紙の本
断片ばかり
2010/09/24 22:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
大半のページが対談でうめられている. そのなかには,このギョーカイを知らないものにはちょっとおもしろいエピソードがいろいろある. しかし,すぐにほかの話にうつってしまうので,結局ほとんどなにもわからないままだ.
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電子書籍本をいくつか読んでみたけど、だいたいどれも似たことが書いてある。でもこの本は、いろんな立場の人が自分の考えをガンガン言ってるから読んでいて気持ちがいい。実際には理想書店の電子書籍版で読んだ。出てきた言葉をネット検索したいときにT-Timeはコピペできなくて不便。
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沢辺さんの頑固(わざと?)さがおもしろかった。絶対折れないのね。。
「談話室沢辺」の文化通信社・星野渉さんの章がおもしろかった。DNPの出版書店グループ化に関しては、(合併された)当事者ですら知らない内容がたくさん盛り込まれていたので、さすがは業界紙!という印象。
この本に参加している方々は、出版業界の中でも異色の人たちであろうから、すぐにこの通り事が進むとは思わないし、期待される展望ですら思わぬ勢力により抵抗を受ける可能性もあると思う。たとえそれが崩壊に向かっていると、誰もが理解していたとしても、戦後の慣例を変えることは並大抵のことではない。おそらくすったもんだしている内に、ある時期にどどっと崩壊してしまう業界なのだろう。さて生き残らなければ!
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『電子書籍と出版』(ポット出版、電子書籍版)読了。5章のうちの3章は過去にウェブで公開された文章(参照→ http://bit.ly/bNkkyn )で私も読んでいましたが、「文化通信」編集長の星野渉さんの「出版業界の現状をどう見るか」ははじめて知る話も多く、勉強になりました。
2010年からアマゾンが日本の出版社に働きかけている電子化への3つの条件「新刊が出たと同時に電子ブックを出せる体制を整える」「校了データを提供できるように整える」「それをいつでも提供できるように権利処理する」。フォーマットの話よりも権利処理関係が意外にややこしそうです。
ほかにも、出版社にとって一番うまみの大きいのは夏目漱石やドストエフスキーなどのパブリックドメインの文庫本で、それが青空文庫などの電子化によって収益を確保できなくなりそうとか。大日本印刷の一連の買収劇の裏事情とか。日販の総量規制の話とか。
「電子出版時代の編集者」「20年後の出版をどう定義するか」「編集者とデザイナーのためのXML勉強会」の各章もすでに読んでいたとはいえ、この時期にまとめて振り返っておくことに意味があると思います。
『電子書籍と出版』の電子書籍版は950円+税。書籍版が1600円+税。電子版はボイジャーが運営する理想書店で購入(単体アプリではなく書店アプリにストックしておく形)。ドットブックをiPhoneで読みました。
縦組み・横組み変換、文字サイズ拡大・縮小、キーワード検索機能はありますが、しおり機能、マーカー機能はなし。また「注」はリンク先に飛ぶ形式になっていますが、この「注」が小さくて、指では押しにくい(認識されにくい)ところが難点かと。
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Googleにしてもアマゾンにしても、ITO企業の方は広い意味での本の可能性を非常に高く評価している。
電子書籍ビジネスには多くから期待されている。
出版業界の今後がどうなるのか気になる。
出版社は相当なアドバンテージを持っている。まず編集の力。もうひとつはマーケティング力。
図書館がどんどん買うようになったら、電子書籍は普及する。
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パネルディスカッションとインタビューの内容をまとめた本。
注釈たくさんついているし、次にどこの範囲を知りたいかがよくわかるので最初の1冊としては良かったと思う。反面、まとまった知識はあまりない。