紙の本
CMとキャラはいいけど中身はイマイチ
2011/07/23 22:11
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekotukai - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャラクターは面白いし会話もテンポがいいのですが、事件があって執事がお嬢様との会話から謎解きをしていく
その後どうなったかとかがなく、次の話になる
本屋でのCMが面白かったから読んでみたのですが、短編すぎて枝葉が足りない
読んでみたらイマイチでした
「CMはすごく良かったのになー」と残念感が残ります
小説は実験レポートや報告書ではないのだから
もう少し事件と謎解きだけでなく、日常的な場面とか会話を増やして
キャラクターを活躍させて、尻切れトンボで終わらないように事件後の話も(解決するまで)書いて欲しいです
それこそ「アニメのコナンみたいに付けくわえるだけでおもしろくなるのになー」
「新人でページーがもらえなかったのかな?」などすごく残念に思えましたので、色々考えてしまいました
このキャラクターは長編で書くとおもしろいかもしれません
しかし、このシリーズの次回作が出ても
今のままの形式で書かれるなら
次回は絶対買わない事は確かです
紙の本
本屋大賞を受賞したことがまずいのじゃないかな。
2018/11/25 20:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題が先行し、あれよあれよという間に本屋大賞を
受賞してしまったら、なぜだか評価しない声が聞こえてくるという
不思議な現象に陥った記憶があります。
タイトルや扉絵が印象深く、読む前は悪い印象はありませんでした。
読了後に、これでは仕方ないかと思いました。
書評を確認したら、小説を好む人は全般的に低評価で、
軽めの作品やラノベを好む人の評価が高い傾向に思います。
ベストセラー的な煽りかたというよりは、ラノベ的な突拍子のない
掛け合いが特徴なので、皆さんの評価は妥当だと思いました。
小学校などで流行る謎解きなんとか探偵に近いものがあります。
つまり、ライトミステリーとしてまとまっていて、完成度が高そうなので
好みの問題ということです。
個人的には読まない作家さんに分類しましたが、それはそれ。
お嬢さまはアホですかみたいなセリフが好きならば、
読む価値はあるでしょう。
毎回殺人事件が起こり、お嬢様刑事が事件ネタを家に持ちこみ、
執事が安楽椅子探偵を決めこんで解決するという構成です。
全部で六話あります。
小説が好きな人に向けて書きます。
この作品では人が簡単に死にすぎるし、
死んでも誰もびっくりしなくて、泣きもわめきもせず、
ひたすら自分のアリバイを語っているのです。
だいたい、アリバイアリバイうるさいんですよね。
人が死んでいるのに、何も動揺せずにそんなセリフが
あふれるので気になります。
パズルと割り切るしかないように思います。
不自然極まりないですから。
なぜ低評価が目につくかというと、本屋大賞受賞が
一因ではないかと思うのです。
本好き書店員が選ぶ賞で本が読める人たちのはずなのに、
本当にこの本がNo.1と思ったのか多くの人が
疑問に思ったから、この反応なのでしょう。
何があったのか分かりませんが、邪推したくなってしまいます。
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待望の東川氏の新作。今作は烏賊川市シリーズ
ではなくお嬢様刑事さんとその謎多き執事による
コンビもの。そして短編連作。さらに表紙のイラストは
今をときめく中村佑介氏。...間違って売れちゃったら
どうしよう...w。
6編の事件からなる今作ですが、ミステリ的には
相変わらず緩めで、いくつかの事件はトリックも
犯人も含め結構分かり易い。個人的に好きだったのは
第四話ですかね。しっかりとその手掛かりを提示
していたにも関わらず、してやられた感のある
密室殺人もの。単純なだけに効果アリ。
メイン(?)どころの名探偵執事とお嬢様との
絶妙かつ軽妙な会話は流石のユルギャグな
クオリティでニヤニヤ度高いです。
シリーズ化...するのかな?
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執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生! 主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。
彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、事件の核心に迫っていきます。
本格ものの謎解きを満喫でき、ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステリです。
《2010年10月8日 読了》
【2010年】
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作者らしいユーモアミステリー。連作でも無い短編集なのでいまいち物足りない気もするがテンポ良く話が進むので読みやすい。
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令嬢刑事が捜査する事件を、毒舌執事が解き明かすミステリー。
上司の御曹司警部も含めて、キャラクターがおもしろいし、推理部分もライトな感じだけれど、そこそこ。
もし、続編が出たら、読んじゃいそう。
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東川篤哉初心者にも読みやすい作品。内容的には筒井康隆の『富豪刑事』や北村薫の覆面作家シリーズに近い短編連作集。烏賊川市シリーズのような「おいこら!ちょっと待て!」と言いたくなる大仕掛けもなく普通に面白い。ファンとしてはつい大仕掛けを期待しちゃうけどね。
やっぱこの人の作品は映像で見たいなあ。もっと人気が出てそういう展開になると良いのだが。私が長い間待望していた『富豪刑事』のようなモノばかりを書く日本人推理作家である。もっともっと売れるべきだし、もっともっと作品を読みたい。
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キャラクターが分かりやすくていいですね。軽妙な掛け合いも行き過ぎ一歩手前という感じで。スイスイ読めて気持ちいい、でもちゃんとミステリしてます。アシモフの黒後家蜘蛛の会を連想しました。あと、カバーイラスト、いいです。
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面白かった。毒舌執事も麗子お嬢様も最高。
東川先生の入門本として申し分なし。
でも、館島とかの長編も大好き!
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トリックは比較的易しめ。お嬢様で刑事の麗子とドS執事の影山のコミカルな会話に思わずニヤリ、としちゃいます。麗子は読みながら、北川景子以外思い浮かばなかったな…。
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装画に惹かれて読みました。
この著者はお初かな。
麗子も影山も風祭もみんなSなので落ち着かなかった。
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Bit of an impulsive "cover buy". Recently went to Japan and bought a shameful amount of books. This book was among those books.
Actually quite enjoyed myself reading it. Had simple, easy to follow stories of which all is solved by none other than the butler. I wish that the actual detective solved at least one case but oh well.
Maybe there's a sequel?
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ややコメディタッチのミステリ短編集。ミステリとしてのネタはきっちりと真面目なのですが。
ほんっとこの執事、むかつくわ(笑)。
でもこういうキャラ、大好きです。あくまでもキャラとしてだけで、会話でもしようもならぶち切れてしまいそうですが。これはちょっとシリーズ化してほしいなあ。
お気に入りは「死者からの伝言をどうぞ」。たしかに手がかりはきちんとあるものの、この論理の飛躍は見事。無礼な物言いするだけのことはあります。
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ミステリーを基本的に読まないから、他のモノと比較できないけど、
本当の推理モノからしたらちゃんちゃら可笑しいという程度でしょう。
軽いノリで読むものだね。
私は完全表紙買い。
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『殺人現場では靴をお脱ぎください』
ブーツをはいたまま殺害された被害者の女性。容疑者の家にあった白いハイヒール。管理人が見かけた被害者の様子。階段を駆け降りる足音の秘密。
『殺しのワインはいかがでしょう?』
家政婦との結婚を望んでいた被害者。反対していた親族。毒を盛られて死んだ被害者。
『綺麗な薔薇には殺意がございます』
薔薇園の遺体。藤倉ホテルの社長の息子が連れ込んだ女の死体。彼女の飼っていた黒猫の秘密。薔薇のベッドに寝かされた遺体の謎。
『花嫁は密室のなかでございます』
年の離れた男との結婚式。元隣家の弁護士の男。密室で刺された麗子の後輩の謎。執事が口にした「お嬢様」の秘密。
『二股にはお気をつけください』
ぎっくり腰になった男性が目撃した容疑者の身長と店員がみた女の身長の差の謎。裸にされた男の遺体。
『死者からの伝言をどうぞ』
殺害された消費者金融の女社長。社長と対立する息子。投げ込まれたブロンズ製のトロフィーと消されたダイイングメッセージの謎。
2010年9月23日読了