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発想と企画の心理学 高橋誠 朝倉書店
序章:発想から企画までの創造心理学
発想に必要な5つの条件アイウエオ
あ:アイデアを出す:発想の300:1の法則←創造開発研究所のネーミングの経験則
い:インフォメーション:発想には多様な情報が書かせない。多角的、定性的、間接的
う:産みの手順:発想は発散思考で、そして収束思考で企画を生み出す
え:選り分け延期:発想時は発想に専念し、評価し選別するのは収束時とする
お:オリジナルを目指す:創造性の評価基準=流暢性、柔軟性、独自性、具体性
企画に必要な5つの条件カキクケコ
か:課題のポイントを明確に把握する
き:奇抜な発想をする
く:組み立てる
け:系統立てる
こ:個性を出す
プレゼンの5つのポイントサシスセソ
さ:触りを強調:提案ポイントを強調して繰り返す
し:仕掛けの活用:ICTなどのメディアを効果的に活用
す:筋道を明確に
せ:説得を追求:専門知識で説明し、信頼性の向上を意識して説得
そ:即応で対応:本番ではアドリブも入れ、質問には即座に対応する
第一章:発想の大脳メカニズム
1:発想とは
個人や集団の考え方の特徴
良いアイデア:市川1944
アイデア生成
2:発想のシナリオ
孵化期のあるシナリオ(あきらめないで取り組む結果こうなる?)←→孵化期のないシナリオ
岡地・横地2008、横地・岡地2010
3:Geneplore Moel (Fink et al)
第二章:発想メカニズムの心理学
3:それは誰の問題か:問題に対するオーナーシップ
第三章:発想から企画までの問題解決手段
第四章:発想を導く観察技法
(1ページ目にIdeo Method Cardの写真が。。。)
1:企業人類学の登場
Buyers are liars→行動を直接観察せよ!
2:3種類の観察技法
参与観察・密着観察・非参与観察
3:何を観察するのか
めのつけどころ:家族構成を知るために洗濯物を見たり、競合スーパーを知るためにゴミ袋
出口から入り口を想像する
4:観察のポイント
対象に関心をもつ。五感を働かせる。思い込みを捨てる。フォーカスと視点を切り替えながら。観察地点を切り替えながら。記録をとりながら。
観察の七つ道具:ノートPC、デジカメ、ビデオ、ケータイ、ICレコーダ、ストップウォッチ
5:観察力の磨き方
半径一メートル・メソッド
わざと迷子になる
五感の地図を作る
写メ・リサーチ
第五章:発想を促す創造技法
1:発散技法
自由連想法:ブレスト、ブレインライティングなど
強制連想法:特性列挙法、チェックリスト法、マトリックス法
類似発想法:シネクティクス、ゴードン法、NM法
2:収束技法
空間型:KJ法
系列型:ストーリー法、因果分析法
評価法:ポイント評価法、順位評価法
3:統合技法
���散と収束を繰り返していく技法:ワークデザイン法、ハイブリッジ法
4:態度技法
瞑想型:自律訓練法、催眠、ヨガ、禅
交流型:交流分析、エンカウンターグループ
演劇型:心理劇、ロールプレイング
第六章:発想の瞬間とセレンディピティ
セレンディピティ訓練には、自由連想法、強制連想法、類似発想法がよい。それぞれブレスト、フォースと・コネクション、NM法がおすすめ。(NM法:課題設定→キーワード設定→類比発想→背景探索→アイデア発想)
第七章:発想・企画を成功させる集団心理学
1:創造企業の組織心理
組織:組織戦略、組織構造、m人材、人事基板、運営プロセス
9倍くらいの心理的ギャップを超えないとイノベーションは成功しない
組織構造上の工夫:発想・企画担当の非定常組織、多細胞組織の導入、地位序列の破壊
第八章:企画をまとめる創造技法
グルーピングやストーリかでまとめ、ポイント評価法などで絞り、企画書にする
第九章:企画を評価する考え方とシステム
1:生活世界の実態を説明できる創造性評価の理論
チクセントミハイ1988、文化、個人、社会の相互作用によるモデル
2:働くことにつながる創造性評価
Gardner,2007 五つの心:熟練した心、統合する心、創造する心、尊敬する心、倫理的な心
3:ポートフォリオ評価の効果と限界
第十章:企画書をまとめ上げる文章心理学
1:読まれる、理解される、採用される。企画書3*3の原則
見やすさ、簡潔さ、分かりやすさ
相手や課題を理解する、具体性がある、論理的
要件を満たしている、面白いと思わせる、要望に沿っている
2:企画書の構成:基本4要素
背景,目的,戦略,実施計画
3:企画書を書く前の準備:3つのポイント
相手・相手の要望を知る、課題を探り,仮説を立てる,仮説に基づき構成内容を決める
第十一章:企画を通す説得の心理学
1:企画を提案する
2:説得に影響する5つの要因:送り手,受け手,メッセージ,チャネル,状況
3:説得のプロセスモデル
4:ロジカルシンキング
5:説得のテクニック
6:プレゼンのテクニック
第十二章:発想と企画のための創造支援システムの実際
1:想像しえんシステムとは:Webインフラ
2:良い発想,良い企画:基本的考え方
3:レパートリーという考え方:個人内変動と個人間変動