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眼の位置、顎の形、毛の生え方や生態。何度見てもいろいろな見方ができて飽きません。
2010/08/12 16:38
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「飛んでいる昆虫」や「地面すれすれの虫目線」。海野さんの写真をはじめて見たときの、新鮮なイメージは強烈でした。本書でも昆虫のさまざまな魅力が鮮烈に伝わってきます。
週刊誌サイズの紙面に、それぞれ見開きで50種以上の昆虫。右ページは全面に「顔面写真」、左には「昆虫小百科」とでも言いたいような写真と説明。実物大の表示やスケールもさりげなく載っていてとてもよいアレンジです。
複眼がヘルメットのようにほとんど頭全体を覆ってしまうオニヤンマは、一体一度にどれだけを見ているのでしょう。角の両側に複眼のあるカブトムシは意外に小顔?な一方、同じように角を持つクワガタは平べったい頭の両端にあるため、眼と眼の間は途方もなく広い。アリの複眼は思いのほか(顔に対して)小さく、お間抜けな顔にみえます。眼の位置だけでも何時間でも見ていられそうです。
拡大され細部が分かる写真にはそれ以外にもみるところが一杯。虫好きさんはもちろん、昆虫を研究している人にだって発見するものがありそう。だって、研究者って研究対象には詳しくてもそれ以外は・・・ってところがありますから。
クマバチの飛行中の写真は、超高速で動いているはずの羽も止っているかのようにピントが合っている。そして背景のお花畑の美しい色合いとのコントラストも綺麗。季節やその昆虫の生息環境がよくわかることは勿論ですが、絵的にもお見事。そんな写真も満載です。
感想を書き出すときりがないのでやめましょう。とにかく、見るたびになにかを見つけてしまう、そういう写真集です。
「昆虫顔面大博覧会」(この時点で絶版)をベースに構成しなおしたものとのこと。確かに絶版には惜しい写真ばかりです。何度見てもいろいろな見所が見つかるのでこのお値段では申し訳ないような、永久保存版にしたい一冊です。
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