紙の本
内容紹介
2010/08/02 18:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ビーケーワン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「嫌われた審判」から聖地での輝かしい舞台へ。
“あの”主審・家本が、すべてを包み隠さず告白。
「もう辞めるつもりだったんです、正直なところ。
もういいって、サッカー界にいたくないって」(本文より)
2008年3月に家本が主審を務めた広島と鹿島の試合。
退場者3名、警告11枚、PKでのやり直しが2回、
という荒れ模様を呈した試合での審判に、
敗北を喫した鹿島の選手たちは審判団に激しく詰め寄り、
サポーター数十名もピッチに乱入するなど、場内は大混乱となった。
同試合での問題を受け、家本は無期限の割り当て停止処分となり、
Jリーグの試合で笛を吹けない立場に追い込まれる。
2006年にも「スペシャルレフェリー」という地位ながら、
審判委員会から「一貫性を欠く」と判断され、
1カ月の研修措置を受けたことがある家本。
当時の記事のタイトルに「嫌われた審判」とまで書かれた彼が、
その後2008年7月にようやくJリーグの審判として復帰し、
2010年5月にはサッカーの聖地ウェンブリーで歴史的な試合を裁いた。
ファンからもメディアからも関係者からも疎まれる存在だった彼が、
輝かしい舞台に復帰するまでのすべてを、赤裸々に語る。
国際レベルでは高い評価を受け、
日本では逆境に身を置く嫌われ者
レフェリー家本政明の真実
★目次
ウェンブリーリポート
序 章 主審家本について
第1章 挫折と成長/支えてくれた人
第2章 自らのスタイルを確立する
第3章 日本における審判の立場
第4章 ウェンブリーでの経験
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サッカーの審判に対して、もちろん今までも敬意を持っていたつもりではいたが、この本を読み、家本さんの生の声で審判の仕事への理解を求める言葉を読んで、改めて審判に対しての態度を考えさせられた。そんな一冊でした。
ただ、全て家本さんの語りで進むので正直読みづらかった。
インタビュー形式でもよかったのでは?
また、家本さんの話の重複も多々あり読みづらさがあった。
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何を告白したいのか今一つピンと来ない、苦悩はよくわかるのだが。それでも審判という職業を理解するには意味深い一冊かな。
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話し口調で書かれている点が細かいニュアンスが文字から伝わらないという意味で残念です。
ただ、仕事に向かって真摯に向き合っている点と、どんなことも一流になるには相当な努力が必要ということを分からせてくれる点はすごく良いと思います。
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サッカー好きは必読でためになる本。他のスポーツ好きな人も何かを目指してる人にとっても凄く触発される、家本さんの真摯な仕事への取り組み方に。
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家本本人よりも家本の師匠に興味がわく。そんな内容。全編言い訳。
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サッカーの審判、家本政明さんの本。
ルール通りに正しいジャッジをしてもゲームが荒れれば審判の責任。
試合をスムーズに運営し、選手と観客を満足させられるゲームを作るには
レフェリーの裁量が求められる。
個人的には嫌われ者のイメージの家元さんですが、彼の審判としての信念、葛藤。良本。
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サッカーの審判という立場の特殊性から面白い考察を期待したけど、Jリーグの名物審判である家本氏の自伝的内容で、余りサッカーの審判論という赴きではなかった。
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図書館で借りて164Pまで読んだ。続きは買って読もうと思う。
この本、とても面白いです。
レフェリーのことを知る機会ってなかなかない。
スカパーではレフェリー座談会なんてものがあるらしいけど、
私は西村さんを中心にテレビ番組で取り上げられていたの見たくらい。
サッカー好きなら読んだ方がいい。レフェリーの見方が変わります。
普通、家本について知ってることって試合で犯したミスだけだと思う。
まぁ色々あったよね。荒れた試合とか人違いとか。
でもこの人は多分、
普通の選手やサポーターよりもサッカーのことをよく知っている。
自分でプレーしてたから選手の気持ちもわかるし
京都サンガで働いていたからクラブ側の気持ちもわかる。
もちろんレフェリーだからサッカーの正式ルールもよく知っている。
さらには夏嶋隆というトレーナーに弟子入りしていて身体にも精通している。
なかなかそんな人っていない。
私たちが知ることのない本当の試合の裏側も垣間見れます。
ピッチでは思ってる以上にいろんなことが繰り広げられているようです。
たしかに誤審は嫌ですし、しないでほしいですけど、
人間ですからミスはつきものです。
あんな広いピッチで22人+αを4~5人で仕切ってるってすごくないですか?
もちろん家本の主観であって、全部を鵜呑みにはしませんが
もう少しリスペクトする文化があってもいいと感じました。
ところで名前伏せてあるけど、あれ絶対森勇介の話だよね?w
体の動かし方の本出してほしいわww
師匠の名前、ネットで検索してもほとんどヒットしないのよね…
時ノ栖行ってみたいわ。
イングランドの国旗とユニオンジャックは違うと思います!
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2013/4月
Fujixeroxの事件は知らなかったが、家本主審を嫌がるファンがいるのでなんとなくカード出しまくるいやな審判とイメージしてたのが申し訳ない。
ちゃんとプロ意識と哲学と視点をと大事な家族を持ったよい審判でした。
最近一流選手や監督が審判のレベルを上げろとか(それももちろん重要だが)言うけど、熱く冷静さを失ったファンやプレイヤーに弁解や反論もできない審判をたたくのは不公平だと思いました。