紙の本
「リクルート」っぽいなあ。学ぶ点たくさんある
2012/07/06 09:45
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投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「事件」当時にリクルートで、広報室課長。その後「やりたかったこと」である映画業界、現在は、人材コンサルタント兼コンテンツプロデューサー。自分より9つ上の年代の著者であるけれど、略歴みただけでもかなり精力的だ。
その源は、「断らない」ことだという。新卒で望んでいなかった「人事」配属になったことから始まった考え方で、声をかけてくれた案件に対しては原則「断らない」姿勢を貫いていらっしゃる。当然に自らの業務は増えるけれど、そしてその増えた分に対しての報酬の伸びは比例していないけれど、必ずそこに何かを得て、そして自分を高めてきた。
そんなご自身の経歴を「実績」として、断ることによるチャンスロスを憂い、特に若い世代に対して積極的にやってみることへの重要性を説く。
冒頭に書かれていたように、基本的には若い世代へのメッセージである。自分世代は「対象外」であるが、それこそその理由をもって「断る」ことをせずに読んでみた。何より著者が、リ社の後、映画会社やその他のフィールドで、40代に入ってからも積極的に「新しい」フィールドに挑戦している姿に、勇気をもらえたのが大きい。
「断らない」ことの重要性はもちろん理解する。そして「その場では」経済的なメリットがない案件でも、真剣に取り組むことで、金銭以外のプラスが「必ず」生じることも実感できる(もちろんその「将来的な」メリットのため「だけ」に取り組むわけではない)。
そして著者の奨める「兼任のススメ」も理解できる。自分の枠が、視野が広がること、人脈がひろがること、 時間の使い方を工夫するようになること、体感としても理解できるのだ。
ここでいう「断らない」ということは、すなわち「新しいことへの挑戦」と理解する。著者のいう「これまでやったことのある範囲内でしかやらない」では、まさに自分自身の成長がない。そして年齢がいくつになっても人間は成長できるのだ、
若い世代には時間がある。若くない世代だって、実は時間は「つくれる」のだ。彼らと同じような時間の使い方をしていたらいけないけれど、彼らのもっていない「経験値」を元に、そして時間の価値を十分感じていることを背景に、 スピードアップ、効率的に時間を使えばよい。
若い世代向けのメッセージであっても、オヤジ世代の自分でも十分受け止めた。自分にだって出来るのだ。
一部テクニック的な部分もあるけれど、基本的には「アクション」してなんぼ、というメッセージである。逆に「若い時に十分動けなかった」という反省意識のある世代の方がビビッドに刺激を受けるかもしれない。
この本を読んで、まさに「今」取り組んでいるビジネスに対しての考え方を少し修正しました。こういうのは「縁」だと思うし、それを十分に感じて取り組むことも大事だと思いまして。あとは前を向いて走るだけだ。
人生、どこで何がつながるか、分からない。だったら、どこかで「つながる」かもしれないことを、「断らない」でたくさん経験しておいたほうが、面白い。その先に何か待っている可能性が高まる。今も大事だけど、未来も大事だし、未来があるからこそ今がある。
【ことば】...チャンスは万人に平等に降りてくるものだと思っています。要するに、それをチャンスだと思ってつかみ取るのか、何とも思わずに見逃すかの違いなのです。
それが本当にチャンスなのかは、一度受け入れてやってみるしかない。見逃したら最高でも「ゼロ」。やってみて駄目なら、最低で「ゼロ」。だったらどうすればいいかは明白だ。
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「断らない」というのは、簡単そうでやっぱり難しい。
でもこの本を読むとちょっとだけ勇気をもらえます。
公務員をやっていると断ること、自分のテリトリー以外の仕事をしないことが
保身の第一歩ですが、やっぱりそれを自分のポリシーにすることの恥ずかしさを
あらためて痛感しました。
「忙しい」という人間とすぐに断り文句を探す人間に魅力はないですね。
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本文より
○ポジティブでプラスのイメージを常に持ち続けてチャンスをつかもうという準備を怠っていなければ
必ずチャンスは訪れる。
○とりあえず求められることに応じてみる。そうすれば世界は広がる。あれこれ考え過ぎると、
人は動きが鈍くなる。そして立ち止まってしまうと、チャンスはスーッと目の前から去っていく。
○人は誰でも、その人にとっての「はじめて」があるから成長するのです。
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自分を持つことは大事だが、仕事の選り好みをする前に、まずは仕事をキチンと出来る人にならないと仕事はまわってこない。いらない人になることは簡単ですが、必要とされる人になるには、まずは仕事を断らない人になって、仕事を引き受けよう。そのコトで人間は大きくなるコトが出来る。いまの現代では、特に必要な考え方デスね!
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向いている仕事は、実は「他人」が知っている
人は誰でも、その人にとっての「はじめて」があるから、成長する
偉大な選手の才能の発掘には、必ず目利きといわれる存在があります
◆哀川翔さんの例
同郷の先輩である長渕剛さんから直々に出演依頼を受けたテレビド
ラマ『とんぼ』だけは、断ることができませんでした(中略)しか
し、そのときの「とりあえず」のチンピラ役が、その後の哀川さん
の人生を決定づけます
「断らない」ことは、「たまたま」と出合える世界とつながってい
くということ
人材の価値は、需要と供給のバランスで決まる
「代替」の利かない存在になれば、心の自由が手に入る
20代のときの貯金が、30代以降の成否のカギを握り、30代のときの
投資が、40代以降の豊かさを保証する
仕事の報酬は仕事
働く気が起きないなら、人から喜ばれることをやりなさい
「働きに見合う報酬のない仕事はしない」とか、「そもそも見返り
のない仕事はしない」という人がいますが、その発想だけだと、
「相手に喜ばれる」という喜びを失ってしまいます
予定調和の人生に、面白みはない
不景気でも仕事に困っていないのは、「断らない」人
肩書(キャリア)も、3つあると折れることはない
プロフィールをまとめておくということは、自身のキャリアと向き
合う一番効果的な方法
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断らない人は、なぜか仕事がうまくいく
2010/09/17
断らない人は、なぜか仕事がうまくいく
20~30代の人たちと話していると「僕、それはやらないと決めているんです」とか「私にはできません。そんなタイプじゃないので」と、最初から断る前提で物事を決め付けている人がいる。そういう人を見るたびに「もったいないなあ」と思う。特に断る理由がなくても、自分自身で枠を作ってしまい、そこから一歩も踏み出そうとしないのはもったいないことだ...
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■■ ビジネス選書&サマリー
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数56,369部>━
■今週の選書
■断らない人は、なぜか仕事がうまくいく
■田中和彦/徳間書店
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■■選書サマリー
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断らない人は、なぜか仕事がうまくいく
【1】
20~30代の人たちと話していると「僕、それはやらないと決めてい
るんです」とか「私にはできません。そんなタイプじゃないので」
と、最初から断る前提で物事を決め付けている人がいる。
そういう人を見るたびに「もったいないなあ」と思う。特に断る理
由がなくても、自分自身で枠を作ってしまい、そこから一歩も踏み
出そうとしないのはもったいないことだ。
若い人たちが「断る」傾向にあるのは、就活時のやや行き過ぎたキ
ャリア教育の影響がありそうだ。「自分探し」の末に「自己実現」
するのが理想とたたき込まれているのだ。
そのため、何もかも自分で判断することが正しいと思い込んでいる。
しかし、適性や適職などはは、自分ではよく分からないということ
のほうが多いものなのだ。
僕の周りで仕事ができる人の共通点は、人から誘われたり、依頼さ
れたりした時に「やってみましょう」と引き受けることだ。
同じように、成功者と呼ばれる人たちの多くが、目の前に現れた機
会を断らずやってみて、それをきっかけに大きな成果を挙げている。
大切なことは「まず、断らずにやってみる」という姿勢だ。
【2】
頼まれることの中には、ただ働きもある。報酬など受け取らずに人
を紹介したり、アドバイスをすることも大事だ。仕事を経済効率だ
けで選ぶと、スキルや知識が先細りしてしまう。
私は「相談に乗ってくれませんか?」「ちょっと協力してもらいた
い件があって」という話をよくいただく。そうして引き受けた案件
の半分くらいは、報酬をいただいていない。
そもそも、企画を立ち上げ、内容を練っても、結果的に流れてしま
うものも多い。だが、それは「割が合わない」ことではない。「た
だ働き」の中にこそ、宝が埋もれているからだ。
【3】
一般に、すぐにお金になる仕事は、アウトプット型の仕事だ。私の
場合、たとえば、雑誌や新聞に原稿を書くこと、講演会や企業研修
の講師などがそれに当たる。
一方「ただ働き」の仕事はインプット型だ。映画や本の企画をゼロ
から立てるには、下調べや勉強などが必要だ。そうした企画が成立
する確立は高くない。結果的に、ただ働きになる。
しかし、それが結果として新しい知識を増やし、今までにない人脈
を広げる。通らなかった企画書も、将来活用されるかもしれないノ
ウハウとして蓄積されていくのだ。
つまり、インプット型とは「報酬をもらわなかった代わりに、自分
の中に知識や経験やノウハウや人脈を吸収する」仕事だ。だから、
「ただ働きになるかもしれない仕事」でも、なるべく断らないのだ。
特に、人脈はインプット型の仕事の中に眠っている。どんな小さな
案件でも、一緒に仕事をしたことがあるという関係こそが、本物の
人脈といえるのだ。
【4】
仮に月に30万円を稼ぐ力があるとする。スキルや経験や人脈などを
ひっくるめた能力だ。その能力を使い、アウトプット型の仕事だけ
をしていれば、月30万円は稼げるはずだ。
だが、その間、チャレンジが必要な新しい仕事や、お金になりにく
い割に合わない仕事を断ると、インプットができず、いつまでたっ
ても30万円しか稼げないことになる。
逆に、割に合わなくても「断らない」姿勢でチャレンジすれば、一
時的には収入は減るかも知れない。しかし、新たな知識やスキル、
人脈が手に入る。その結果、やがて月40万円稼げるようになる。
これは、フリーランスだけでなく、会社員にも当てはまる。たとえ
ば、新入社員の時期は何から何まで教わりながら一人前に育てても
らう。その間、大した働きもない。つまりインプットの時期だ。
だが、プロの社会人として成長すると、会社に稼ぎをもたらす。こ
れがアウトプットの時期だ。このインプットとアウトプットを繰り
返しながら、会社は成長していくのだ。
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■■選書コメント
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人に頼まれた仕事は「断らない」ことを勧める本です。キャリア形
成やスキル向上のために、人から頼まれた仕事は、極力断るべきで
はないと著者は言います。
著者自身、自ら仕事を断らず、何でも引き受けてキャリアを築き、
好きな仕事にたどりつきました。そういう方が、自分や周囲の事例
を交えながら力説しますので、説得力があります。
頼まれた仕事に意外な面白さを発見したり、自分に適性があること
に気づいたりすることは、よくあるものです。たとえば「不本意な
配転で思わぬ力を発揮した」という話をよく聞きます。
だから、食わず嫌いをせず、頼まれたら、まず引き受けてみること
です。多少は苦労しますが、成し遂げれば感謝され、自分も活動の
舞台を広げることができます。
少し前に、断ることを推奨するベストセラーが生まれました。それ
を真に受け、断りまくった結果、周囲から声がかからなくなり、す
っかり仕事がなくなったという人が、私の周囲に何人かいます。
仕事を出す側からすれば、一度断った人には、二度との頼まないの
が普通です。気持ちよく引き受けてくれる人は、いくらでもいると
いうことです。そういう人が夢をかなえていきます。
本書には、各章の終わりに「まとめ」、そして「宿題」という形で
質問が投げかけられます。これを考えることで、本書の内容を自分
の問題として、じっくり考えることができます。
今の仕事が、自分に向いていないと考えている人、自分のやりたい
仕事がわからないという人、周囲に認めてもらえていないと感じて
いる人など、仕事とキャリアに迷う人に、特にお勧めします。
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◎このマガジンは、著者と出版社から掲載許可をいただいて配信し
ています関係で、無断転載はできません。ご了承ください。
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知らない分野でも、どんなに忙しくても、頼まれた仕事を断らず、きちんと仕上げることで、新たなチャンスが得られるようになる。それを続けることで、どんどん良いスパイラルが回るという話。
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自分は「探す」ものではなく「出会うもの」。出会いのチャンスを最大限増やすための積極的な「断らない」という考え方。自分も基本的には断らない方だけど、断らないスタンスにつきもう一度考え、本書でいう「断らない」スタンスを今日から実践していきたい。自分を成長させていくためにも。
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頼まれるのには理由がある。自分だから頼まれる。
だからこそ頼まれたことを断らずに引き受けることで、自分になかった経験が得られる。⇒結果自分にもプラスになる。
ただし、自分の信念、価値感を曲げてまでYESをいう必要はない。
映画「イエスマン」をDVDで借りて見た後、たまたまこの本を図書館で見つけて読んだので、妙に納得感があって、すんなり共感できた。買っちゃいました。
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いわゆる若者向けの仕事論だけれど、
心に響くコトバがたくさんあった。
「最近、シゴト断っていないだろうか?」と
自省する上でも、役立った本です。
田中さんの本はこれが2冊目だけれど、
もうちょっと読んでみようかなと思います。
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Hさんお勧めの図書です。
これを読むと、やれない(やらない)理由を並べて依頼を断ることが、恐ろしくなります。
読みながら過去の自分を振り返り、冷や汗が出てきます。
・期待は、いいほうに裏切るためにある。
・45分間スケジューリングで、時間効率を上げる。
という部分が個人的にはお気に入りです。
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自分が漠然と抱いていた不安を払拭させる一冊。いろいろな見方があるのでしょうが、「とにかくやってみる」ということが間違いではないことを感じさせてくれます。
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・何事も、まず断らずにやってみると良いという内容である。
・頼まれごとをされた時には、なぜ自分が頼まれたのか考えてみる。そこには、自分が気づいていなかった能力や才能があるのかもしれない。そして、相手の期待以上のことを成し遂げることにより、評価につながる。
また、急な誘いは相手の強い気持ちや直感が入っているため、人生を好転させるなにか不思議な力があるので、断らないほうが良い。
・本書では「人生はロールプレイングゲーム」だと例えられており、その内容にも納得であった。
*自分の時間を捻出しながら、いろいろなことに挑戦していきたい。
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流されるのもいいのかもしれない。『流されることで想像もしない世界に行き着くことがある』それに、必要とされてるところにいくのは、悪くない。役に立てるならそれは幸せだから。その断らない姿勢が新しい私に出会わせてくれる。
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自分が日々思っている事が、成功例として書かれており、頭のモヤモヤが解消された。
久々に良書に巡り合えた。
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必要ないことは断って、本質的で必要なことに集中していった方が良いという本があるのに断らない方が良いという真逆なことを言っているこの本に対して興味を持ちました。
「断らない」は能動で「断れない」は能動ということで、自分自身で取捨選択していこうということでした。
この本で勧められているのはどう考えても断らなければいけないことまで「断らない」を勧めている訳ではありません。
「断らない」ということが出来ることを前提に敢えて断らなくてもいいことまで断る必要はないのではないかということが書いてあります。
書評ブログ:http://ameblo.jp/toshinobook/entry-11527547717.html