紙の本
永遠なんてありえない
2010/09/25 15:33
7人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たたお - この投稿者のレビュー一覧を見る
『毒入りコメディー、ついに完結』
帯に、そう書いてあったよ。
毒って何だろう。
分かるような、分からないような。
誰かにとっては薬にもなるのだし。
忌み嫌うものではないことだけは確かだ。
終わらないものなんて何もない。
ずっとずっと続いて欲しいものにだって必ず終わりが来る。
安定した雇用も、政治的平和も、ずっと続いてくれない。
もしそんなものが目の前にあったとしたら、それこそが毒だよ。
だってそんなものは嘘だから。
本当のものを隠しただけの、甘い甘い、けれど体を蝕むジュースでしかないから。
希釈できるジュースは、ある日唐突に汚れた水になってしまう。
それまでどんなに美味しく飲めたジュースであったとしても。
ならばこの手で終わらせてしまおう。
けれどできることは終わりの印をつけることだけ。
続きが無いってしてしまうことだけ。
終わったって永遠も、ありえないことなのかもね。
さよなら、またね。
それっきりになることも、一緒のバスに乗り合わせちゃうことも。
不思議じゃないし、不思議でもある。
終わることも、終わらせることも、終わらせられることも。
同じように意味があって、同じように意味がないのかもしれないね。
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大好きでしたーーーー、冬目景さはぁーーーん。
ずっと捜してきたママが、ぬいぐるみに憑依しても日常な世界。
完結しない完結しないと言われる冬目作品、でも完結してしまうとこんなに哀しいのか。
いくらでも続けられるし、時間の流れとは切り離されてそうな作品だけど、キチンと作中で2年も経っていたり、最後に未来を予想・予感させたり、気持ちの良い終わり方だった。
キラー・トースター、怪奇大家族的迷宮(うる星やつらか、)、ブラックな金魚とか、話もとても面白かった。
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これまでの冬目景作品の中でも異色なこの作品。
シリアスなストーリーがありながらもその間に入るコメディ要素がお気に入りだったけど、残念ながら完結。
やっぱり、途中で休載したあたりが関係してるかと思うと、ちょっと残念だったり。
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割と急だった最終巻。
2巻くらいからとてもいいテンポの作品だっただけに、ここで終わるのはもったいないようにも感じられる。
見所:この時間が止まったようなバケモノの巣窟で
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かなり不思議なアパートを舞台にした非日常のお話も最終巻…面白くなってきたところだったんですが…。金魚とからしくない作風でよかったです。ロボットがいきなり標準定めて銃撃してきたり熊のぬいぐるみが斧振り回したりも面白かったー。せっかくなのでスピンオフみたいな感じで高校編も読みたい。
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冬目先生の作品にしては意外とはやく終わったなと思ったら開始が03年かwこの巻の中盤からはほとんど1話完結の話でしたが、テンポもいいしさくさく読みやすかったです。この勢いでほかの作品も・・・
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終わっちゃったの残念。非日常なのに、日常のお話が一話完結で詰まってておもしろかったです。派手な盛り上がりとかはないけど、かわいい。冬目さんの描く強がりでボーイッシュな女の子と、ちょっと情けない男の子は魅力的ですよね。
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いいキャラばかりで和む作品でした。終わるの勿体無いけど、流石にこれ以上キャラ増やすのもアレだし、掘り下げるのもナンだし、タイミング的には良かったのかもしれません。お疲れ様でした。
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不老になった少女とお化けマンションで暮らす少年のお話3冊目。
お母さんの問題が解決して、一応の完結。
あんまりまっすぐ進んでいなかったけど、おばけマンションエピソードの方が面白かったような。
ミリオタ女の子とおじいちゃんのお話がなんか好きでした。
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とくに三巻はおもしろかったっす。
毎度のコトながら、最終話のあの悲しいかんじがイヤなんだけど、またそれが良い!!
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冬目なのに最終巻。
巻頭一話と最終話を除いて、1~2巻のノリ。
アパートを舞台にしたドタバタ。
惜しげもなく色々起きるから楽しさが持続され、楽しく読み終えれた。
しかし唐突過ぎる終わりは残念。
文車館よりは好きかも。
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完結巻。いつでも完結できるようになっていた感じ。一話完結で非常に面白い。金魚のお姉さんが好きでした。
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可愛い女の子の表紙につられて読みました。
幽霊妖怪その他諸々とフツーのニンゲンが暮らすおんぼろアパートでのできごとが淡々と連ねられていきます。
コメディという括りになるのでしょうか。可愛い女の子を見たい人は是非。
不思議な不思議な物語。ふわふわとした浮遊感を味わいたいのなら読んでみればそのほっこりあたたかいくうきにしみいることでしょう。
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そこまで面白い作品とは思えませんでしたねぇ…特に二巻などは完全に中だるみしている感じがして、中途挫折しそうになりました…。
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、三巻も似たようなものなんですけれども、最後まで読んでみたらちょっぴし感動できますかね。その程度です。
ヽ(・ω・)/ズコー
著者はこの作品をコメディに位置づけたいみたいですけれども、今までの著者の作品からしてそれは不可能…っつかまあ、ゲラゲラ笑える作品になどなりようもありませんね!
ヽ(・ω・)/ズコー
ま、そんなわけでちょっとした寂しさ・切なさを味わえるラストシーンでしたかね。おしまい…。
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ついに完結で寂しい。
一巻発売時は、ゴシックホラーコメディという、あまり見ないジャンルへの挑戦かと最初は思ったけど、
不思議な下宿でのお話、というこぢんまりとした世界の物語になった。
でもそれでいいのかもしれない。
そのほうが作者の持ち味をよく表しているのかもしれない。
「ももんち」然り。
とうとつな幕ぎれだが、ずるずると引き延ばすよりはむしろ潔い。