は面白く読めました。
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テーブルフォーツー
低カロリーメニューで20円寄付
寄付する方にも見えるメリット、お互いが、Win-Winになる
献血とアスリートの血液検査
シブヤ大学
根本は、教えたい人と教わりたい人のマッチングサービス
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「よのなか」ってこういう視点で見るとまた別な発想がある、という言われれば当たり前のことを様々なケースを通じて理解することができます。なかなか毎日通勤電車に揺られていると忘れてしまうことが多いので、視野を拡げるためにはとても役にたった本でした。このところ「いいね」というモノやサービスがなにか変わってきたぞ、ということを感じさせてもくれた2010年、おすすめ本の1冊でした。
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序盤はすいすい読めたが、後半はイマイチ。「発想の転換」についての本ですが、あまり得られるものはなかった。
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幸せに関しての新しい価値観、新しい考え方が載っているのかなと思って読んでみたら、中身はビジネス・起業色が強かった。
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これまでの当たり前を、ちょっと見直してみたら、実はそこに新しい価値が眠っていた…。
この本に登場するのは、ものさし=一般的とされている考え方 が生んでいる負のスパイラルに早くも気付いた11人。
利益は後回し、人第一で考えたやり方が、結果的にお金を含めた正のスパイラルに変換された事実を目の当たりにすると、常識が全てじゃないと思い知らされる。
ものさしに合わせて、自分が幸せかを測るのではなくて、自分の幸せ像に合わせて、ものさしを変えるというやり方の有用性に気付ける。そして、11人のリアルストーリーを見ていると、「新しいものさしを作るのは大変だけど、楽しい」というのが伝わってくる。
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衣ちゃんのオススメ
読書のモノサシ
→身体性と好奇心
そのうち日本には、『競争』という言葉がなくなるかもしれないな、と思った。