紙の本
世界は広い
2018/05/02 12:27
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本海外の、いろんな空港のことについて書かれた本です。
日本でも、ちいさな地方空港とかたくさんありますからね。
維持費だけでも大変なんだろうな。
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回送先:町田市立図書館BMそよかぜ号(さるびあ所属)
本書をはじめとする交通系のムック本には時折、知っている自分を誇らせるために知らぬ他者を貶めるような書き方をするという自己顕示がありありと見えて評者はウンザリすることがあるのだが、本書にはそうしたものを感じることはなかった。というのも、マニアの延長線ではなく、元パイロットということもあって、専門性よりもいかにして「お客様に語っていくか」という目線があるのだ。
そのため、本書を一読して航空機の機内誌の1ページを収録したような感覚を味わえる。もっともそれゆえに、マニアックなものを求める人には物足りないものに思えるかもしれないが、もともとマニア受けするのが一種の過剰包装なのだ。それを改めるいい機会だと思ったほうがいいのかもしれない。
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そういえば、ちょっと前に飛行機の本は読んだような…。
しまった、かぶったか、とも思いましたが、読んでみたら全然違う本。
この本では、空港好き(?)、もちろん飛行機好きで、自身がパイロットでも
ある著者が、いろんな空港に出かけて写真を撮っていく中でのエピソードなどを
集めたもの。
具体的な話と写真でかなり引き込まれて、著者の楽しみがだいぶ理解できた。
ビックリ空港というと、例えばテレビ番組などで、
「滑走路を道路が横断していて人が渡れる空港」などは良くあり、
実際、この本にも登場するのだけれど、そういうのだけではなく、
「滑走路の端に壮大な山が鎮座しており、(本来は風向きで離着陸の向きを変えるところが、)
方向が固定されてしまっている。」
とか
「圧倒的に滑走路が短いうえに、下り坂になっていて、一度走り始めたら、
もうよほどのことがあっても離陸するしかない。」
など、状況を考えると、これってビックリでしょ?的な空港を紹介していて、
その解説もしてくれるので、「なるほどぉ、確かになんでこんなところに作ったかなぁ」と、
著者と一緒に考えることができる。
(理由や経緯も、調べられた限りで教えてくれる。)
自分の趣味を押し付けるのではなく、自分が楽しんでいるやり方を、
読む人が入り込みやすいように紹介してくれて、とてもいい本だった。
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雰囲気としては、機内誌にあるコラム「“著者名”の世界の空港紹介」を大幅増補したようなもの。
ある程度の、航空的/世界の地理的知識を要求しながら、深くマニアックな飛行機の知識は要求されず、気持ちよく読めます。
著者の主観と豊富な知識が巧みに織り交ぜられた文章と航空カメラマンらしい美しい写真の数々は大いに楽しめます。
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斜面や砂利の滑走路は珍しく感じなくなった。砂浜に仮想的に作るスコットランドの滑走路、湖に結氷時と氷がない時だけ (つまり通年ではない) 仮想的に滑走路を作るカナダの空港は、すごい。スキーを履かせた飛行機で冬季輸送するところ。
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飛行機写真家のチャーリー古庄による、世界各地の珍しい空港紹介。
いずれも訪ねたことがない空港ばかりで、機会があれば行ってみたい。
特に、太平洋の島々を結ぶアイランドホッピングは興味をそそられる。
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『#世界のビックリ空港探訪記』
ほぼ日書評 Day468
面白かった! 読んでタメになることがあるかというと、そういう類ではないのだが、肩肘張らずに楽しめる娯楽としては素晴らしい。
自身がパイロットでもある著者の手になる写真も豊富で、このご時世、ちょっとした旅行をした気分も味わえる。
それにしても、信じられない立地や構造の空港の数々。滑走路の向こうは聳え立つ崖(通常、滑走路は風向きによって使う方向を選べるが、ここは片側が崖なので、一方通行)だったり、夏は水上飛行機、冬はスキーを付けて湖上に離着陸するのは地下資源探査に必要な物資を届けるためだったり、はたまた極限まで滑走路を短くするために12度もの角度をつけていたり(スキーの初心者だとちょっと腰が引ける程度の角度だ)と、実にユニーク。
この著者の本、何冊かあるようなので、時折息抜きに手にしてみたい。
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