紙の本
キラキラ輝いていたころ
2010/09/04 12:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハルチカシリーズ第3作
吹奏楽の甲子園『普門館』を目指しコンクール出場する弱小吹奏楽部。
コンクールの合間を縫って
高級犬をめぐる騒動など
ちょっと変わった謎ときも続いている。
何かに打ち込むいちずさ、
同じ目標に向かって手を携え力を合わせる仲間たち
それは青春そのもので
今はもう帰らない夏の日の様な
眩しく
キラキラ輝いていた日々を懐かしくかみしめる
温かい物語たちだった。
次回はぜひこのシリーズの長編を読みたい
紙の本
吹奏楽にかける高校生の青春小説
2017/02/02 14:07
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投稿者:ひめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
*ハルチカ*シリーズ第三巻。
「ジャバウオックの鑑札」「ヴァナキュラー・モダニズム」「十の秘密」「空想オルガン」の四部構成。
今回は親の想いが中心のテーマ。
高校生の領域を完全に越えてます(笑)
スケールが大きいです。
「ジャバウオックの鑑札」
もっともらしいこと言ってても、それが真実とはかぎらない。真実とは証拠をもってして隠せる。
本当の真実を見据えられるようになりたいですな。
犬にこめた親の想いが偽りの真実の仮面を剥がしたと信じたい。
「ヴァナキュラーモダニズム」
ある意味スケールがでかい。どんなに不肖の息子でも親は気にかけてるんだな。
世の中には常識というものがある。だからわたしたちは常識という物差しで物事を図ろうとするけど、それが盲点となって何か見落とすこともある。
「十の秘密」
他校吹奏楽部員の女子高生たちの問題をチカちゃんとハルタが解決する話。
彼女らの見た目恰好は派手でケバケバしいけど、友達想いで案外義理堅い。
人は見た目によらないってことかな。
きっと彼女らは大丈夫。
「空想オルガン」
友情と親の想いが混ざり合ったお話。
やっぱり、彼は人をからかうような言動が目立つけれど悪い人ではなかった。たぶん不器用なだけ。
事件。ほんとに事件。チカちゃんとハルタは直接関わりないけど。
スケールがでかい。
全体通して、人の想いがたくさんつまった本でした。
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吹奏楽の“甲子園”普門館を目指すハルタとチカ。ついに吹奏楽コンクール地区大会が始まった。だが、二人の前に難題がふりかかる。会場で出会った稀少犬の持ち主をめぐる暗号、ハルタの新居候補のアパートにまつわる幽霊の謎、県大会で遭遇したライバル女子校の秘密、そして不思議なオルガンリサイタル…。容姿端麗、頭脳明晰のハルタと、天然少女チカが織りなす迷推理、そしてコンクールの行方は?『退出ゲーム』『初恋ソムリエ』に続く“ハルチカ”シリーズ第3弾。青春×本格ミステリの決定版。
《2010年9月4日 読了》
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<内容>吹奏楽の“甲子園”――普門館を目指す穂村チカと上条ハルタ。弱小吹奏楽部で奮闘する彼らに、さまざまな事件が持ち上がる。青春ミステリの決定版、ハルチカシリーズ第3弾!
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どういう人物相関なんやっけー、と探り探りでしたが、序奏で早々に解決できました。ちょっと書いてくれてた。
面白かったです~。続きが楽しみ。
ハルチカシリーズっていうのね。初めて知りました。
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ハルタとチカの仲良しさがすき。今回は熱血吹奏楽部奮闘記感が強くて面白かった。先生の過去もますますも気になる!せりざわさんの回です。
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吹奏楽部、チカ&ハルタ・シリーズの第3弾!心待ちに
しておりましたよー。
とうとう今作では吹奏楽コンクールに出場するんだね!
色々とあって回り道もしたけれど、仲間も着々と揃ってきて
いよいよ、彼等の夏が始まる!
いやー、ワンピースで言うと、遂にグランドラインに
突入って感じですねーw。
バリバリにコンクールモードの為か今作はチカとハルタの
絶妙のコンビ漫才はややトーンダウンしていますが、
相変わらず彼等の周囲には変な「謎」がいっぱいです。
高級犬を巡っての騒動やハルタのお引っ越し。なんと
ハルタくん...◯ー◯◯◯になっちゃいますw。
さらにはこの話には強烈なキャラのハルタ姉が登場。
今後もちょいちょい登場して楽しませてくれそうですね。
表題作はダイレクトに彼等には関連しないエピソード
なのですが、ようやく晴れて仲間になりそうな
「芹澤さん」のターンです。ワンピースだと「ロビン」かなw。
「オルガン」の言葉に隠された意図のシーンでは、やはり
ただの青春小説ではなくミステリなんだなーと痛感。
もう既に続きが読みたくてウズウズするー!
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このシリーズが好きすぎて、読んだ。
これが俺のSweetsだ。
ページを開く指が震えて、読み終わるのが惜しくて、それは美味すぎるレアチーズケーキを食べ終わるのが惜しいのはこんな感じか。
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このシリーズはコメディっぽいところとシリアスさの加減がチグハグなので違和感がある。もっと面白いはずなんだけど?と思いながらの3冊目。
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感想はブログにて。
http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-177.html
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ハルチカシリーズ。今回はコンクール進出。「頑張れ!」と応援したくなりますが。やはりいろいろな事件が起こってしまったようですねえ。でもどの事件も魅力的で、連作を通しての真相にも驚かされました。
お気に入りは「ヴァナキュラー・モダニズム」。うわ、すごい! それぞれの細かな手がかりを集めて真相が浮かび上がる、という謎解きも楽しかったけれど。あまりにとんでもない真相にもびっくり! だけどこういう遊び心は好きだなあ。
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「退出ゲーム」「初恋ソムリエ」と続いたハルチカシリーズの第3弾。
吹奏楽の「甲子園」と言われる普門館を目指すドタバタな吹奏楽部に降りかかる『日常の謎』系のミステリ。
個々の謎は独立した連作短編集とはいえ、「退出ゲーム」から登場人物、ストーリーが続いているので、この一冊だけを取り出してもおもしろみに欠けます。
今回の4編はどれも小粒ですが、魅力のあるものばかり。
個人的に好きなのは「ヴァナキュラーモダニズム」。3階建てのアパートに日々響く僧の錫杖の音。それは幽霊なのか、そうでないのか……
馬鹿馬鹿しい結末ですが、映像的に見てみたいと思わせる作品でした。
ライトな感じのミステリですが、楽しい小説ですよ。未読の方は「退出ゲーム」から是非。
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ハルとチカのシリーズ第3弾。連作で、4編収録。
「ジャバウォックの鑑札」「ヴァナキュラー・モダニズム」「十の秘密」「空想オルガン」
大好きー!
ヴァナキュラー~が好きだなー。そんなばかな、と思ってしまった。
表題作もよかったけど。
「どうかこのまま真夏の日に凍え死んでほしい」
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ハルチカシリーズ第3弾!!
ついに地区大会、県大会、そして東海大会へと進んできた
清水南高の吹奏楽部。
大会の合間にも様々な事件が起こります。
今回も、特にヴァナキュラー・モダニズムなどは
作者の知識の幅広さに驚きました。
ハルタの家族構造がみえてきたりして
ミステリ内容にも心がほっこりさせられました。
十の秘密では重たいテーマを部員全員で抱えて
だけど明るい未来が垣間見えて、仲間っていいなーと(´;ω;`)
そして表題作の空想オルガン。
オレオレ詐欺の犯人とチカの交互になる語り口が新鮮で
最後にはもう、やられましたねー!!
オルガンってそういう意味だったのかと・・・。
こちらも重いテーマですが、晴れ晴れとした気分で終わったので
いい読了感でした。
やっぱハルチカシリーズ読むたびにおもしろくなっていく気がします。
最新刊が待ち遠しいです・・・。
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やっぱりハルタとチカちゃんは良いコンビ☆謎にはらはらしながらも楽しんで読めます。短編だけど、最後にこの1冊を通した謎が解けた時はすっごくビックリしました。