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大半は竹内薫のエッセイ。後半1/3位が茂木健一郎との対談。二人は東大物理学科の同級生だったという。その中での「落ちこぼれ」「異端児」だったが故に境界人として現在のように広く活躍できているという。二人に共通するのは「文系」「理系」などのカテゴリーにとらわれず、その壁を越えて思考することができたこと。
アメリカと日本の「科学」の捉え方の違いや、似非科学に騙されない方法、数学と物理の違いなど、興味深いトピックが豊富で楽しい。
知という云うものは限りがなく、誰もがそれを追究する権利がある。それだけでも充分幸せだと思う。
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よく言えばコラムだけど、未編集な竹内さんのBlogと茂木さんとの対話logを抱き合わせた、かなり荒い作りの本。竹内さんの著書をコンプするのが目的の人にしかオススメしない。
それだけ頭のいい人がそろって、元々下らなく無意味な理系と文系の対立を語っているんだけど、このテーマはとってつけた程度にしか役に立ってない。この無意味な議論に何か得るところを創造してくれるかと期待したのだが…。
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テーマは「境界人」。
好きなことをやっていったら、結果的にそうなっちゃったという竹内薫、茂木健一郎の著作。(茂木氏は後半の対談のみ)
理系と文系の壁、英語と日本語の壁、数学と物理の壁、科学とそうでないものとの壁・・・・これを発想力によって、乗り越えようよ。考える力をつけようよって本。
話が多岐にわたってて、
0.1%でも科学はひっくり返るんだよ、
定量的に考えようよ、
日本は知の全てを捏造しないといけないんだよ、
理系文系の違いは渋谷から、銀座線か半蔵門線にするかの違いでしかないんだよ、
etc....
考えて、自分で基準を作り、生きる。
面白いです。
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教育者はやるべき事と、やってはいけないコトがある。これはマネージャもそうだ。
ウィトゲンシュタインの勉強は黒崎宏の著作
茂木健一郎は内田百間の阿房列車
竹内薫は永井荷風の墨東綺譚
KINDLEでは宮沢賢治、福沢諭吉
99.9%は仮説
マットルーカス
1100 WORDS YOU NEED TO KNOW[BARRON]
科学の2つの敵:宗教右派、環境左派
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確かこの本を買ったのは、Vabel Conferenceに茂木さんが出るからだった。途中まで読んで、しばらく放置してたので改めて読んだ。
本の半分は、竹内薫の原稿、残り半分は、茂木×竹内会談。
自分の周りに円を描いたとき、自分自身が円の内側にいるのか、外側にいるのか考えてみよ、という話に象徴されるように、常に広い視野で事象をとらえる必要があることを説いている。
この本を読んで、思ったこと。
本って、知識や思考を広くするために読んでいるようでいて、実は、自分が信じていることに対して更にその意味付けを行うために読んでいるのかもしれない。気づかないうちに。
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茂木さんはオマケ的な扱いなので、竹内さんの名前が大きくていいのに、共著みたいな表紙になってますね。
内容は日本に対する憤りを訴えてます。
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定性的な考え方と定量的な考え方のバランスをうまくとる。
自分の環境を変え、感動できることを増やすことで、「考えること」につなげる。
周りの意見、社会の仕組みに流される生き方ではなく、自分の基準、意志で生きていくことが大事。
「理系と文系の壁」。私にもあったその思考をくずしてくれた.
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「99.9%は仮説」の著者による「思考」についての本。脳科学で有名な茂木健一郎先生と同じ大学の出身なんだそうだ。内容は「ふ〜ん、そうなんだ。」と思いはしたが、あんまり印象に残らなかった。
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理系でもあり文系でもある親友同士の著者の本。
自分もレネッサンス人(境界人)みたいな人間になれたらなあ。一芸よりもそっちのほうが面白い気がする。
久高島の話がちょっと面白かった。そんな島があるのか。白い石を持って帰っちゃだめなんだとか。
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科学作家の竹内薫と、脳科学者の茂木健一郎の対談を書籍化したもの。序盤は竹内氏の「理系と文系の壁」「科学的にモノを見ること」「社会のからくりを解くこと」についての自論が披露され、その後茂木との対談に入っていく。
対談は、「ルネサンス人」と自称する二人の社会に対するスタンスについて。「ルネサンス人」=境界人、科学や芸術など特定の分野に縛られず何でもやる人。なぜ二人は、特に組織に属さず、あくまでも独立闊歩の道をゆくのか?以下はその点に関して、自分の印象に残った話。
▼脆弱性(心斎橋のホームラン王)
あるTV番組で、茂木は「心斎橋のホームラン王」と称されるおじいさんを取材した番組を観た。毎日の夕方、心斎橋にあるバッティングセンターに現れ、100発100中で「ホームラン」の的に打球を命中させ、帰っていく。そのおじいさんがポツリと一言、「あのバッティングセンターは経営不振で閉鎖される」と。
おじいさんはバッティングセンターを失うと、「心斎橋のホームラン王」という肩書も失う。しかしこれはおじいさんの話だけではなく、政治家、企業に勤める人々など大体の「社会人」に当てはまる。つまり、今自分に肩書を与えている場所がずっと存在し続ける保証なんてないのだと。この「脆弱性」に対し、人々はあまりにも意識薄弱すぎると茂木は指摘する。だから茂木は、境界人というスタンスをとる。それは今の世の中では非常に難しいスタンスだが、他業界の人々と仕事ができるくらい守備範囲を広くもち、かつどんな人と相対しても自分の基準で判断しながら対話をできるよう、独自の価値観を磨いているのだと。
「組織に属して失敗するのがコワイだけじゃん」とも捉えてしまいそうだが、おそらくイイタイコトは「境界人自慢」ではなく、とにかく身辺のリスクを自覚して、安穏とせず勉強した方がいいよ、ということだと思う。自分を振り返っても、給料も寮も日中過ごす場所も、全て会社に保障されているものであり、これらを突然失った時、自分は立って歩けるのか。「自分を磨く」って、何のために?って思うけど、脆弱性を認知して受け入れ、克服する力を磨くことなんだろうなと思う。
しかしそんな茂木にも、脳科学という図太い基軸がある。この基軸があっての、境界人的な活動なのだと思う。最近ビジネス誌等で「グーパーチョキ戦略」っていう経営戦略を耳にするが、茂木はまさに個人でこれを体現した人だろう。まずは「これについては私は特に詳しいです(自分にとってはIT)」っていう分野を作り(グー)、それを基に多業界とのコラボを図り(パー)、そして選択と集中を再度行う(チョキ)。まずは自分の基軸を造りたいものです。
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期待はずれだった。もっと踏み込んだ内容かと思っていたのに残念。突然、対話形式になり、読みにくかった。
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ついついタイトル、デザイン、著者で本を偶有的に選んだ一冊。
タイトル通り思考方法やテクニックを伝えるための本かと思ったがそうではなかった。
著者のこれまでの経歴や経験に基づいた話や学問の話、茂木健一郎さんとの対談を通じた物事に対する見解や知見がまとめられている。
・定量、定性での物事の考え方
・科学の話
・ヨットの絶対壊れないモーターの話
が面白かった。
一つの専門性ではなく多芸であれ。
枠にとらわれるなとのメッセージ。
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前半は竹内薫のエッセイ。物事への見方が自分の目指すところに近い。
88ページに記載の姿勢がよい。
後半の対決は、ワールドワイドでいい感じ!
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前半 竹内氏のエッセイ
後半 竹内氏、茂木氏 対談
自分は理系で理系だからこそ面白いと思えた気がしているが、
文系理系の境界線、すべての境界線が意味のないもの
日本人の固定観念の馬鹿らしさ
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一芸に秀でていなくても何にでも興味を持ち一通りのことが出来る器用貧乏人:ルネッサンス人のほうが今の時代つぶしがきいていいんだって!