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『時の尾』読了。
10年ぶりの再読でした。内戦直後の元少年兵たちが生きる場所を求めてその日暮らしの生活を脱しようする話。
ダークファンタジーながらも妙に現代社会の問題を反映していた。自分の居場所は自分で作っていくしかないけどその一歩を踏み出すのに誰かがそばにいたら勇気が出ると思った。
世界観がポルノグラフィティの「カルマの坂」なんだよなぁ…当たり前か、ポルノの晴一の作品だからその当時はファンってだけで買って読んだけど久しぶりに読んだらすごく読みづらかった…wごめんなさい。
その当時は読みづらさより好きが勝ってそんなことも微塵も感じなかったんだけど、、汗
読みづらさは仕方ないにしても(小説家ではないので)物語の展開はすごく面白かった。世界観がとても好き。
昔はよくダークファンタジーが好きで読んでいたけど、懐かしい気持ちになった。
そしてこの本を読んだ10年後にまたこうして読んでいて。その間随分と時が流れたんだなと感慨深くなった。
私も時の尾を掴めたかしら。
2020.5.5 (2回目)