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以下の点を知ったことが特に有益であった。
・70年代初頭の時期、長プラの適用先は社債の発行条件が最優遇の数十社に限定されていた。
・規制時代、信託銀行は大蔵省の指導によりコールの取り手になれなかった。
・都銀の女子行員はピーク時に比べ半減した。
・特金・ファントラの株式売買手数料のうち、20%が証券会社から信託銀行にキックバックされていた。
・バブル期の株式投信は銀行預金利率を上回ることが目標だった。
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銀行に焦点をあてて戦後の日本金融史を描く傍ら、「影の銀行」なるものの存在に迫っていくという内容だが、いかんせん影の銀行の定義が途中まであやふやで、半分ほど読み進めたところでやっと定義付けがなされる。しかし現状、「影の銀行」にあたる業種はは日本ではあまり受け入れられていないことを著者自身が認め、少し肩すかしをくらった印象がある。後半は内容もスッキリしており読みやすいが、シメがいまいちで読後感もあまりスッキリしない。
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第4章以外は蛇足だし、その第4章に関してもこれより良い説明は多く見かけますので、この本はスルーで良いと思われます