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イモリ 有尾類/アカハライモリ・アホロートルの仲間たち みんなのレビュー
- 佐々木 亨 (著), 川添 宣広 (編・写真)
- 税込価格:1,100円(10pt)
- 出版社:誠文堂新光社
- 発行年月:2010.6
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紙の本
ヤモリよりイモリが飼育しやすいようだ
2010/07/27 22:09
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:7ひきのこぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
イモリとヤモリの区別は出来ますか。一番、簡単な方法は、漢字に直すこと。「井守(イモリ)」は井戸の中を守り、「家守(ヤモリ)」は家の中を守る。つまり、川などの水回りで見かけるのがイモリで、家の中に棲息して、天井から落ちることもあるのがヤモリだ。棲息地の違いが分かれば、それ以外の特徴も分かる。動物分類学ではイモリが両生綱(カエルなど)、ヤモリは爬虫綱(トカゲなど)になる。この本は、イモリと、同じく両生綱有尾目であるサンショウウオの仲間の紹介である。
日本で最も見かける(手に入れやすい)イモリは、アカハライモリであり、それゆえ、前記のイモリとヤモリの“簡易”鑑別法で、腹が赤いのはイモリだともいえる。ちなみに、腹が赤いのは、敵に自分が有毒であるということを示す「警戒色」である。
飼育は容易。小型のプラケースで60cm水槽程度に、半分ほど水を入れ、コルク片などの陸場を設置。活き餌でなくても配合飼料で餌付いてくれる。上手に飼育すれば、12~13年以上も生きられれるという。
日本で広汎に分布するアカハライモリは、地域個体差も見られるようだ。だから、数体、あるいは10体以上もコレクションして、その違いを楽しむ人もいるらしい。
25年ほど前に、“ウーパールーパー”という奇怪な生物が流行ったことがある。誰が名付けたのかは定かでないが、正体は「メキシコサラマンダー」の「幼形成熟」個体である。「幼形成熟(ネオテニー)」とは、動物において、性的に完全に成熟した個体でありながら非生殖器官に未成熟な、つまり幼生や幼体の性質が残る現象のこと。「メキシコサラマンダー」の仲間「幼形成熟」は、「アホロートル」という名前もちゃんとある。しかし、日本で「アホロートル」だと響きが悪いということで、“ウーパールーパー”という名前をでっち上げたのだろう。
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