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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.2

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8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

色の世界にあこがれて

2010/09/04 21:27

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

まっくろくろのおばけちゃんの姿を見て、しばし考える。

この子は、誰に、何に、似ているんだろう。

大きなまっくろの頭

つんととがった頭の先

はじっこにまぁるい目

下にちょこっとついている口

どのキャラクターに似ているというのではないのだが、
そして、個性的ではあるのだが、
なんとなく、どこかにいそうなのである。


この『まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん』の原題は、
"L'isola del piccolo mostro nero-nero"である。

タイトルを直訳したら「小さな怪物くろくろの島」となり、
だいぶイメージが変わっていたと思う。

ちょっと怖そうではないか。

「まっくろくろ」を形容詞にして、「おばけちゃん」を名前にしたことによって、
日本語らしさを生かして、かわいらしさを出すことに成功したのではないかと思った。

絵もかわいらしいイメージなので、
この「まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん」というタイトルはぴったりである。

「まっくろくろ」と言えば、「まっくろくろすけ」という言葉が浮かんでくる。

姿はちょっと違うけれど、大まかなところで、「くろいおばけ」というところは重なる。

くろくてかわいらしくてちょっと不思議なもののイメージは、
洋の東西を問わず、近いものなのかもしれない。


「まっくろくろのおばけちゃん」は、「まっくろくろのしま」で暮らしている。

家は、「まっくろくろのほらあな」で、
そこには、こうもりさんたちがぶらさがっているけれど、
こうもりさんも、また、まっくろくろ。

そういう設定なのだが、「まっくろくろのしま」の絵が
全部まっくろくろというわけではない。

島を取り巻く海の水の淡い水色と大地の黄土色、そして、黒い葉の生えた木などで、
絵で見ていると結構いいところなんじゃないかなぁと私としては思ったりもする。

落ち着いたな色が好きな大人としては、この色も好きだなと思うだが、
やっぱりおばけちゃんは、カラフルな世界に憧れがあるのだ。

まっくろくろのおばけちゃんは、写真が大好きなのに、
撮ったものは当然全部まっくろくろになってしまうから、
ちょっとつまらないなぁと思っている。

中表紙はできた写真を乾かしているところで、
こうもりさんも一緒にぶら下がっているかわいらしい絵なのだが、
写真はみーんなまっくろくろ。

おばけちゃんは口が下がってちょっとさみしそうなのだ。

そんなおばけちゃんに、まっくろくろのこうもりさんは、
「ふねを つくってみたら どう?
そうして しゃしんがとれる ほかのしまを さがしにいこうよ!」
と言い、おばけちゃんはふねをつくり、旅に出ることになった。

「みどりのしま」に着いたり、
「あかいしま」に着いたり、
島だと思ったら実は・・・などなど、
いろいろな経験を重ねていく。

個性的な絵の色や形とその変化は、
文字を読まずに眺めているだけでも楽しめる。

おばけちゃんは、なかなか写真が撮れなくて、
「ちっともうまくいかないなぁ」と
がっかりしたりもするけれど、
こうもりさんが前向きな発言をする。

ふたりはなかなかのコンビなのだ。

そして、まっくろくろのしまにもどってきたときには・・・。

旅に出る物語には、いくつかのパターンがある。

戻ってくる旅と戻らずに次に向かう旅。

この物語は、戻ってくる旅だ。

戻ってくる旅は、行く前と帰ってきてからでは
何かが変わっている。

それはささやかな変化かもしれないけれど、
主人公にとっては大きな意味があるのだ。

まっくろくろのおばけちゃんは、
帰ってきたときにはある理由でがっかりしていたのだけど、
ここでもこうもりさんの行動と発言が、元気にしてくれる。

こんなお友だちがお互いにいたら幸せだよね。


板橋区は1993年から毎年、「ボローニャ児童図書展」の絵本の寄贈を受けてきた。

2004年9月15日、今までに寄贈された世界80か国およそ2万冊の絵本をいつでも見られる施設として、
「いたばしボローニャ子ども絵本館」がオープンした。

「ボローニャ児童図書展」の寄贈絵本の収集とほぼ同時期から開催されてきたのが、
「いたばし国際絵本翻訳大賞」である。

第14回以降の最優秀翻訳大賞受賞作品は、出版されるようになった。

いたばしボローニャ子ども絵本館は、開館6周年を迎え、
9月12日(日)に記念おはなし会「おはなし☆フェスタ!」を開催する。

午前11時から11時30分に「大きな画面で楽しむおはなし会」が行われ、
第16回最優秀翻訳大賞受賞作品である『いたちのイジワリッチ・イタッチ』(英語部門)と
『まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん』(イタリア語部門)【本書】の2作品を、
大きなスクリーンで絵を楽しみながらおはなしを聞くことができるとのことである。

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紙の本

まっくろおばけ

2016/12/19 21:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんとなく私のイメージの中ではお化けって白か透明なイメージだったのでまっくろは新鮮。
鮮やかな色に憧れたまっくろおばけちゃんが旅に出る話。
全ての色を混ぜ込んだのが黒なんだよ~って小さい頃絵の先生に教えてもらった事を思い出しました。

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2010/09/30 14:18

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2010/10/07 07:05

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2011/03/01 21:34

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2012/08/21 13:35

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2014/07/24 21:39

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2023/06/03 00:40

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